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急性扁桃炎

四国徳島からです。
「抗微生物薬適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

40歳代の患者さん。
前日よりの激しい咽頭痛にて受診されました。
急性扁桃炎_a0082724_16413040.jpg
左への激しい鼻中隔の突出あります。
口蓋扁桃・舌根扁桃・咽頭側索・軟口蓋の腫れがひどいです。
口蓋扁桃と舌根扁桃には白苔を認めます。
怖い喉頭蓋の腫れは軽度です。
末梢血液白血球数:26,700/µl H
白血球3分類 リンパ球数   3,500/µl H
       単核球数    1,700/µl H
       顆粒球数    21,500/µl H

細菌感染優位のウイルス感染との混合感染症と診断しました。
よって、投薬は、
アモキシシリン250mg4カプセル4分割内服+ビオフェルミンR
モンテルカスト
③頓服として、カロナール錠
と致しました。

1~2日で峠を越えて1週間で治癒に至ると思います。
1週間後に確認を取りたい所ではあります。

「白血球数とその分類」検査を実施することで、メリハリの利いた診療が可能となると思います。

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「ちくてつのブログ」2019/02/18より。

池江璃花子さんの白血病が大きなニュースになっています。

 が、青少年にがんが増えているという研究報告こそ、注目すべきです。

 2019年2月4日のCNNです。

 要点をおさらいしましょう。

(CNN)Cancers fueled by obesity are on the rise among young adults in the United States and appearing at increasingly younger ages, according to an analysis released Monday by the American Cancer Society.
(米がん学会が発表した分析では、ヤングアダルト世代=10代後半の青年における、肥満に関連したがんが急増している)

The study, published in The Lancet Public Health, examined data on 12 obesity-related cancers between 1995 and 2014, as well as 18 common cancers not associated with weight. They found a disturbing trend among adults age 24 to 49.
(「ランセット公衆衛生」=医学雑誌で発表された研究は、1995年から2014年の20年間の肥満に関連する12種類のがんを調べ、同時に肥満に関連しない18種類の一般的ながんも調査した。発見されたのは24歳から49歳の成人についての当惑するような結果だった)

"The risk of cancer is increasing in young adults for half of the obesity-related cancers, with the increase steeper in progressively younger ages," said co-author Ahmedin Jemal, who is the vice president of the Surveillance and Health Services Research Program for the American Cancer Society.
(「ヤングアダルト層では、肥満関連がんの半分の種類が急増していて、しかも若い世代ほど上昇率が高い」共著者のアフメディン・ジャマルは言う)

The six obesity-related cancers that showed startling increases among younger adults were colorectal, endometrial, gallbladder, kidney, pancreatic and multiple myeloma, a cancer of the bone marrow.
(ヤングアダルト層で増大している6種類のがんは、直腸結腸がん、子宮内膜がん、胆のうがん、肝臓がん、膵臓がん、そして多発性骨髄腫だ)

Childhood obesity: America's 'true national crisis' measured state by state
(子供の肥満:アメリカの「真の国家的危機」はすべての州で見られる)

Most of these cancers have traditionally shown up in patients later in life, usually in their 60s and 70s.
Yet the study found some of the most significant increases were seen in the millennial age bracket, at a time when "overall cancer incidence is decreasing in males and stabilizing in females in the US," Jemal said.
(これらのがんは伝統的には人生後半の60代、70代に見つかることが多かった。ところが、この研究によってミレニアル世代に顕著な増加が見られた、全体的にはアメリカ人の男女のがんが減少傾向にあるにもかかわらず)

Take pancreatic cancer for example, typically diagnosed in people over age 65. The analysis found the average annual increase for pancreatic cancer was 4.34% for ages 25 to 29, 2.47% in people aged 30 to 34, 1.31% for those in the 35 to 39 age bracket, and only 0.72% in those aged 40 to 44 years.
(膵臓がんを例にあげれば、典型的なのは65歳以上で診断されることだ。ところが、この研究が示したのは、25歳から29歳の膵臓がんが年率4.34%増加しており、30歳から34歳では2.47%、35歳から39歳では1.31%、そして40歳から44歳ではわずか0.72%にとどまっているということだ)


◎肥満の原因は現代小麦

 そして肥満の原因は現代小麦です。

「小麦は『毒』?」(ヒース・イーストン&トンプソン真理子著)からおさらいします。

<『アメリカでの一般的な小麦収穫の手順は、コンバイン収穫機を走らせる数日前に小麦畑をラウンドアップ(除草剤)でどっぷりと浸すことである。そうすることによって、より早く、より簡単に、大きな収穫が期待出来る』
 グリフォサートのような致死的な有効成分を含むラウンドアップや他の除草剤を収穫前に散布することは、1980年にはもう一部では行われてきました。それ以来過去15年に渡って保守的な農法の地域では当然のこととして、収穫の7から10日前に乾燥剤として使用されています。
 マサチューセッツ工科大学のステファン・セネフ博士によると、有機でない小麦の作物にグリフォサートを収穫直前に散布することは1990年代にはもう一般化していたため、結果としてアメリカ内の非有機小麦のほとんどはそれに汚染されているということになります。小麦は、グリフォサートのような毒性の化学物質をかけられると、実際には収穫量が上がるのです。小麦は、不思議なことに、しかもかわいそうなことに、毒で死ぬというその直前に、青息吐息でより多くの子孫(種)を放出するからです>
<外でグリフォサートにさらされたり、小麦食品に含まれる残留農薬を口にした人間は、他の化学的・環境的な毒性ダメージにより脆弱になってしまいます。さらに悪いことには、グリフォサートの影響は、何ヶ月も何年もかかってゆっくりと知らぬ間に進行するので、その間に炎症が体の細胞レベルで徐々に広がっていきます。この組織的な炎症は欧米に多い病気や症状のほとんどにつながります。
・胃腸障害
・肥満
・糖尿病
・心臓病
・うつ
・自閉症
・不妊症
・ガン
・多発性硬化症
・アルツハイマー認知症(以下さらに続く)
 まとめると、セネフ博士が行ったアメリカの小麦が浴びせられている恐ろしいグリフォサートの研究は、この致命的な毒がヒトの体を害して、善玉菌も死滅させ、病気やその悪化、苦痛をもたらす過程を明らかにしています。ですからあなたが、たとえ自分の体が小麦で特に問題ないと思っていても、小麦を食事から出来るだけ排除するのは賢明だということです>

<ポストハーベスト農薬とは、収穫後の農作物に使用する殺菌剤・防かび剤などのことを言います。直訳すると、ポストとは「後」ハーベストは「収穫」を意味します。日本で一年間に消費される小麦の量は、約630万トン(2009年度)で、世界でも有数の小麦消費国です。小麦消費量のうち、国内産小麦はおよそ15%で、残り85%は外国産小麦です。ポストハーベスト農薬は国内小麦には使用されていませんが、外国産小麦には使用されています。ですから、530万トン余りの外国産小麦にポストハーベスト農薬が使用されていることになります。
 ところで、ポストハーベスト農薬は、日本では収穫後の作物に使用することは禁止されており、米国内でも消毒用には毒性の強い農薬は使用が許されていません。しかし輸出用の外国産小麦には使用が許されています。これはまさに、アメリカから日本へ輸出するからこそ行われる行為なのです>
<国内産の小麦粉はまたコストが高いために、ラーメンに使用されるほとんどの中華めんが外国産の小麦粉を使用しているのが現状です。さらに、農薬や殺虫剤が直接付いている一番粉は色が悪いため、かん水で色を黄色に着色して分かりにくくし、中華めんの加工用に回されるようです。
 ということは、輸入小麦を使ったラーメンを食べる時が一番農薬が体内に吸収されるのが分かります。その次に危険なのは、学校給食用のパン用小麦粉、それについで市販の食パン用の小麦粉の順で農薬が多く含まれています。(中略)パンに使われている小麦粉は、99%が輸入小麦だということです>


 ラーメンには、もっとも毒性の強い部分が使用されており、つぎに毒性が強いのが学校給食用のパン! 子供のころから給食のパンを食べ、うどんやラーメンを食べ続ければ、肥満となります。

 その肥満が、非常に厳しいタイプのがんを呼び寄せることが、医学的に確認されたわけです。

「ちくてつのブログ」からでした。

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by hanahanak2 | 2019-02-22 19:13 | 抗微生物薬使用患者さん。 | Comments(0)