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慢性副鼻腔炎 症例10

73歳の患者さん。
以前より、起床時に口渇が毎日あると訴えて来院されました。
体型はやせ型です。
夜間の鼻閉が疑われる所です。

のぞいてみました。

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この右の鼻茸が原因ですと説明し、納得され、CT撮影もやり、
1月21日、内視鏡下副鼻腔手術。
2月3日には、
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2月8日には、
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2月15日には、
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すごく順調に経過しています。
篩骨胞が残っているのは、胞内に陰影がなかったから、そして、術後に鼻腔が広過ぎることを防ぐことを考えたからです。
上顎洞内の粘膜がポリープ状を呈しているのは、術後反応ですので、これから正常化するはずです。
YouTube等で、術後1ヶ月で「すべすべお肌」に正常化している映像が見られますが、あり得ない、です。

全て順調に経過する患者さんの場合は、これで当然ですが、非常にうれしいです。

外来日帰り局所麻酔下手術です。
術後抗菌薬は1回服用のみです。
上手に手術が出来ていますと、きれいに治ります。
上手に出来ないときには、術創もきれいになりません。

by hanahanak2 | 2010-02-17 22:24 | 慢性副鼻腔炎 | Comments(0)