急性副鼻腔炎の合併は高率です。
四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。
急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、繰り上げ100%ウイルス感染症です。
従って、抗菌薬療法は的外れと言わざるを得ません。
20歳代の患者さん。
当院受診9日前「右難聴・耳閉感」にて近医受診。
突発性難聴との診断で
ステロイド内服
抗菌薬(点耳液・内服薬)・・・中耳炎を考慮しての投薬と思われます。
その他の薬剤で経過観察でしたが、
当院受診2日前より耳漏を認め、遠距離の当院受診されました。
当院受診時、
聴力検査では右にわずかの難聴が認められます。
右中耳炎の影響ですが、突発性難聴の著明回復も考えられます。
耳漏は点耳液の排出と思われます。
末梢血液白血球数 12,400/μl H
白血球3分類 リンパ球数 5,700/μl H
単核球数 1,400/μl H
顆粒球数 5,300/μl
「白血球数とその分類」検査により、
ウイルス性急性中耳炎・急性副鼻腔炎 と断定できます。
投薬は、
ロイコトリエン受容体拮抗薬。
コタロー麻黄附子細辛湯カプセル。
抗菌薬は不要です。
治るのを待てばよろしいと思います。
10時半血糖値:74mg/dl。
朝食は?
食パンとアイスクリーム。
「手荒れ」が目立ちました。
糖質制限を勧めました。
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「スーパー糖質制限」実行中。
本日8時半血糖値:100mg/dl。
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「血糖値を下げる薬」を使う。
「野菜を多く食べる」
運動は必須ですね。
素朴な疑問。
血糖を上げない食事をすれば解決しますよね。
私達は非常に危険な世界で生活しているんですね。
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by hanahanak2 | 2016-12-13 17:51 | 急性中耳炎 | Comments(0)