急性副鼻腔炎 症例12

4歳3ヶ月

風邪で喘息気味になり、薬を服用中でしたが、耳痛を訴えたので、受診されました。
37.6度

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末梢血液白血球数 8,100/μl

白血球3分類  リンパ球 38.3%    3,100/μl
          単核球  15.5% H  1,200/μl
  顆粒球  46.2%    3,800/μl

急性中耳炎は認めません。
滲出性中耳炎も認めません。
しかし、急性副鼻腔炎は相当程度に認めました。
嚥下する時に、耳痛を引き起こします。
急性中耳炎を起こしやすい状態です。

発熱が有っても、
ゼイゼイ言う呼吸であっても、
急性副鼻腔炎であっても、
抗菌薬は、
この段階、この状態では、不要です。
CRPが高値でも。
水分が最も必要です。

ウイルス感染症に、抗菌薬を使って、体力を消耗させるのは、得策とは思いません。
分かってくださいヨ!
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# by hanahanak2 | 2008-07-26 16:31 | Comments(0)

急性中耳炎 症例94

初診3歳8ヶ月
現在6歳5ヶ月

未だ、中耳炎が治癒しません。

耳痛にて来院しました。

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現在、急性中耳炎のピークです。
鼓膜は激しく拍動していました。
粘膿性の後鼻漏が大量に認められます。
アデノイド肥大があります。
耳管開口部を塞いでいるようです。

白血球測定は省きましたが。
抗菌薬は使いません。
抗菌薬を使わないと、大変な結末を迎えると言うことは、考えられません。
むしろ、使ったから、何かが起こる可能性が高いと思うのです。
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# by hanahanak2 | 2008-07-25 15:44 | Comments(0)

扁桃周囲炎 症例5

成人
2週間前より咽頭痛が続くと初診されました。
周囲炎は軽度でした。

末梢血液白血球数 11,800/μl H

白血球3分類 リンパ球 20.3%    2,300/μl
         単核球   4.7%      500/μl
         顆粒球  75.0%    9,000/μl H

これでは、抗菌薬は使いません。
自信満々でしたが、
翌々日来院されて、咽頭を診てびっくり、
猛烈にひどくなっていました。

末梢血液白血球数 18,700/μl H

白血球3分類  リンパ球 9.8% L  1,800/μl
          単核球  3.8% L    700/μl
          顆粒球 86.4% H 16,200/μll H

ダラダラと経過していたのが、一気に細菌感染の急性増悪に転じたものと思いました。
ここで、抗菌薬を使う分けです。
それにしても、患者さんは、私の所に再診してくれたものです。
抗菌薬が本当に効くと、投与2日目、遅くとも3日目に最悪の状態を脱出するはずなんです。
連日の白血球検査がいかに重要かが良く分かりました。
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# by hanahanak2 | 2008-07-22 21:46 | 扁桃周囲炎 | Comments(0)

急性中耳炎 症例93

4歳3ヶ月

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末梢血液白血球数 13,000/μl H

白血球3分類  リンパ球 24.5%    3,100/μl
          単核球   8.4%    1,000/μl H
          顆粒球  67.1%    8,900/μl H

急性中耳炎・急性副鼻腔炎と診断したら、
とにかく、
ウイルス性では?
ウイルス性に違いない!
と、頭を巡らせるのです。
 
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# by hanahanak2 | 2008-07-20 16:19 | Comments(0)

扁桃周囲炎 症例4

19歳。

末梢血液白血球数 12,600/μl H

白血球3分類  リンパ球 15.8% L    1,900/μl 
          単核球   5.2%        600/μl
          顆粒球  79.0% H   10,100/μl H

視診では、どなたが診察しても、扁桃周囲炎の診断は容易です。
咽頭痛もひどく、開口障害もありました。

しかし、
白血球増多の程度は、ウイルス感染を示しています。
連日の白血球測定が可能なら、より確定的になるのですが。
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# by hanahanak2 | 2008-07-06 15:57 | 扁桃周囲炎 | Comments(0)

扁桃周囲炎 症例3

44歳
体温37.2度
1週間前より咽頭痛。
周囲炎の程度は軽いものです。

末梢血液白血球数 11,000/μl H

白血球3分類  リンパ球 19.2%    2,100/μl
          単核球   6.0%      600/μl
          顆粒球  74.8%    8,300/μl H

以前の私でしたら、扁桃周囲炎、即、抗菌薬と考えていました。
1週間も続けると軽快してきます。
抗菌薬が有効だったと信じていました。

そうではなかったのです。
ウイルス感染によるものが多くみられます。
この患者さんも、ウイルス性扁桃周囲炎です。
抗菌薬を何故使わないか充分説明しましたが、理解していただけたなら幸いです。
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# by hanahanak2 | 2008-06-19 12:54 | 扁桃周囲炎 | Comments(0)

急性中耳炎 症例92

6歳6ヶ月
初診は6歳1ヶ月
耳漏を来して来院しました。
鼓膜が裂けて耳漏を来しますと、元気になるはずなんですが、元気がない、食欲もない、
体温は36.4度。
咽頭をのぞくと、軟口蓋に赤い点状発疹、口蓋扁桃は白苔無いものの、どことなく浮腫状。

末梢血液白血球数 16,000/μl H

白血球3分類  リンパ球  8.2% L  1,300/μl
          単核球   3.4% L    500/μl
          顆粒球  88.4% H 14,200/μl H

圧倒的な顆粒球増多でした。
それで、
溶連菌の迅速検査をしますと、
陽性でした。

これらのデータから、溶連菌感染症は確実になりました。
渋々、抗菌薬を処方しました。

だから、今回の急性中耳炎は溶連菌が原因と言いたくはないのです。
上記の白血球パターンが続く急性中耳炎は未だ経験していないのです。
  
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# by hanahanak2 | 2008-06-15 17:57 | Comments(0)

急性中耳炎 症例91

2歳11ヶ月
体温36.8度。咳・鼻汁はずっと続いていました。
耳漏に母親が気付いて来院されました。

末梢血液白血球数 16,100/μl H

白血球3分類  リンパ球26.8%    4,300/μl H
          単核球 12.3% H  1,900/μl H
          顆粒球 60.9%    9,900/μl H

白血球が16,100/μlで15,000以上ですが、リンパ球が増加していることにより、
ウイルス感染症と判断しました。
急性中耳炎・急性副鼻腔炎には、口実を付けてでも、
抗菌薬を使わずに経過を観たいものです。
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# by hanahanak2 | 2008-05-31 21:43 | Comments(1)

急性咽頭炎 症例2

33歳
当院受診前日、38.5度。
受診時37.1度
のどが痛い、と。

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急性咽頭炎で異論ないと思います。

末梢血液白血球数 12,300/μl H

白血球3分類  リンパ球 11.6% L  1,400/μl
          単核球   5.7%      600/μl
          顆粒球  82.7% H 10,300/μl H

分類では細菌感染のパターンですが、白血球増多の程度が低いですので、
ウイルス性咽頭炎が強く疑われました。
翌日、再検しました。

末梢血液白血球数 6,900/μl
白血球3分類  リンパ球 12.8% L    800/μl L
          単核球   7.1%      400/μl
          顆粒球  80.1% H  5,700/μl
顆粒球の割合は多いですが、白血球数は正常に復していました。
ですから、抗菌薬は使わなくて良い分けです。
日にち薬が良く効きます。
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# by hanahanak2 | 2008-05-16 11:57 | 急性咽頭炎・扁桃炎 | Comments(0)

急性中耳炎 症例90 その2

11歳
1週間前、白血球数が20,400/μlだった子供さん。

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治癒にはほど遠いですが、最も苦しい時期は通過しました。
体調もすこぶる良くなっていましたので
血液検査は省略しましたが、白血球数も改善されていると思います。

取りあえず抗菌薬で様子を観ましょうではなく、
取りあえず抗菌薬無しで様子を観ましょう、
なんです

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# by hanahanak2 | 2008-05-15 08:52 | Comments(0)