インフルエンザ 症例4
3歳11ヶ月の子供さん。
38度の熱があったのでインフルエンザに罹っていないか心配で来院したとの事。
鼓膜正常、咽頭・鼻腔も額帯鏡下では著変無し。
この歳では鼻中隔彎曲は認めません。
末梢血液白血球数 8,800/μl
白血球3分類 リンパ球 29.1% 2,500/μl
単核球 11.0% 900/μl H
顆粒球 59.9% 5,400/μl
これで、ウイルス感染症と診断できます。
インフルエンザ迅速検査でA型でした。
インフルエンザではほとんどの症例で、白血球数は1万以下です。
しかし、時々、1.5万前後の症例も見かけます。
インフルエンザ迅速検査で確定した患者さんの白血球計測を行い、その傾向を把握すれば、
細菌感染では白血球数・分類の傾向がどうかが分かると思います。
ウイルス感染症の代表であるインフルエンザ、
抗菌薬(抗生物質)無しで、ドンドン治って行く事は常識となっております。
抗菌薬(抗生物質)を使うのは恥ずかしいのではないでしょうか。
それを、その他のウイルス感染症にも同じ対処をすれば良いだけなんです。
by hanahanak2 | 2009-12-03 22:38 | インフルエンザ | Comments(0)