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繰り返しております。

四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、繰り上げ100%ウイルス感染症です。
従って、抗菌薬診療は耐性菌をまき散らす行為と言わざるを得ません。

30歳代の患者さん。
数日来、膿性鼻汁・咳痰・微熱が続くとの事で受診されました。
繰り返しております。_a0082724_21341290.jpg
左への鼻中隔突出でファイバースコープの挿入は途中でストップです。
両側大量粘膿性鼻汁
末梢血液白血球数:10,100/μl H
ウイルス性急性副鼻腔炎、です。
投薬は、
モンテルカスト錠
アドエア250ディスカス。

11時半血糖値:80mg/dl。
朝食:食欲なかったので欠食。

繰り返すウイルス性急性副鼻腔炎の可能性が考えられます。
今後の受診状況に注意したいと思います。

断ち切るには、
抗菌薬は使わない、
糖質制限を実行する事、
です。

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「スーパー糖質制限」実行中。
8時半血糖値:104mg/dl。

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繰り返しております。_a0082724_21543961.jpg
診断名:「適応障害」「うつ病」「睡眠時無呼吸症候群」
薬物:「抗うつ薬」「抗不安薬」「向精神薬」
機器を用いた診療:「CPAP」

現在、糖質制限の有用性が多方面にわたって分かってきています。
初期の体調不良の段階で、産業医ないし掛かりつけ医が糖質制限を指導するようになったら、不幸な事態は激減すると思います。
健診段階で指導すべきと思います。

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by hanahanak2 | 2017-06-01 22:04 | 急性副鼻腔炎 | Comments(3)

Commented at 2017-06-02 21:39 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by hanahanak2 at 2017-06-03 08:42
おはようございます。
コメントありがとうございます。
急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、基本、ウイルス感染症です。
従って、当院では、小児の患者さんには、
シングレア(一般名モンテルカスト)と咳症状時にメプチンドライシロップのみです。
本気で治療するとなると長期になりますので、極力単純な投薬にしています。

手術は鼻処置に慣れていましたら小6ぐらいからと思います。重症の場合です。

体力気力の増進に正しい糖質制限は欠かせないと思います。
風邪をひかなくなります。
そうすると、鼻腔・副鼻腔症状は沈静化の傾向になります。

ご参考にしていただけたら幸いです。

Commented by たらこのママ at 2017-06-03 08:50 x
早速のお返事ありがとうございす。
やはり、小児にはよほどでない限り手術はしないのですね。
糖質制限実行してみます。どこまで改善するか楽しみです。