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ウイルス性感染性胃腸炎と思うのですが・・・・・

四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

感染性胃腸炎と思われる30歳代の患者さん。
3月1日、全身倦怠感、38度超えの発熱、吐き気、腹痛、下痢等出現、
3月2日、近医受診、
末梢血液白血球数:10,400/μl H・・・・ウイルス感染症パターンですよね。
インフルエンザ迅速検査:陰性。
インフルエンザの検査については、患者さんは嫌の意思表示しましたがとの事でした。
感染性胃腸炎の診断で、ホスミシンの投薬。

5日、症状改善せず次の医療機関受診。
末梢血液白血球数:8.900/μl。
過敏性腸症候群・憩室炎も疑われますとの事で、
過敏性腸症候群治療薬である、コロネルの投薬。

7日、症状改善なく、何でか当院受診。
末梢血液白血球数:11,600/μl H
白血球3分類 リンパ球数  3,800/μl H
       単核球数    900/μl H
       顆粒球数   6,900/μl H
数に増減ありますが、ウイルス感染症ですから、そのうち治りますから待機作戦を提案しました。
8日、
末梢血液白血球数:12,500/μl H
11日、
末梢血液白血球数:12,200/μl H
14日、
やっと、胃腸炎の症状はなくなりました。
末梢血液白血球数:11,400/μl H
白血球3分類  リンパ球数  3,800/μl H
       単核球数   1,300/μl H
       顆粒球数   6,300/μl
「白血球数とその分類」検査ではウイルス感染が続いていると想定されますが、
症状が無くなれば、まずは良しとしました。

「白血球数とその分類」検査の有用性を再認識した経験でした。

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「スーパー糖質制限」実行中。
21時半血糖値:107mg/dl。

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ウイルス性感染性胃腸炎と思うのですが・・・・・_a0082724_21510501.jpg
すべての年齢層で、肥満の方が多いのが気掛かりです。
何で肥満になるの?
何で糖尿病になるの?
過剰糖質摂取が原因です。
いつの日にか、正しい情報が発せられることを願っています。

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by hanahanak2 | 2018-04-18 21:56 | 白血球 | Comments(0)