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「白血球数とその分類」検査が決め手です。

抗微生物薬適正使用を心掛けた診療を行っています。

高校生の患者さん。
数日来の咽頭痛の為、救急外来受診。
急性扁桃炎の診断で、セフカペンピボキシル錠(フロモックスのジェネリックです)の投薬受けるも、
改善しないので本日当院受診されました。

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咽頭扁桃と口蓋扁桃に大量の白苔を認めます。
扁桃の腫脹は激しく、頚部軟部組織にも及んでいます。
発熱は37度。
割と元気そうですが咽頭痛ひどく食事量は激減しています。
末梢血液白血球数:12,800/μl H
白血球3分類  リンパ球数  7,800/μl H
        単核球数   1,900/μl H
        顆粒球数   3,100/μl
ウイルス感染症は、明らかです
ウイルス性急性扁桃炎・咽頭炎との診断になります。

抗菌薬は使う必要なしですよ。
そして、
セフカペンピボキシルはバイオアベイラビリティの観点から抗微生物薬適正使用から、
たとえ、細菌感染症であっても使って欲しくないですね。
「経口三世代セフェムへの決別」検索してみて下さい。

よって、
モンテルカスト錠と麻黄附子細辛湯カプセルを選択しました。

「糖質制限」も欠かせません。
病気の予防・治療・支持療法として重要と考えています。

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「スーパー糖質制限」実行中。
22時血糖値:104mg/dl。

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大変高名な耳鼻咽喉科専門医と思いますが・・・・・

「今はタンパク質不足が解消されている」
「欧米化した食事」の影響で鼻水を来す?
現在の日本人の食事は、「高糖質・低たんぱく・低脂肪・低カロリー」食に陥ております。

黄白色の鼻水・緑色の鼻水は細菌感染症との考えを滲ませています。
ハッキリとした抗微生物薬の使用基準を示して欲しかったです。

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by hanahanak2 | 2018-04-30 22:25 | 急性咽頭炎・扁桃炎 | Comments(0)

湿潤療法の応用です。

四国徳島からです。

綿棒・耳かきによる外耳道・鼓膜のトラブルで受診される方がおられます。

約半年前より、耳が痒い時に「耳かき」で耳かきをしていました。
次第にエスカレートし、最近になって耳漏を来し難聴も出て来院されました。

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「耳かき」で傷だらけです。
外耳道はもちろん鼓膜にも傷が及んでいる状態です。

最近の治療
①出来るだけの吸引清拭。
②塗布するのは「プロペト」です。ワセリンです。鼓膜から一部耳介まで塗布します。
③創傷被覆材「アルゴダーム」の小片の糸くくりを外耳道最深部まで挿入留置します。辛抱の限り留置をお願いします。
不快感がピークに達したら糸をつまんでアルゴダーム糸くくりを引き出してもらいます。
④通院は、毎日ですが、仕事もありますから来院出来る日に受診していただきます。

まとまった治療が出来、報告出来たらと思っています。

その他「肥満」「鼻道の高度狭隘化」「睡眠時無呼吸症候群の疑い」等の指導も予定しています。

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「スーパー糖質制限」実行中。
21時半血糖値:114mg/dl。

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食事との関係は無視出来ないと思います。
「糖質・たんぱく質・脂肪・カロリー」の摂取状況を真剣に解析して欲しいものです。

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by hanahanak2 | 2018-04-27 22:04 | 外耳道皮膚炎 | Comments(0)

抗菌薬ではなく抗微生物薬と言うんですね

四国徳島からです。
急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、繰り上げ100%ウイルス感染症です。
従って、抗微生物薬不使用の診療が正しいと思います。

5歳6カ月児。
4月11日、左耳痛にて受診されました。
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両側急性中耳炎です。
急性副鼻腔炎も当然認めます。
末梢血液白血球数:11,100/μl H
白血球3分類 リンパ球数 3,800/μl H
       単核球数   900/μl H
       顆粒球数  6,400/μl
明確な判定が可能な、ウイルス性急性中耳炎・急性副鼻腔炎、です。
よって、投薬は、
モンテルカスト細粒+メプチンドライシロップ、です。

1週間後、
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驚きの治癒達成でした。
鼻汁の改善は若干程度でした。

投薬は続けていただいて、
24日(今日)
鼓膜は、より透明度を増し、鼻汁も大きく改善していました。

本日の朝食をお聞きすると、
食パン、でした。
極力の糖質制限をお願いしました。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎には、抗微生物薬は不要と思います。

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「スーパー糖質制限」実行中。
22時血糖値:101mg/dl。

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栄養と健康を話題にする際には、
「糖質・たんぱく質・脂質・カロリー」を量的に質的にどう摂取するかを話題にして欲しいです。

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by hanahanak2 | 2018-04-24 22:34 | 急性中耳炎 | Comments(0)

4月7日発症。

四国徳島からです。
当院では、糖質制限を取り入れた診療を行っています。

今回は、末梢性顔面神経麻痺(ベル麻痺)の30歳代の患者さん。
4月7日、右眼が閉じない・口が歪む等の症状に気づき、
8日、当院受診されました。
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右の麻痺です。
「い—」と、言うと口角非対称如実です。
前額の皺が出ない・閉眼できない等の症状ありました。
血圧:175/110mmHg。
10時半血糖値:99mg/dl。
朝は欠食されていました。
BMI:おおよそ30。

治療。
①糖質制限を最優先します。
②ステロイド内服。
プレドニゾロン45mg/日から開始しました。
漸減していきます。
③ATP120mg/日、メチコバール錠1.5mg/日。
同じ量を続けます。
10日、16日と、受診の度に血糖測定して食事内容を確認しました。
初診時より、「スーパー糖質制限」を実行出来ていました。

そして今日(23日)
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治癒状態達成しました。
高容量のステロイド内服中も血糖の上昇は確認されていません。
スーパー糖質制限実行が追い風効果を発揮しているかも知れません。
そして、
末梢性顔面神経麻痺は元々治りやすい疾患でもあります。

それに比べて、
高度難聴を呈する「突発性難聴」は、治癒状態までの回復は困難です。

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「スーパー糖質制限」実行中。
10時半血糖値:111mg/dl。

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糖尿病腎症予防・進行阻止の最大ポイントは、
血糖を上げない食事ですよ。
投薬ではありません。
減塩で血糖管理は無理です。
無駄な経費と時間を掛けていると思います。

素直に考えて下さいね。

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by hanahanak2 | 2018-04-23 22:41 | 顔面神経麻痺 | Comments(0)

舌根扁桃炎

当院では抗菌薬適正使用に努力しています。

20歳代の患者さん。
数日前、咽頭痛で近医受診し抗菌薬の投薬受けるも改善しないので、本日当院受診されました。
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病的な鼻汁は認めません。
際立つのは、舌根扁桃の腫脹です。
末梢血液白血球数:16,300/μl H
白血球3分類  リンパ球数   2,700/μl
       単核球数     900/μl H
       顆粒球数    12,700/μl H
白血球数1.3万以上、リンパ球数3千以下、顆粒球数1万以上です。
細菌感染症が強く疑われます。

投薬は、
①抗菌薬。
アモキシシリン250mgカプセル 4カプセル+ビオフェルミンR4錠。
ペニシリン系抗菌薬を使います。
狭域かつバイオアベイラビリティの高い抗菌薬の代表です。
1週間、キッチリと服用するように要請しました。
②モンテルカスト錠+アドエアディスカス
ウイルス感染症対策も行いました。

なお、当患者さん、
2009年に、鼻中隔矯正術を、
2013年に、下鼻甲介超音波凝固術を、
当院で実施しています。

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「スーパー糖質制限」実行中。
22時血糖値:111mg/dl。

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健康寿命も平均寿命も延び続けているんですね。
人生最後の10年20年が非常に厳しい事に変わりはないのです。
厳しい状況を軽減できる手段として、
糖質制限をお勧めしています。

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by hanahanak2 | 2018-04-19 22:22 | 抗菌薬(抗生物質)使用患者さん | Comments(0)

ウイルス性感染性胃腸炎と思うのですが・・・・・

四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

感染性胃腸炎と思われる30歳代の患者さん。
3月1日、全身倦怠感、38度超えの発熱、吐き気、腹痛、下痢等出現、
3月2日、近医受診、
末梢血液白血球数:10,400/μl H・・・・ウイルス感染症パターンですよね。
インフルエンザ迅速検査:陰性。
インフルエンザの検査については、患者さんは嫌の意思表示しましたがとの事でした。
感染性胃腸炎の診断で、ホスミシンの投薬。

5日、症状改善せず次の医療機関受診。
末梢血液白血球数:8.900/μl。
過敏性腸症候群・憩室炎も疑われますとの事で、
過敏性腸症候群治療薬である、コロネルの投薬。

7日、症状改善なく、何でか当院受診。
末梢血液白血球数:11,600/μl H
白血球3分類 リンパ球数  3,800/μl H
       単核球数    900/μl H
       顆粒球数   6,900/μl H
数に増減ありますが、ウイルス感染症ですから、そのうち治りますから待機作戦を提案しました。
8日、
末梢血液白血球数:12,500/μl H
11日、
末梢血液白血球数:12,200/μl H
14日、
やっと、胃腸炎の症状はなくなりました。
末梢血液白血球数:11,400/μl H
白血球3分類  リンパ球数  3,800/μl H
       単核球数   1,300/μl H
       顆粒球数   6,300/μl
「白血球数とその分類」検査ではウイルス感染が続いていると想定されますが、
症状が無くなれば、まずは良しとしました。

「白血球数とその分類」検査の有用性を再認識した経験でした。

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「スーパー糖質制限」実行中。
21時半血糖値:107mg/dl。

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すべての年齢層で、肥満の方が多いのが気掛かりです。
何で肥満になるの?
何で糖尿病になるの?
過剰糖質摂取が原因です。
いつの日にか、正しい情報が発せられることを願っています。

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by hanahanak2 | 2018-04-18 21:56 | 白血球 | Comments(0)

抗菌薬は不要です。

細菌感染症で抗菌薬が効かない時代に突入しています。。
耐性菌化防止のために耳鼻咽喉科外来では、でも、
①カルバペネム系抗菌薬 オラペネム 等
②フルオロキノロン系抗菌薬 トスフロキサシン(オゼックス)・レボフロキサシン(クラビット) 等
③経口第3世代セフェム系抗菌薬 セフカペン(フロモックス)・セフジトレン(メイアクト)・セフジニル(セフゾン)・セフテラム(トミロン) 等
を第1選択・第2選択にしない。
④マクロライド系抗菌薬 クラリスロマイシン 等
も、既に耐性化していますので、極力、使わない努力が必要です。
細菌感染症が強く疑われる場合は、
①ペニシリン系抗菌薬
②経口第1世代セフェム系抗菌薬
等の、狭域抗菌薬かつ組織移行性良好な抗菌薬を使っていただきたいと思います。
ウイルス感染症には抗菌薬は不要です。
なお、急性中耳炎・急性副鼻腔炎は代表的なウイルス感染症です。
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右耳漏にて受診された40歳代の患者さん。
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右急性中耳炎は急性副鼻腔炎からの波及の場合が多いです。
末梢血液白血球数:11,900/μl H
白血球3分類 リンパ球数  3,400/μl H
       単核球数    900/μl H
       顆粒球数   7,600/μl H
典型的なウイルス感染症のパターンのひとつです。
投薬は、
モンテルカスト錠+メプチンドライシロップ
を、選択しました。

1週間後、
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膿性鼻汁は激減。
耳漏も停止。
鼓室内貯留液の排出が始まっていました。

順調な1週間でしたが、耳閉感と難聴の症状は強くなっていました。
ここが最も辛い時期です。
しかし、辛抱してもらえば、そのうち必ず治っていきます。
辛抱です。
どうしても耐えられない場合に限って鼓膜切開します。
従って、鼓膜切開するのは大人の患者さんに限られます。

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「スーパー糖質制限」実行中。
8時半血糖値:113mg/dl。

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日本医師会と米穀安定供給確保支援機構の共同作成パンフレットです。
表紙と12ページです。
糖質制限を真っ向批判しておられます。
なんでこうなるんでしょう・・・・・・・・

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by hanahanak2 | 2018-04-15 22:42 | 急性中耳炎 | Comments(0)

重症スギ花粉症です。

四国徳島からです。
当院の基本方針
①抗菌薬の適正使用
②改善しない鼻腔・副鼻腔疾患には手術を提案。
③糖質制限をお勧めしています。

鼻中隔湾曲解が解除されると、鼻呼吸が復活し、日常生活は非常に快適になります。

日常的な鼻詰まりに悩んでおられた20歳代の患者さん。
今年のスギ花粉症は過酷そのもの。

3月30日当院初診。
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鼻中隔左側の凹みに注目してください。
右鼻腔が非常に狭くなります。
かといって、左が通っている分けではありません。
4月5日、
鼻中隔矯正術+両下鼻甲介超音波凝固術、
日帰り局所麻酔下に行いました。
術後抗菌薬使用は、
L-ケフレックス顆粒500mg1gの内服のみです。

そして、
4月13日、本日、
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右鼻腔が広くなっています。
左も術後の粘膜浮腫が改善するにつれて普通の鼻腔に落ち着くと思います。

「朝の目覚めがスッキリ」との事でした。

お互いに、一時、頑張れば、結果は付いて来るのです。

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「スーパー糖質制限」実行中。
8時半血糖値:99mg/dl。

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緑内障も非常に危険な病気です。
加齢とともに患者さんが多くなるは、
やはり、
過剰糖質摂取が最も疑われます。
血管が狭くなり、→破綻し→栄養不足に陥るはずです。
染色体も遺伝子も栄養不足になると思います。

健康生活には、
「低糖質・高たんぱく・高脂肪・高カロリー」が欠かせません。

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by hanahanak2 | 2018-04-13 22:48 | 鼻中隔矯正術 | Comments(0)

なんでこうなるんでしょう?

細菌感染症で抗菌薬が効かない時代に突入しています。。
耐性菌化防止のために耳鼻咽喉科外来では、でも、
①カルバペネム系抗菌薬 オラペネム 等
②フルオロキノロン系抗菌薬 トスフロキサシン(オゼックス)・レボフロキサシン(クラビット) 等
③経口第3世代セフェム系抗菌薬 セフカペン(フロモックス)・セフジトレン(メイアクト)・セフジニル(セフゾン)・セフテラム(トミロン) 等
を第1選択・第2選択にしない。
④マクロライド系抗菌薬 クラリスロマイシン 等
も、既に耐性化していますので、極力、使わない。
細菌感染症が強く疑われる場合は、
①ペニシリン系抗菌薬
②経口第1世代セフェム系抗菌薬
等の、狭域抗菌薬かつ組織移行性良好な抗菌薬を使っていただきたいと思います。
ウイルス感染症には抗菌薬は不要です。
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30歳代の患者さん。
数年来、後鼻漏で悩んでおられ耳鼻咽喉科受診を断続的に続けてます。
今月、徳島に転居されました。

お薬手帳拝見しました。
2014年
ジェニナック 7日分 フルオロキノロン系抗菌薬
セフジトレンピボキシル 14日分
2016年
クラリスロマイシン 14日分
フロモックス 4日分
クラリス 21日分
クラリスロマイシン 14日分
セフジトレンピボキシル 4日分
セフジトレンピボキシル 4日分
セフカペンピボキシル 4日分
セフカペンピボキシル 4日分
クラリスロマイシン 21日分
クラリスロマイシン 21日分
クラリスロマイシン 21日分
クラリスロマイシン 21日分
クラリスロマイシン 28日分
2017年
クラリスロマイシン 28日分
クラリスロマイシン 28日分
クラリスロマイシン 28日分
クラリスロマイシン 28日分
クラリスロマイシン 28日分
クラリスロマイシン 28日分
クラリスロマイシン 28日分
クラリスロマイシン 28日分
2018年
クラリシッド 5日分
クラリシッド 5日分
ダラシン 7日分

抗菌薬使用は、
①細菌感染症が強く疑われる場合に、
②短期間に限って
③狭域抗菌薬を選択すべきと思います。

当院での診察ですが、
ファイバースコープでの観察。
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後鼻漏は、認めません。
後鼻漏の症状はあります。
それと、
耳掃除のやり過ぎがあります。
多数のひっかき傷を認めます。
ワセリン塗布をお勧めしました。
末梢血液白血球数:4,400/μl。

重要なことは、
抗菌薬内服を止める事だと思います。

いつものように、
モンテルカスト錠を処方しました。

なお、
10時血糖値:119mg/dl。
朝食:ラーメン鍋。
当然、糖質制限を説明しました。
食事も、治療です。

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「スーパー糖質制限」実行中。
8時半血糖値:110mg/dl。

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「がん光免疫療法」
刻々、紙上で報告されています。
それだけ注目されているんでしょうね。

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by hanahanak2 | 2018-04-10 22:17 | お薬手帳 | Comments(0)

毎日新聞医療プレミア

<医療>「炭水化物が命を縮める」 衝撃論文の中身とは
4/7(土) 10:00配信
 「炭水化物の摂取増加で死亡リスク上昇」という内容の論文が2017年、英医学誌ランセットに掲載されました。主に炭水化物の摂取率を下げる「糖質制限食」については、さまざまな意見があります。糖質制限食の体系を確立したパイオニアで、糖質制限食推進派の江部康二・高雄病院理事長は「日ごろの主張がとうとう証明された」と話します。江部理事長が論文の内容を解説します。【毎日新聞医療プレミア】
 ◇5大陸18カ国の13万5000人を調査
 ランセットの論文は、カナダ・マクマスター大学のMahshid Dehghan博士らが報告したものです。5大陸18カ国で全死亡と心血管疾患に対し食事がどのように影響するのかを検証した研究の結果です。
 2003年1月1日時点で登録した35~70歳の13万5335人を、13年3月31日まで7.4年間(中央値)追跡調査しました。これまでの研究データのほとんどが、高所得で栄養過剰傾向にある欧米のものでした。しかし、この研究は低所得、中所得、高所得の18カ国を網羅しており、その点でも信頼性の高い研究だといえます。
 ◇健康常識をくつがえす結果
 論文の内容は以下の4点に要約できます。
1)炭水化物摂取量の多さは、全死亡リスクの上昇と関連している
2)総脂質も各種脂質も摂取量の多さが全死亡リスクの低下と関連している
3)総脂質、各種脂質の摂取量は、心血管疾患、心筋梗塞(こうそく)、心血管疾患死と関連していない
4)(乳製品や動物性食品に多く含まれる)飽和脂肪酸の摂取量は脳卒中の発症リスクと逆相関している
 端的に言えば、「炭水化物の摂取量が多いほど死亡リスクが高まり、脂質の摂取が多いほど死亡率が低下する」という内容です。つまり、「脂質をなるべく減らしましょう」という日本の従来の健康常識を真っ向から覆す研究報告です。
 炭水化物は「糖質+食物繊維」です。食物繊維は体内に吸収されず、血糖値の上昇を緩やかにするのを助けたり、腸内細菌の餌になったりするものです。一方で、糖質は体内に吸収され、血糖値を直接上昇させたり、老化や生活習慣病の原因となる糖化に関わったりします。ですから、死亡リスクの上昇には糖質が関係していると考えていいでしょう。
 ◇総死亡率が示す炭水化物の影響
 論文では、炭水化物と脂質それぞれについて、摂取比率によって五つのグループに分け、全死亡率を比較しています。
 炭水化物については、摂取比率が高いほど総死亡率が上昇しています。摂取比率が最も低い1群(46.4%)は総死亡率が4.1%で、最も高い5群(77.2%)は総死亡率が7.2%ですから、5群は1群よりも総死亡率が1.76倍も高くなっています。
 脂質については逆で、摂取比率が高いほど総死亡率が減少しています。摂取比率が最も少ない1群(10.6%)の総死亡率は6.7%。最も高い5群(35.3%)の総死亡率は4.1%です。5群の総死亡率は1群の0.61倍しかありません。
 ◇人類最強の食事療法?
 ところで、私が実践している「スーパー糖質制限食」は、糖質摂取比率12%です。この研究で炭水化物の摂取比率が最も少ない1群の糖質摂取比率は、白米で換算すると46%ぐらいです。スーパー糖質制限食は1群よりもさらに糖質摂取比率が低いということです。
 さらに、脂質については、スーパー糖質制限食の摂取比率は56%ですから、この研究で最も摂取比率の高い5群よりも高くなります。実際に研究で確かめられているわけではありませんが、「スーパー糖質制限食は人類最強の食事療法」との仮説が成り立ちます。
 「今回の結果を踏まえ、世界的な食事ガイドラインを再検討すべきである」と著者はこの論文で提言しています。私も同感です。

この論文を、各学会は、無視なんですかねえ。
どういう対応があるか注目です。
各マスコミもどうしますかねえ。

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by hanahanak2 | 2018-04-07 22:49 | 糖質制限 | Comments(0)