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急性中耳炎・副鼻腔炎は、そのほとんどがウイルス感染症です。

四国徳島からです。
「抗微生物薬適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

5歳10か月児。
右耳痛にて受診されました。
急性中耳炎・副鼻腔炎は、そのほとんどがウイルス感染症です。_a0082724_22405033.jpg

右鼓膜は中等度の膨隆を呈しています。
緊張状態です。
大量の鼻汁が中鼻道・嗅裂を塞いでいます。

末梢血液白血球数:11,300/µl 
白血球3分類  リンパ球数  4,700/µl H
        単核球数   1,000/µl H
        顆粒球数   5,600/µl

迷うことなく、ウイルス感染症パターンです。

よって薬剤は、
モンテルカスト細粒+メプチンドライシロップ
を選択しました。

急性中耳炎・副鼻腔炎は、ほぼ100%ウイルス感染症と思います。

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患者を生きる シリーズ:食べる
インスリン量の調節、カギは糖質量 一喜一憂しすぎず
聞き手・水野梓 2019年2月9日06時00分
【アピタル+】患者を生きる・食べる「1型糖尿病」(食事の考え方)

 インスリンを出す膵臓(すいぞう)の細胞が壊れ、血中の糖分が吸収できなくなる1型糖尿病は、注射でインスリンを補って血糖をコントロールするとともに、食後の血糖を調整しやすいよう3食で一定量の炭水化物(糖質)をとります。東北大学病院糖尿病代謝科の医師・児玉慎二郎さん(39)に、1型糖尿病の食事の考え方のコツを聞きました

――1型糖尿病はどんな病気ですか。
 インスリンを出す膵臓の細胞が壊れ、だんだん自分でインスリンが作れなくなってしまいます。倦怠(けんたい)感・のどが渇くといった症状が現れます。高血糖になると、糖分は浸透圧があるので水分を尿に引っ張ってしまい、脱水が進みます。

 ――どんな風に気づく方が多いのでしょうか。
 血中の糖分をエネルギーとして使えないので、体は代謝を落として対応しようとします。体は機能を維持するためのエネルギー源として脂肪を使います。脂肪の分解には「ケトン体」という副産物が出るのですが、これは酸性です。ケトン体が増えた「ケトーシス」から、血液が酸性になる「ケトアシドーシス」まで進むと、命の危険もあります。病気に気づかないままケトン体が増え続け、意識を失い救急車で運ばれる患者さんも少なくありません。

 筋肉の細胞を壊してエネルギー源としようともするので、筋肉量が減って、数週間単位で数キロ体重が減ってしまう人もいます。

 自分の抗体の検査や急激な高血糖症状、インスリンを出す能力などの検査で、1型糖尿病かどうか診断します。

 ――どんな治療をしますか。
 食前と、寝る前などにインスリンペンと呼ばれる注射でインスリンを補います。インスリン量が多すぎれば低血糖に、少なすぎれば高血糖になるので、食事や体調にあわせて調整します。

 膵臓や膵島(すいとう)移植といった方法もありますが、免疫抑制剤をのみ続けないといけないといった別の影響もあり、インスリン療法がメインです。

 ――高血糖を放っておくとどんな問題があるのでしょうか。
 血中の糖分が血管を傷つけ、さまざまな合併症を引き起こします。合併症を防ぐためには血糖コントロールが大切です。

 「太りたくないから」と、インスリンを打たずに高血糖のまま過ごしてしまう若い女性もいます。また、血糖値のことを考えすぎて食事をすることに悩み、摂食障害になる人も、インスリン療法をしているうち1割ほどいるという報告もあります。

 ――糖尿病は「生活習慣病」と呼ばれる2型糖尿病のイメージが根強くあります。
 どうしても「食生活の乱れ」のイメージが付きまといますが、1型は「自己免疫疾患」と呼ばれ、生活習慣は無関係で予防もできません。

 インスリンを打って食事療法を守れば、患者でない人と同じ生活ができると説明しています。1型糖尿病のレーサーやサッカー、野球選手もいますし、仕事も通常どおりできます。

 2型糖尿病も、運動不足や暴飲暴食だけでなく、規則正しい生活を送っていても遺伝的な要因で発症してしまう方もいます。

 ――1型糖尿病患者が食事で最も気をつけることは何ですか。
 食品に含まれるおよその糖質(炭水化物から食物繊維を除いたもの)の量を把握し、食事療法に役立てる「カーボカウント」で、注射するインスリンの量を決める考え方を紹介しています。一般的には10グラムの糖質で血糖値が50上がるというのが目安です。糖質は多くが主食由来なので、白米、ソバ、パスタなどよく食べる主食の糖質量を覚えておき、インスリン量を決めていきます。

 ただ、1型糖尿病の患者でもある医師に話を聞いても、外食で初めて挑戦するメニューだと、「ぴったりインスリン量の調整がうまくいくことはほとんどない」そうです。大体、3回ほど試さないと分からないと聞きました。

 ――糖質の多い甘い物は制限した方がいいのでしょうか。
 1型糖尿病の子どもたちが参加するサマーキャンプでは、カーボカウントについてレクチャーしたあと、「好きなものを食べていいよ」と言うと、子どもたちは「デザート」のところに直行します。普段から甘い物を我慢しているんだと思いました。

 確かに、アイスクリームや、ジュースといった液体は吸収が早く、打ったインスリンの効果が間に合わないこともあり、高血糖になってしまう可能性はあります。

 ただ、血糖値に影響する因子は食事だけではありません。睡眠の浅さやストレス、胃腸の働きも影響します。

 たとえば二日酔いで胃もたれしている時は、食べ物の吸収がうまくいかないので4~5時間後に血糖値が上がってきます。血糖値が上がってくるタイミングでインスリンを投与したいけれど、胃腸の動きは自律神経で制御されているので、ちょうどいい時間が分からないということもあります。また、運動後かどうか、暑さや寒さ、お風呂の前後などによってもインスリンの効きは変わります。

――あまりにコントロールしようとすると疲れてしまいますね。
 特に1型糖尿病の血糖値のコントロールは、頑張っても思うようにいかないことがあります。血糖値をコントロールする理由は、糖尿病の合併症を起こさず、健康な生活を送るためです。一喜一憂しすぎると、「血糖値をよくする」ということが目標になってしまい、本来の合併症予防という目的を見失ってしまうと思います。

 普段から血糖値を100~200ぐらいでコントロールできていれば、たまに好物のアイスクリームを食べて250になったとしても、ストレス解消になるのではないでしょうか。

<アピタル:患者を生きる・食べる>

日本の良識、朝日新聞の記事。
糖質制限の情報は既にご存知のはず。
読者の皆さんを不幸な方へ導くのはお止めにしていただきたいです。

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by hanahanak2 | 2019-02-10 23:14 | 急性中耳炎 | Comments(0)