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いつも大量粘膿性鼻汁。

四国徳島からです。
当院の基本方針
①抗菌薬の適正使用
②改善しない鼻腔・副鼻腔疾患には手術を提案。
③糖質制限の提案・普及。

健康寿命を伸ばす為に糖質制限とか手術とか提案していますが、膠着状態が続いている80歳の患者さん。
10年前、「鼻汁・鼻閉・咳痰」で初診。
当時、クレアチニン高値・高血圧にて内科通院されていました。
頭部単純撮影にて両側上顎洞に強い陰影と鼻中隔弯曲ありました。
難聴も両側約50dB。
7年前、当院で鼻中隔矯正術。日帰り局所麻酔下手術を実施。
内視鏡下副鼻腔手術は拒否され、基幹病院へ紹介受診されましたが、これも受診先で拒否されました。

以後断続的にモンテルカスト錠等にて経過を診ております。
本日の状態、
いつも大量粘膿性鼻汁。_a0082724_21400170.jpg
鼻腔は普通の広さです。
大量粘膿性鼻汁です。
この状態が何十年と続いていると想定されます。

現在、クレアチニン値は透析寸前との事。(検査データ拝見できていないので数値は不明)
体格は過体重。
顔色良好。
大声でのやり取りは普通。
血圧:131/65mmHg。
12時半血糖値:113mg/dl。随時血糖の200超えは現在までありません。
HbA1c:5.3%。貧血の影響は多少あると思います。
Hgb:11.5g/dl。

80歳。
この状態では、嚥下性肺炎が心配です。

①腎機能悪化を阻止する為に糖質制限。
②難聴悪化の阻止に糖質制限。
③大量粘膿性鼻汁の軽減の為に内視鏡下副鼻腔手術。

透析・肺炎等の大きなトラブルの前に実現したいものです。
人生の最終コーナーも順風で過ごしたいものです。

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「スーパー糖質制限」実行中。
8時半血糖値:124mg/dl。

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 KinKi Kidsの堂本剛(38)が突発性難聴で1週間の入院を余儀なくされたことを、相方の堂本光一(38)が28日放送のテレビ東京系「テレ東音楽祭2017」内で明らかにした。

予防・支持・治療の基本は、糖質制限ですよ。
ステロイド使用に際しては、特に厳しくお願いしたいです。

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by hanahanak2 | 2017-06-28 22:12 | 慢性副鼻腔炎 | Comments(0)