四国徳島からです。
当院の基本方針
①抗菌薬の適正使用
②改善しない鼻腔・副鼻腔疾患には手術を提案。
③糖質制限をお勧めします。
FreeStyleリブレ:14日間連続でグルコースモニタリングが可能な機器です。
全ての方々に一度は試して欲しい検査です。
食事・薬と血糖の関係が露わに判明いたします。
11月22日に書き込みした患者さん。
22日の夕食後から、グリメピリド内服中止してもらいました。
その結果、

23日夜間の低血糖は50mg/dlぐらいが最悪でしょうか。
日中も平穏に経過しています。
24日には夜間低血糖解消していました。
日中の食後血糖も200超えは無くなっていました。
本日にて、第1回目のFreeStyleリブレ装着は終了になりました。
患者さん(88歳です)も納得されたようでした。
昼食も、糖質制限に励んで頂きたいとお願いいたしました。
糖尿病に対する薬物療法が如何に?????な医療行為である事がお分かりと思います。
人生のラストまで糖質制限を続けてもらいたいです。
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「スーパー糖質制限」実行中。
8時半血糖値:99mg/dl。
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大いびき、昼間の眠気に注意=500万人が睡眠障害
11/19(日) 17:01配信 共同通信
就寝中は断続的に激しくいびきをかき、昼間に強い眠気に襲われるのが睡眠時無呼吸症候群(SAS)=用語説明参照=だ。この病名は2003年に新幹線運転士が運転中に居眠りしてしまった問題などで広く知られるようになったが、実際の症状や治療法はまだまだ知られていない。1985年からSAS治療に取り組んできた虎の門病院(東京都港区)睡眠呼吸器科の成井浩司部長に現状を説明してもらった。
SAS治療に長年取り組んできた虎の門病院(東京都港区)睡眠呼吸器科の成井浩司部長
治療、患者の10%程度か
「肥満がSASの大きな原因であることに間違いはないが、顎が小さいことや副鼻腔炎による鼻詰まりによってもSASの発症率は高まる」と成井部長は指摘する。国内のある研究では成人男性の9%、女性の3%が発症しているとされるので、患者数は500万人以上と推定される。しかし、必要な治療を受けている人は10%程度にすぎず、診断・治療を受けていない患者が大半を占めるとみられる。
昼間の強い眠気や度重なる居眠りが問題というイメージがあるSASだが、高血圧や動脈硬化を引き起こしたり、症状を悪化させたりするケースもあるのでやっかいだ。「高血圧の治療でなかなか効果が上がらなかったり、脳卒中や心筋梗塞の発症リスクを高めたりする危険性が考えられる。SASは睡眠障害だけでなく、全身疾患の一つとしてとらえるべきだ」。SASを発症した場合、本来熟睡中は沈静化している交感神経が刺激されて副交感神経に対して優位になり、動脈硬化を促進してしまう。そして動脈硬化は高血圧症の誘因になり、心筋梗塞や不整脈の発症リスクを高める。
専門医が継続的関与を
「減塩など食生活の改善や降圧剤服用などの高血圧治療がなかなか効果を上げない場合は、一度SASを疑って医師に相談する。必要であればSASの専門医のいる医療機関を受診してほしい」と成井部長は訴える。SASを合併している高血圧患者は、心臓や脳の重い病気を引き起こす可能性がより高い「早朝高血圧」などを引き起こしやすくなるからだ。
治療としては、就寝中の口呼吸を避け気道を確保する方法が有効。マウスピースの装用や、一定圧の空気をマスクから送り続ける「経鼻的持続陽圧呼吸法」(CPAP治療)=用語説明参照=があり、どちらも一定の診断基準を満たせば健康保険が適用される。
「治療法としては手軽さや効果の面では一長一短。ただ、どちらも症状を一時的に緩和するだけで、原因を抜本的に改善するものではない。原因が副鼻腔炎などの場合はその疾患の治療を、肥満であれば生活の改善や運動で減量する治療を続けなければならず、専門医の継続的な関与が必要になる」
なぜ専門医を受診した方が良いのか。CPAP治療を例に取ると、治療する側が把握していなければいけない事項が多いからだ。「マスクを正しく装着して就寝しているのか、マスクへ空気を送り込む圧力は適切なのかといったことにとどまらない」と成井部長。昼間の眠気や夜間の就寝状態の推移に加え、高血圧症などの合併症があればその病状の変化を把握することも求められる。
遠隔診療に注目
SASを治療するには十分な経験が必要だが、限られた数の専門医は今後、患者数の増加などにどう対応していくべきなのか。この点について成井部長はITを使った遠隔診療の有効性に注目する。
「CPAPからのデータや測定した血圧値などをインターネットを介して1カ所に集積する。専門医はこのデータをモニターし、必要に応じて電話でのカウンセリングをしたり、予定より早い受診を患者に求めたりすることができる」。病状が安定している患者なら、このような遠隔診療を組み合わせれば、数カ月に1回の受診で十分に治療効果を上げることができる。これにより患者の受診回数を減らし、より多くの患者の診療や経過観察が可能になる。さらに合併している高血圧症や不眠症の治療に際しても、それぞれの分野の専門医やかかりつけ医とも連携がとりやすくなるという。
【用語説明】
睡眠時無呼吸症候群(SAS) 就寝時に何らかの理由で気道が閉じ(閉塞)、断続的に無呼吸に陥る症状の総称。酸欠状態で断続的に覚醒(目覚め)を繰り返すが、覚醒自体は短時間のため記憶されない。睡眠の質が悪化して昼間に強い眠気を感じるほか、酸欠を補うために大きないびきをかくことが多い。診断は指先にセンサーを装着して就寝中の血中酸素濃度を測定し、疑いが強い場合は一泊入院で、頭部などにセンサーを着けて脳波を測定する必要がある。
経鼻的持続陽圧呼吸法(CPAP治療) 現在のSAS治療の中核で、鼻に装着したマスクをコンプレッサーに接続し、就寝中一定の気圧で空気を鼻から気道に送ることで閉塞を防ぐ。1981年に開発され、98年に健康保険の適用となっている。ただしSAS患者すべてに適用は認められず、一定の条件を満たす必要がある。近年は小型化静寂化が進み、家庭だけでなく、旅行先でも使用できる携帯型も登場した。2007年度に約14万7千台だった保険適用台数は14年度には同35万5千台になり、現在では45万台を超えていると予想される。
睡眠時無呼吸症候群の診療では、ともすればCPAP療法が終着駅になっている傾向があります。
CPAPを回避する診療、
CPAPから離脱する診療、
が、重要と思います。
①食事療法:糖質制限。
②鼻腔通気の改善手術。
①②の実行で、人生、変わると思いますよ。
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