急性副鼻腔炎 症例21
初診は7歳時
現在34歳
小さい頃は、郡部から母さんが仕事の合間に連れて来ていました。
どなたが診ても、急性副鼻腔炎です。
今回は、急性中耳炎は来していませんが、断続的な咳が苦しそうです。
しかし、
抗菌薬は不要なんです。
急性中耳炎・急性副鼻腔炎はウイルス感染だとまず考えるべきです。
軌道修正は後日しても遅くはないはずです。
末梢血液白血球数 4,400/μl
白血球3分類 リンパ球 17.0% 700/μl L
単核球 7.7% 300/μl L
顆粒球 75.3% 3,400/μl
この患者さんは、ダイエットに成功し高血糖を克服しました。
その上、口蓋扁桃摘出術を受け、睡眠時無呼吸も激減しました。
鼻中隔矯正術で鼻閉の軽減も果たしました。
問題は、内視鏡下副鼻腔手術です。
複数回実施したにも関わらず、こんな、状態を繰り返します。
最後の難関は、副鼻腔手術と思います。
患者さんは、「手術は、もうええ」と申しています。
顔を見る度に、説得中です。
by hanahanak2 | 2009-04-18 08:49 | 急性副鼻腔炎 | Comments(0)