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安易な抗菌薬診療は疑問です。

四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です.

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、繰り上げ100%ウイルス感染症です。
従って、抗菌薬診療は耐性菌をまき散らす行為と言わざるを得ません。

2歳11か月児。
右耳痛にて受診されました。
6月から中耳炎にて通院されていました。
オラペネム 4日分
オゼックス後発品 4日分
オゼックス 4日分
耐性菌用に承認された抗菌薬です。
右鼓膜切開も受けておりました。
安易な抗菌薬診療は疑問です。_a0082724_21400383.jpg
右鼓膜膨隆は高度。
自壊し耳漏を呈していました。
左も上鼓室貯留液が残っていました。
末梢血液白血球数:17,900/μl H
ヘモグロビン(Hgb):11.9g/dl。鉄摂取不足です。
白血球3分類 リンパ球数   6,400/μl H
       単核球数    1,400/μl H
       顆粒球数    10,100/μl H
疑いようのないウイルス性急性中耳炎、です。

これでもか抗菌薬診療は止めて欲しいです。
WHOの声明にあるように特にカルバペネム系とフルオロキノロン系抗菌薬を安易に外来診療に使うのは止めましょう。

当たり前のように乳幼児の貧血傾向が際立ちます。
糖質制限かつ高脂肪・高たんぱく・高カロリーの食事習慣が必要です。
食事で、繰り返す呼吸器感染症を克服出来るのです。

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「スーパー糖質制限」実行中。
8時半血糖値:106mg/dl。

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体格、疲労蓄積、ライバル… 錦織敗退を英紙分析「グランドスラムでの限界」
7/8(土) 18:32配信

ウィンブルドン3回戦、アグートに1-3で敗戦…ラケットを投げつける場面も
 男子テニスのウィンブルドン3回戦で、世界ランク9位の錦織圭(日清食品)が同19位ロベルト・バウティスタ・アグートと対戦し、4-6、6-7、6-3、3-6で敗れた。試合前まで4戦全勝だった相手に白星をあげられず、今季はいまだタイトルなしの日本のエースに対し、英紙「インディペンデント」は「グランドスラムでの限界」と報じている。
 第3コートで行われた試合は、3時間21分の死闘となった。2セットを連取され、追いかける展開を余儀なくされた錦織は、ダブルフォルト7本、アンフォーストエラー48本を記録(アグートのダブルフォルト3本、アンフォーストエラー29本)。最終セットの第6ゲームには、苛立ちからラケットを投げつける場面もあった。
 自滅のような形で16強進出を逃し、今季まだツアーで優勝できていない錦織について、英紙「インディペンデント」電子版は、「ウィンブルドン2017 ケイ・ニシコリの敗北はこのレベルでの彼の限界を露呈した」と特集している。
 記事では、まず錦織の持つ才能を評価。「IMGアカデミー出身者で、ケイ・ニシコリほどの才能の持ち主はほとんどいなかった。彼は素晴らしいショットメーカーで、素晴らしいストロークの持ち主。ほとんど誰よりも早くボールを見極め、動作も美しい。この男は疲れた足でもコート中を飛ぶように移動し、バレエダンサーのような動きを見せる」と賞賛している。
 ただその一方で、錦織は厳しい足枷をかけられているという。同紙は「今日の試合での残酷な真実は、ケイがフィジカル的な部分でほぼ毎回苦しんでいる」と分析。錦織の身長178センチ、体重75キロというデータを紹介し、「もっと体の大きな相手と戦わなければいけない」と報じている。
長年の疲労蓄積により、グランドスラムを戦い抜く難易度が高くなっていると指摘
 男子ツアーでは比較的小柄な体格を物ともせず、猛者を倒してきた錦織だが、記事では肉体的な不利はサービスに象徴されると指摘。さらに、故障などコンディションに苦しむ現状は、フィジカル的なダメージの蓄積が響いているとしている。
「(ここまで)ケイはライバルに対抗し続けなければいけなかったが、それがのし掛かってきている。度重なる故障を負っており、彼の脆さは大会を通じた高いレベルを維持することに対する苦心を意味している。特に、グランドスラムのレベルでは」
 錦織は2014年の全米オープンで準優勝を果たし、16年のリオデジャネイロ五輪では銅メダルを獲得した。しかし、長年最前線で戦い続けてきた反動から、5セットマッチでハイレベルな相手を破らなければならないグランドスラムを戦い抜くことは難易度が高くなっているという。
 グランドスラムの今季戦績は全豪オープンで4回戦、全仏オープンでは準々決勝、ウィンブルドンは3回戦で敗退となった。日本のテニス界を力強く牽引してきた錦織は、8月の全米オープンで海外メディアの厳しい声を払拭する活躍を見せられるだろうか。
ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer
  。

栄養サポートの重要性が問われています。
日本のオリンピックチームと同じような糖質たっぷりでは、身体も精神も持たなくなります。

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# by hanahanak2 | 2017-07-09 22:12 | 急性中耳炎 | Comments(0)

38度超えの発熱

四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

風邪症状は通常ウイルス感染症です。
抗菌薬診療は、耐性菌をまき散らす行為と言わざるを得ません。

20歳代の患者さん。
数日来の、「38度超え発熱・咽頭痛・咳痰」にて受診されました。
当初掛かりつけ医にて風邪との診断で、
クラリス 抗菌薬
カルボシステイン
ロキソプロフェン
レバミピド
を内服していました。

38度超えの発熱_a0082724_21373513.jpg
咽頭後壁(咽頭扁桃)が腫れています。
しかし、白苔はなし。
ウイルス性、濃厚です。
末梢血液白血球数:4,900/μl。
紛れもなく、ウイルス性急性咽頭炎、です。

投薬は、
モンテルカスト錠
フルティフォームエアゾール
を選択しました。

世界で耐性菌の恐怖が叫ばれている現状で、そんなに簡単に抗菌薬を使って欲しくないです。

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「スーパー糖質制限」実行中。
8時半血糖値:108mg/dl。

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耐性ある淋病が増加、新たな抗生物質が早急に必要 WHO
7/7(金) 23:01配信
スイス・ジュネーブにある世界保健機関本部(2005年11月7日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】世界保健機関(WHO)は7日、既存の抗生物質に耐性がある淋菌(りんきん)が増えており、淋菌感染症(淋病)が制御不能になる恐れがあるとして、治療のために新薬が早急に必要とされているとの声明を発表した。

 WHOによると、性感染症である淋病に毎年約8000万人が感染している。そうした中で既存の抗生物質では治療不可能な症例がますます増えているという。

 WHOのマーク・スプレンガー(Marc Sprenger)氏は、「淋病を抑制するために、新たな予防、治療、早期診断の手段とシステムが必要だ」「新しい抗生物質と同時に、迅速で正確な(現場で検査を行う)ポイント・オブ・ケア診断検査が必要だ」と述べた。【翻訳編集】 AFPBB News


人類の英知が試されています。

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# by hanahanak2 | 2017-07-08 21:54 | 急性咽頭炎・扁桃炎 | Comments(0)

予定外の穿孔閉鎖

四国徳島からです。
当院の基本方針
①抗菌薬の適正使用
②改善しない鼻腔・副鼻腔疾患には手術を提案。
③糖質制限の提案・普及。

耳鼻咽喉科疾患での受診に関わらず、血糖管理不十分な患者さんに頻繁に遭遇します。

そんな現在60歳の患者さん。
当院受診は昨年6月、受診理由は左耳漏でした。
予定外の穿孔閉鎖_a0082724_21445560.jpg
左耳漏を吸引清拭した後の状態です。
大穿孔あり、鼓室内からの排液でした。
過去の鼓膜切開後で穿孔が閉じなかったとの事でした。
末梢血液白血球数:9,200/μl。
大量膿性耳漏ですが細菌感染症とは言えません。
投薬なしで吸引清拭のみの処置を続けます。

さて、
当患者さんは心筋梗塞にてステント7本冠動脈に留置しておられました。
当院計測
10時血糖値:181mg/dl。
HbA1c:8.7%。
エクア
グリメピリド
ボグリボース
3剤の糖尿病薬内服中でした
その他多数の薬剤内服していました。

当然、糖質制限指導です。
ボツボツと糖質制限できるようになった7月初旬、耳漏停止したこともあり通院中断されました。

今年3月、左耳漏再発したので受診されました。
年末に、心筋梗塞の発作で8本目のステント留置されたとの事。
15時半血糖値:183mg/dl。
HbA1c:7.7%。
昼食はお寿司でした。
初診時よりは血糖値の改善はありますが、HbA1c:7%代は危険なんです。
再び糖質制限指導を続け、
4月、
10時血糖値109mg/dl。
HbA1c:7.2%
もう一息と思うも、耳漏停止で受診中断しました。

そして、今月、左耳閉感にて受診されました。
予定外の穿孔閉鎖_a0082724_22051590.jpg
あの大きな穿孔は消失していました。
鼓膜を綿棒で清拭するも穿孔はありません。
予定外の穿孔閉鎖です。
滲出性中耳炎の可能性がありますが、再穿孔の可能性がありますので経過観察に留める予定です。
16時血糖値:125mg/dl。
HbA1c:6.7%
昼食は豆腐・焼き鳥・豆乳。

糖質制限、出来ているよ!

お分かりのように、
血糖管理は、
クスリでは不可能です。
糖質制限で可能なんです。

なお、HbA1c:6%未満で、糖尿病合併症発生確率がより低くなります。

心筋梗塞は、糖尿病大血管障害のひとつです。

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「スーパー糖質制限」実行中。
8時半血糖値:101mg/dl。
朝食:目玉焼き:(卵1個・スライスハム1枚・シャウエッセン1個・刻みチーズ)・たれなし卵豆腐・油揚げピザ(キュウリ・刻み昆布・マヨネーズ)・蒸し大豆少々・チーズ1個。

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# by hanahanak2 | 2017-07-07 22:21 | 鼓膜穿孔 | Comments(0)

抗菌薬適正使用

四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、繰り上げ100%ウイルス感染症です。
従って、抗菌薬診療は耐性菌をまき散らす行為と言わざるを得ません。

30歳代の患者さん。
数日来の「咳痰・咽頭痛」にて受診されました。

抗菌薬適正使用_a0082724_21281672.jpg
右中鼻道道に大量粘膿性鼻汁。
右上鼓室に少量の泡状の貯留液を認めます。

末梢血液白血球数:6,800/μl

ウイルス性急性副鼻腔炎、です。
投薬は、
モンテルカスト錠
アドエア250ディスカス
を選択しました。

当患者さん、待合室に入ってから「止むことなく」咳が続いていました。
大抵の場合
①急性副鼻腔炎が原因の
②ウイルス感染症
です。
「白血球数とその分類」検査での確認してもらうと納得です。

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抗菌薬適正使用_a0082724_21484690.jpg
日進月歩のがん治療です。
AIが解き明かす、がん予防もお願いしたいです。
世界の人たちの願いは、低コストの予防です。

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# by hanahanak2 | 2017-07-06 21:55 | 急性副鼻腔炎 | Comments(0)

ため息が・・・・・・・

四国徳島からです。
当院の基本方針
①抗菌薬の適正使用
②改善しない鼻腔・副鼻腔疾患には手術を提案。
③糖質制限の提案・普及。

当院では糖質制限を診療の柱にして来院患者さんに勧めていますが、納得してもらえなく苦戦を強いられています。

現在84歳のお元気な患者さん。
初診は昭和63年でした。

当患者さんの血糖測定した初回は、
平成22年7月10日11時:134mg/dl。
耳鳴の治療していました。
内科で高血圧治療中とは聞いていました。
これらの数値には何の疑問も持っていませんでした。
平成22年9月15日11時:137mg/dl。
平成22年11月30日11時半:195mg/dl。
平成22年12月29日11時:198mg/dl。
平成23年10月20日11時:168mg/dl。

平成24年11月29年10時:232mg/dl。
私の糖質制限が10月より始まっていましたので、この血糖値には??????
内科での糖尿病薬を確認した分けです。
糖質制限を説明実行をお勧めしましたが、
平成24年11月30日11時:183mg/dl。
平成24年12月26日11時:257mg/dl。
馬耳東風。
平成25年1月22日11時半:128mg/dl。
出来た!!!
平成25年1月28日12時:248mg/dl。
平成25年2月5日15時:104mg/dl。
ホント?
平成25年2月25日11時半:217mg/dl。
平成25年3月21日16時半:114mg/dl。
平成26年10月18日12時:117mg/dl。HbA1c:6.0%
数値の上では良し。
平成27年2月5日16時:178mg/dl。

平成29年2月17日15時:145mg/dl。HbA1c:7.7%
ちょ----とマズイ。
平成29年6月29日11時半:250mg/dl。HbA1c:7.9%
非常にマズイです。
患者さんご本人も賛同してもらえました。
翌日、
平成29年6月30日15時半:117mg/dl。
「先生、ご飯パン食べてないよ」でした。

取っ掛かりが出来たかに思ったのですが、約束の来院がなくなりました。

普通に主食を摂る食生活は、必ず血糖管理が悪化いたします。
年齢的にも健康寿命を途絶させる体調不良発生を心配しています。

糖質制限が当たり前の社会の到来を望むものです。

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「スーパー糖質制限」実行中。
8時半血糖値:108mg/dl。

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ため息が・・・・・・・_a0082724_22225322.jpg
想定される病気、思わぬ大病。
予防・治療・支持療法としての糖質制限は欠かせません。

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# by hanahanak2 | 2017-07-05 22:28 | 糖尿病 | Comments(0)