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いつも鼻がグスグス

四国徳島からです。
当院の基本方針
①抗菌薬の適正使用
②改善しない鼻腔・副鼻腔疾患には手術を提案。
③糖質制限の提案・普及。


中学生の患者さん。
小さい時から、いつも鼻がグスグスとの事。

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鼻中隔弯曲症、重症です。
左への突出、最大級です。
右への弯曲も相当なものです。
鼻処置にてくしゃみが連発。
鼻処置そのものを嫌がっていました。

鼻中隔矯正術を高校3年生以降にと説明しました。
まずは治りたいという気持ちがないと前進しないと思います。

投薬は、ロイコトリエン受容体拮抗薬のみです。

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日8時半血糖値:105mg/dl。

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臨床ニュース
SSI予防に術直前血糖値110-150を勧告【米国外科学会】
米国外科学会・米国外科感染症学会が新GL発表
米国学会短信2016年12月14日 (水)配信 内分泌・代謝疾患一般外科疾患感染症投薬に関わる問題

 米国外科学会と米国外科感染症学会は12月1日、手術部位感染(SSI)の予防、診断、管理に関する各種ガイドラインを発表した。

 米国外科学会によるとSSIは院内感染の20%と最も多く、入院期間を約10日延長させたり、入院コストの上昇をもたらしたりするだけでなく、死亡リスクを2-11倍上昇させるとのデータもある。一方、SSIの60%は予防可能と考えられている。

 今回、作成されたガイドラインは周術期だけでなく、入院前から退院後の感染管理を網羅。院内でのSSIリスク低減策として、糖尿病の有無にかかわらず全ての患者の手術直前の目標血糖値を110-150mg/dLとすることを推奨。推奨の合意形成においては(1)これまでの研究から糖尿病患者や糖尿病治療薬の使用がSSIのリスク因子として知られている、(2)一方、長期的な血糖管理が良好であることよりも手術直前の高血糖への介入がより重要であることも指摘されるようになっている、(3)手術中の高血糖がSSIリスクを上昇させること、極度の低血糖が有害事象や低血糖エピソードを増大させるがSSIのリスクを低下させるわけではないことも報告されている―などの知見が考慮された模様。

 また、各種先行研究で喫煙者のSSIリスクが最も高いこと、過去の喫煙歴がある場合も一度も喫煙歴がない人に比べSSIリスクが高まることが指摘されていることから、手術4-6週間前からの禁煙を指導することを推奨している。

 GL作成関係者は「今回のGLの重要なメッセージは患者の予後改善の鍵は患者自身が握っているということ。SSI予防を可能にするための行動として、禁煙、糖尿病患者の場合は良好な血糖管理、そして一部の患者においては減量などが挙げられる」と説明している。

関連リンク
American College of Surgeons and Surgical Infection Society Announce New Guidelines for the Prevention and Treatment of Surgical Site Infections


当院での鼻腔・副鼻腔手術では、術前術後に糖質制限をお願いしています。
出来れば、これを切っ掛けに末永く糖質制限を続けてもらう事をお勧めしています。

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by hanahanak2 | 2016-12-22 21:51 | 鼻中隔弯曲症 | Comments(0)