カテゴリ:急性中耳炎( 628 )

繰り返す急性中耳炎と思われます。

四国徳島からです。
「抗微生物薬適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

5月31日、2歳8ヶ月児が「左耳痛」でお祖父ちゃんに連れられ受診されました。
過去に一度、中耳炎との診断を受けるも通院しなかったとの事でした。
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まず注目は、鼓膜内陥と弛緩部ポケット形成です。
右側の程度がひどいです。
症状は左ですが、より右に注目します。
基本的形態は、この状態で治癒に向かうのですが、鼓室内貯留液が完全に排出して欲しいものです。
大量膿性鼻汁、あります。

末梢血液白血球数:10,800/μl H
白血球3分類 リンパ球数 6,100/μl H
       単核球数   800/μl
       顆粒球数  3,900/μl

典型的なウイルス感染症パターンです。
投薬は、モンテルカスト細粒、です。

7月31日、
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鼓室内貯留液は、ほぼ排出されています。
右矢印部が心配です。
透明感が戻ってきて欲しいです。
この時点で投薬は終了としました。

ヘモグロビン(Hgb):12.2g/dl。
体力作りも兼ねて糖質制限を要請しています。
タンパク質・脂肪は、最良最強の薬でもあります

私達にとって糖質摂取は何の益ももたらさないのです。

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日経メディカル2018年7月号からです。
「脳アミロイドアンギオパチー」とは髄膜や血管壁にアミロイド蛋白が沈着する病気。
加齢とともに有病率は上がり、65歳以上の高齢者のほぼ半数が脳アミロイドアンギオパチーで、90歳以上ではその割合が7割になる。脳アミロイドアンギオパチーでは血管が脆弱化し、脳葉型の大出血や大脳皮質での微少出血を引き起こす。
アルツハイマー病患者に限れば脳アミロイドアンギオパチーの有病者は9割弱に上る。

恐ろしい事実をサラッと述べておられます。

色んな医療・健康情報に接するにつけ、思います。
赤ちゃんから高齢者まで、全ての方達は、
「低糖質・高タンパク・高脂肪・高カロリー」食の実行を要請します。

でないと、人生の後半で崩壊生活が続く確率が高くなります。

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by hanahanak2 | 2018-08-08 18:26 | 急性中耳炎 | Comments(0)

急性中耳炎・副鼻腔炎はウイルス感染症です。

四国徳島からです。
「抗微生物薬適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

現在、4歳8ヶ月児。
7月22日、「右耳痛・鼻汁・咳」にて受診されました。
近医にて、
カロナール頓服
セフゾン 経口第3世代セフェムです。耐性菌をまき散らす抗微生物薬ですよ。
アスベリン
ペリアクチン
ムコダイン
ミヤBM細粒
合計6種の一般名での投薬でした。
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両側急性中耳炎です。
耳痛は右です。
末梢血液白血球数:12,300/μl H
白血球3分類 リンパ球数  4,700/μl H
       単核球数   1,100/μl H
       顆粒球数   6,500/μl

典型的なウイルス感染症パターンです。
投薬は、モンテルカスト細粒+メプチンドライシロップ、です。

7月27日、
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鼓室内貯留液の排出はほとんど完了していました。
投薬は、モンテルカスト細粒のみ。

8月4日、
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鼓膜弛緩部の透明感も充分。
治癒です。

風邪症状が続く場合に点検しましょうとしました。

ヘモグロビン(Hgb):12.0g/dl。
終始、タンパク質・脂肪摂取を要請しました。

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年令が増す程に増加する病気、減らない病気、
時代の推移と共に増加する病気、減らない病気、
過剰糖質摂取により、代謝が狂い、遺伝子まで狂ってしまうのではと思うものです。

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by hanahanak2 | 2018-08-04 18:21 | 急性中耳炎 | Comments(0)

修復にはタンパク質・脂肪の摂取を要請しています。

四国徳島からです。
当院の基本方針
①抗菌薬の適正使用
②改善しない鼻腔・副鼻腔疾患には手術を提案。
③糖質制限の指導。

当院初診は、2017年4月15日、11ヶ月児。
中耳炎で通院するも頻繁な抗微生物薬処方で、しかも治らないとの事で受診されました。

初診時、右鼓膜は著変なし、左鼓室には部分的な貯留液を認め、経過良好かなと判断、
鼻汁・咳あるものの機嫌良好。
ウイルス性急性中耳炎・副鼻腔炎と診断、オノンドライシロップ+メプチンドライシロップで経過観察開始しました。

5月13日
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左鼓室内貯留液の排出は中断状態。
1歳になったので、
モンテルカスト細粒+メプチンドライシロップに投薬を変更しました。

7月4日、
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両側急性中耳炎状態です。
ガイドラインでは重症となります。
機嫌は良好です。
末梢血液白血球数:8,100/μl。
ウイルス感染症パターンです。
重症であってもウイルス感染症には抗微生物薬は使わないです。
投薬続行。

9月1日、
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急性中耳炎は滲出性中耳炎を経て治癒に至ります。
良い徴候です。

しかし、治癒状態達成は未だです。
7月31日。
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左鼓室内貯留液は、経過中、最も少ない状態になりました。

1月より治療変更をしました。
①内服は、鼻汁と咳の具合によって母さんの判断でやってください。
②糖質制限は可能な限り頑張って下さい。特に飽和脂肪酸の多い肉をしっかり摂りましょう、と。

患者さん本人も、社会でも、耐性菌をまき散らす抗微生物薬療法は危険です。
特に、急性中耳炎・副鼻腔炎に対しての使用は目に余るものがあります。

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<鹿児島大病院>多剤耐性菌か4人死亡 患者15人から検出
8/3(金) 11:01配信  毎日新聞

 鹿児島市の鹿児島大病院が3日、記者会見を開き、入院患者15人から抗生物質がほとんど効かない多剤耐性菌アシネトバクターや類似菌が検出され、うち8人が死亡していたと発表した。15人中14人は集中治療室の患者で、院内感染の可能性が高いとみている。亡くなった8人のうち4人は感染により病状が悪化した可能性があり、死亡との因果関係は否定できないという。

 同病院によると、2017年4月から今年4月にかけて入院患者5人から多剤耐性菌アシネトバクターが検出され、16年9月以降、10人から類似菌が検出された。また、亡くなった8人のうち2人は多剤耐性菌アシネトバクターによる感染症を、2人は類似菌による感染症をそれぞれ発症していた。

 同病院は今年6、7月の事例検討委員会で、感染症を発症していた4人について「菌検出が病状悪化に関与した可能性がある」と判断。ただ「元々の病状の進行が死因に大きく影響を与えている」可能性も踏まえ、死因との因果関係は明確ではないとした。残る4人については「死因との因果関係はない」と結論づけた。

 アシネトバクターによる国内初の大規模感染は、福岡大病院(福岡市)で08年10月~09年1月に起き、10~80代の男女23人が感染し4人が死亡。帝京大病院(東京)でも同年から翌年にかけて60人の感染が明らかになり、感染と死亡との因果関係が不明の患者を含め35人が亡くなった。【田中韻】

2050年には耐性菌での死亡者が世界で5000万人と予測されています。
がんでの死者よりはるかに多くなるそうです。

確かに、重傷患者さんへの対応は困難とは思います。
だから、
外来での感染症対応で、抗微生物薬不使用訓練をするべきです。

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by hanahanak2 | 2018-08-03 17:45 | 急性中耳炎 | Comments(0)

ウイルス感染症です。

四国徳島からです。
「抗微生物薬適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

現在2歳4ヶ月児、
5月23日、「両耳を触る」との事で受診されました。
両鼓膜は、中等度の膨隆でした。
大量膿性鼻汁も。
末梢血液白血球数:14,700/μl H
白血球3分類 リンパ球数  7,100/μl H
       単核球数   1,400/μl H
       顆粒球数   6,200/μl H
典型的なウイルス感染症パターンです。
よって、モンテルカスト細粒+メプチンドライシロップの投薬を選択。

5月29日
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鼓膜膨隆続いています。
「食欲・機嫌」良好であれば細菌感染症の確率は低いです。
投薬続行。
7月27日
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まだ膨隆は続いています。
「ニコニコ顔」
ウイルス性急性中耳炎・副鼻腔炎は、必ず、いつか治ります。

①ウイルス感染症には抗菌薬は不必要。
②過剰糖質摂取からの脱却。

健康生活には欠かせません。

なお、ヘモグロビン(Hgb):10.5g/dl。
過剰糖質摂取が原因です。

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by hanahanak2 | 2018-07-30 18:20 | 急性中耳炎 | Comments(0)

ウイルス感染症です。

四国徳島からです。
「抗微生物薬適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

現在4歳10ヶ月児。
6月10日、「左耳痛と鼻汁」にて来院されました。
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左鼓膜は自壊し、耳漏を呈しています。
右は滲出性中耳炎の状態で治癒に向かっています。
大量粘膿性鼻汁です。
末梢血液白血球数:11,300/μl H
白血球3分類 リンパ球数  4,500/μl H
       単核球数    900/μl H
       顆粒球数   5,900/μl

典型的なウイルス感染症パターンです。
よって、投薬は、モンテルカスト細粒+メプチンドライシロップ、です。

6月17日、
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両側共に鼓室内貯留液の著減を認めます。
鼻汁も減少傾向です。

本日、
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鼓膜内陥癒着傾向ありますが、鼓室内貯留液はゼロでした。
しかし、大量膿性鼻汁を認めました。

4歳11ヶ月児にもなりますと、自己治癒力が強く働くようです。

まずは、急性副鼻腔炎を来しても急性中耳炎を発症しない身体作りをお願いするのです。

①ウイルス感染症には抗微生物薬を使わない。
②高タンパク・高脂肪の摂取をお願いしました。

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質の高い食事が喘息コントロールに有用な可能性
3万人超の成人を対象に解析
国際医学短信2018年7月27日 (金)配信 呼吸器疾患アレルギー疾患その他

 果物や野菜、全粒穀物が多く、肉類や塩分、砂糖の摂取量を控えた質の高い食事は喘息の予防や治療に有用な可能性のあることが、新たな研究で示された。研究を率いたフランス国立保健医学研究所・国立農学研究所(INSERM-INRA)栄養疫学研究部のRoland Andrianasolo氏によると、健康的な食事に豊富な果物や野菜、食物繊維による抗酸化作用や抗炎症作用が喘息コントロールに良好な影響を与えた可能性が考えられるという。詳細は「European Respiratory Journal」7月11日オンライン版に掲載された。
 植物性食品が豊富で、加工食品を控えた質の高い食事が健康に良いことは明らかだが、食事の質と喘息との関連については十分に検討されていなかった。Andrianasolo氏らの研究チームは今回、フランスの成人を対象に、食事の質と喘息症状スコアおよび喘息コントロールとの関連を調べる観察研究を実施した。
 研究の対象は、フランス人の食習慣や栄養と健康との関連を調べるNutriNet-Santéコホート研究に参加し、2017年に呼吸器症状に関する質問票に回答した成人男女3万4,766人。食生活のパターンは代替健康食指数(AHEI-2010)と地中海食の遵守度スコア、フランスの国民健康栄養プログラム(PNNS)ガイドラインスコアの3つの指標を用いて評価した。また、喘息症状については5つの質問項目から成る自己記入式質問票による喘息症状スコアで、喘息コントロール状況については喘息コントロールテスト(ACT)の点数で評価した。
 その結果、参加者の4人に1人(25%)が過去1年以内に一つ以上の喘息症状を報告していた。喫煙や運動など喘息に影響する因子を考慮して解析した結果、3つの指標で評価した食事の質が高いほど喘息症状スコアは有意に低いことが分かった。AHEI-2010を用いると、食事の質が高いと喘息症状スコアが男性では33%、女性では21%それぞれ有意に低下していた。
 さらに、2,609人の喘息患者を対象に解析した結果、食事の質が高いとコントロール不良な喘息のリスクが男性では61%有意に低下し、女性では27%の低下傾向がみられることも明らかになった。
 以上の結果から、Andrianasolo氏は「喘息の症状を予防し、疾患をコントロールするには食事の質を高めることが強く推奨される」と結論づけている。専門家の一人で米レノックス・ヒル病院の呼吸器科医であるAnn Tilley氏は、Andrianasolo氏らの研究を評価し、「この結果は、医療者が喘息患者と食生活の改善について話し合う良い機会になるだろう」と話している。
 また、Andrianasolo氏によると、健康的な食事による抗酸化作用や抗炎症作用は喘息コントロールに良好な影響を与える一方で、肉類や塩分、砂糖は炎症を促進して悪影響を及ぼす可能性があるという。この研究に関与していない米プレインビュー・シオセット病院の呼吸器科医であるAlan Mensch氏は「健康的な食事を取ると腸内細菌叢の多様性が改善され、抗炎症作用がもたらされる可能性も考えられる」とコメントしている。
HealthDay News 2018年7月13日
Copyright©2018 HealthDay. All rights reserved
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「低糖質・高タンパク・高脂肪・高カロリー」食で、より高い効果が得られると思います。
聞き取り調査もより簡単ですよ。

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by hanahanak2 | 2018-07-29 22:22 | 急性中耳炎 | Comments(0)

抗微生物薬は不要です。

四国徳島からです。
「抗微生物薬適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

6歳児の患者さん。
「右耳痛と38度超えの発熱」にて受診されました。
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右鼓室内貯留液が外耳道皮下にまで浸入しています。
左鼓膜弛緩部にポケットを認めます。
過去の「繰り返す急性中耳炎」の爪痕です。
だからと言って、これからの生活に支障はありません。
急性副鼻腔炎も当然併発しています。
末梢血液白血球数:12,800/μl H
白血球3分類 リンパ球数  4,100/μl H
       単核球数   1,100/μl H
       単核球数   7,600/μl H

典型的なウイルス感染症パターンです。
従って、投薬は、
モンテルカスト細粒+メプチンドライシロップ
を、選択しました。

1週間後、
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外耳道・鼓膜は正常の位置に復しています。
今後は、鼓室内貯留液の排出を見届けることになります。

重症度により抗微生物薬を使うのでなく、
起炎微生物を判定して、細菌感染症の疑いが強い場合に抗微生物薬の使用を考えるべきです。

そして、
高タンパク・高脂肪の食事を要請しました。

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「耳鳴りの治療はやっかい」
兎に角、初期治療が大切です。
出来るだけ早く、「スーパー糖質制限」を始めることがイチバン大切です。
細くなった毛細血管・消えた毛細血管を戻すには、
「低糖質・高タンパク・高脂肪・高カロリー」食を即座に始めるべきです。

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by hanahanak2 | 2018-07-20 17:35 | 急性中耳炎 | Comments(0)

終始、抗微生物薬なしでの経過観察でした。

四国徳島からです。
「抗微生物薬適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

急性中耳炎・副鼻腔炎は、繰り上げ100%ウイルス感染症です。
抗微生物薬の使用は間違いと思います。

2016年4月22日に書き込みした患者さん。
現在は、2歳8ヶ月児です。

その後、2016年5月20日、
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鼓膜の透明度が出現、鼓室内貯留液の排出が始まっていました。

2017年1月24日、1歳3ヶ月児です。
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治癒状態でした。
抗微生物薬は全く使っていません。

今月も風邪症状で来院されましたが、
モンテルカスト細粒+メプチンドライシロップの投薬でした。
そして、いつも、糖質制限を要請しています。

人間には、動物性のタンパク質・脂肪の摂取を最優先するべきです。

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科学論文にご用心、大半は誤り 専門家が警鐘
7/13(金) 15:46配信 AFP=時事

【AFP=時事】数年前、2人の研究者が、あるクッキングブックの中で最も使用されている50種類の材料を取り上げ、がんのリスクや予防に関連付けられているものがいくつあるかを科学雑誌に掲載されたさまざまな論文を基に研究した。その結果は、塩や小麦粉、パセリ、砂糖など、50種類中40種類に及んだ。

「私たちが食べるものはすべて、がんに関係しているのではないか?」。研究者たちは2013年、自分たちの発見に基づく論文を発表し、そう疑問を呈した。

 彼らの調査は、科学界において認識されてはいるものの依然、起こり続けている問題に触れていた。それは、一般化された結論を支持するのに十分な量の試料を収集して行われた研究があまりに少ないということだ。

 だが研究者らへのプレッシャーや学術誌間の競争、革新的な発見を告げる新たな論文をメディアが常に渇望していることなどが原因で、こうした記事は掲載され続けている。

 科学研究に関する専門家で米スタンフォード大学(Stanford University)医学部のジョン・イオアニディス(John Ioannidis)教授は「発表される論文の大半は、たとえ真面目な雑誌に掲載されたものであっても、かなりずさんだ」と語った。

 質の悪い論文に手厳しい同氏は、2005年に書籍「Why Most Published Research Findings Are False(なぜ発表された研究結果の大半は誤りなのか)」を出版し、大きな話題となった。だが以降、改善は限定的にしか見られていないと同氏は話す。

■再現研究で同じ結果はまれ

 一部の雑誌は現在、論文の執筆者らに対し研究計画書(プロトコル)の事前登録と未加工データの提供を求めており、これによってある結論に到達するために研究者らが結果を不正操作することがより困難になったと主張している。こうした方法を取ることで、論文を著者以外の人々が検証したり再現したりすることも可能になる。

 というのも、研究を再現した場合に同じ結果が得られることはまれだからだ。2015年に実施された大規模な試験では、心理学の3大専門誌に掲載された100件の論文のうち再現に成功したのはわずか3分の1だった。

 イオアニディス氏は、「生物医科学全体やその他の分野でも、統計学や方法学に関する十分な訓練を科学者らは受けていない」と指摘。中でも、「ダイエットは生物医学研究の中で最もひどい分野の一つだ」と述べ、さまざまな食品産業との利害衝突だけが原因ではないと説明した。この分野では、研究者らが出発点となる仮説すら立てずに、巨大なデータベースの中で相関性をやみくもに探していることもあるという。

 最も権威ある医学誌「ニューイングランド医学ジャーナル(New England Journal of Medicine)」は6月、2013年に話題となった心疾患に対する地中海式ダイエットの有効性に関する論文の撤回を余儀なくされた。理由は、すべての被験者が無作為に選択されたわけではなく、結果が下方修正されたためだ。

 では、日々掲載される多数の論文の中から、われわれは何を選択すればいいのだろうか?

 イオアニディス氏は、次のような問いかけを推奨している。結果が得られたのは1回のみの研究か、あるいは複数回か?研究規模は小さいか大きいか?無作為実験か?出資者は?研究者らに透明性はあるか?

 こうした警戒心は、質の悪い研究論文が、まったく効果がなかったり有害であったりさえする治療法の採用につながってきた医療分野では必須だ。

 科学論文の撤回を監視するブログ「リトラクション・ウオッチ(Retraction Watch)」の共同創設者イバン・オランスキー(Ivan Oransky)氏によると、こうした問題はメディア側からも生じている。メディアには、科学研究に内在する不確かさをより詳しく説明し、扇情主義にくみしない姿勢が求められるという。

 AFPの取材に応じたオランスキー氏は「私たちが特に話題にしているのは、コーヒーやチョコレート、赤ワインに関する途絶えることのないずさんな論文の数々だ」「なぜわれわれは、今もああいう論文を書き続けているのか?もう終わりにしなければならない」と語った。【翻訳編集】 AFPBB News


人間の行動の結果ですからね。
色んな立場で結果は違ってきますよね。
ダイエット(食)は特にそういう傾向ですね。

私は、生理学的な事実から導き出された糖質制限を支持します。


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by hanahanak2 | 2018-07-18 16:05 | 急性中耳炎 | Comments(0)

抗微生物薬は使いません。

四国徳島からです。
「抗微生物薬適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

受診日早朝からの「右耳痛」で来られました6歳児。
咳もありますが、全身状態は良好です。
左鼓膜には著変ありません。
右鼓膜は中等度の発赤・膨隆を全体に認めます。
ガイドラインでは重症急性中耳炎です。
抗微生物薬投与が推奨されています。
不思議な理屈です。
末梢血液白血球数:13,500/μl H
白血球3分類  リンパ球数 3,600/μl H
        単核球数  1,000/μl H
        顆粒球数  8,900/μl H

白血球数はかなり多くなっていますが、迷うことのないウイルス感染症と判定できます。
抗菌薬は、起炎微生物を考慮して使うのが正しいと思います。

投薬は、
モンテルカストチュアブル錠+メプチンドライシロップ
です。

1週間後、
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右急性中耳炎は、あっけなく、治癒状態です。
中鼻道・嗅裂に粘膿性鼻汁を認めます。

思うに、どちらかというと、
急性中耳炎は、治りやすく、
急性副鼻腔炎は、治りにくい、傾向と認識しています。

とにかく、急性中耳炎・副鼻腔炎に、これでもか抗菌薬診療習慣は止めて欲しいです。

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by hanahanak2 | 2018-07-09 22:12 | 急性中耳炎 | Comments(0)

ウイルス感染症には抗微生物薬は使いません。

四国徳島からです。
「抗微生物薬適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

急性中耳炎・副鼻腔炎では、ほとんどの場合、ウイルス感染症です。

現在、2歳7ヶ月児、
6月24日、右耳痛にて受診されました。
a0082724_21551516.jpg
右鼓膜に高度膨隆を認めます。
ガイドラインによると重症の急性中耳炎です。
末梢血液白血球数:15,100/μl H
白血球3分類 リンパ球数  5,500/μl H
       単核球数   1,000/μl H
       顆粒球数   8,600/μl H
白血球数著増タイプのウイルス感染症です。
迷うことは無しです。
投薬は、
モンテルカスト錠+メプチンドライシロップ、
です。
6月27日、
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右鼓膜膨隆はやや改善しています。
7月8日、
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右鼓膜膨隆はなくなり、滲出性中耳炎に移行しています。
普通に順調に経過しています。
右鼓膜弛緩部にポケット(陥凹)があります。
これは、改善増悪を繰り返す中耳炎が想定されますが、結局は治癒には至ります。
じっくりと経過を追っていく予定です。

そして、タンパク質・脂肪を充分に摂取することをお勧めしています。

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by hanahanak2 | 2018-07-08 22:25 | 急性中耳炎 | Comments(0)

ウイルス感染症には抗微生物薬は使いません。

四国徳島からです。
「抗微生物薬適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

通常、急性中耳炎はウイルス感染症ですので、抗微生物薬は使いません。
「両耳痛・耳閉感」にて受診された30歳代の患者さん。
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両側の急性中耳炎です。
急性咽頭炎もあります。咽頭扁桃の腫脹・白苔あり、分泌物が流れています。耳管開口部を塞いでいます。
急性副鼻腔炎はないようです。
末梢血液白血球数:8,200/μl。
「白血球数とその分類」検査が正常型のウイルス感染症という診断になります。
聴力も両側約30dBに低下していました。

投薬は、
モンテルカスト錠+メプチンドライシロップ、
です。

日にち薬もあわせて改善していくと思います。

9時半血糖値:98mg/dl。
朝食は、菓子パン!!!!!
過剰糖質摂取は病気を呼びますよ。

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「死の四重奏」です。
糖質制限を念頭に対処してはどうでしょうか。
糖質制限→血糖上昇改善→肥満改善→中性脂肪低下・HDL-コレステロール上昇→最後に高血圧改善、となります。

何の不思議もありません。
当たり前の話です。

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by hanahanak2 | 2018-07-06 21:37 | 急性中耳炎 | Comments(0)