急性中耳炎 症例15
4才
咳が止まらない、と来院。耳痛の訴えなし。食欲あり。
37.9度、鼓膜膨隆軽度・鼓室内貯留液量半分量、膿性鼻汁大量。
末梢血液白血球数 17,200/μl H
白血球3分類 リンパ球 27.1% 4,600/μl H
単核球 9.3% 1,500/μl H
顆粒球 63.6% 11,100/μl H
細菌感染のパターンだが、リンパ球増多もあり、ウイルス感染も否定できない。
急性中耳炎、急性副鼻腔炎、急性気管支炎(肺炎も含む)の何れかの白血球増多。
1~2日様子を見て、抗菌薬を使うことにしました。
この症例、1才より、中耳炎・副鼻腔炎・咳にて40数回当院受診していますが、当院では抗菌薬使用していません。
一度、耳漏の細菌培養でMRSAと言う耐性菌が出た時もありました。
待っていますと治っていました。
by hanahanak2 | 2006-08-20 18:28 | Comments(0)