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インフルエンザ 症例6

18歳の患者さん。
3日前より、37.5度前後の熱が続いているとの訴えにて来院されました。
咽頭痛、咳、鼻汁少々で、クラブ活動も続けていたと。

まず視診、

インフルエンザ 症例6_a0082724_22183340.jpg


とろ味が付いた大量の後鼻漏が認められました。
(右鼻腔が狭いです。ファイバースコープの挿入が困難です。)
ウイルス性急性副鼻腔炎です。
決め撃ちで、まず間違いないです。

まさかと思うも、インフルエンザ迅速検査をやってみました、
A型陽性でした。
悪寒・頭痛・関節痛等全くなしに関わらず、インフルエンザでした。
と言うことは、軽い風邪症状を呈する新型インフルエンザが蔓延していることになります。
風邪症状を呈する患者さん全てに検査をするわけにもいかず。
難儀な日々がまだしばらく続くんでしょう。

インフルエンザ等のウイルス性急性副鼻腔炎に、抗菌薬(抗生物質)は不要なんですよ。

by hanahanak2 | 2009-12-06 22:36 | インフルエンザ | Comments(0)