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急性副鼻腔炎+急性咽頭炎

四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、繰り上げ100%ウイルス感染症です。
しかし、急性咽頭炎が合併すると、しばしばウイルスと細菌の混合感染症を呈してきます。
ここが悩ましい所です。

30歳代の患者さん。
交代制鼻閉が以前より続いているとの事です。
今回は、「鼻水・鼻閉の増悪・少々の咳」で受診されました。
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際立つのは、右への鼻中隔弯曲症です。
大量の粘性鼻汁がノドへ流れています。
よく見ると咽頭後壁に白苔を認めます。

末梢血液白血球数:14,400/μl H
白血球3分類 リンパ球数  3,900/μl H
       単核球数   1,500/μl H
       顆粒球数   9,000/μl H
決め手は、リンパ球数3千以上で4千近くまで増加している点です。

よって、ウイルス性急性副鼻腔炎+急性咽頭炎と判断し、
モンテルカスト錠+麻黄附子細辛湯カプセル
を、選択しました。

当患者さんの最大の問題点は、いつまでも続く鼻閉、です。

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「スーパー糖質制限」実行中。
8時半血糖値:100mg/dl。

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外来で血糖値測定を続けていて感じるのは、
お元気な高齢者の方々は、過剰糖質摂取にも関わらず、食後高血糖の程度が軽い事です。
血糖値の変動幅が小さい高齢者の方々が、生活を謳歌出来ると思います。
「FreeStyleLibre」装着で簡単に解明できると思います。

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by hanahanak2 | 2017-11-01 22:15 | 白血球 | Comments(0)