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治らない後鼻漏

四国徳島からです。
当院の基本方針
①抗菌薬の適正使用
②改善しない鼻腔・副鼻腔疾患には手術を提案。
③糖質制限の提案・普及。

治らない鼻腔・副鼻腔症状には、鼻腔手術または副鼻腔手術をと説明しています。

30歳代の患者さん。
「1年前から後鼻漏が気持ち悪い」との事で受診されました。

治らない後鼻漏_a0082724_16502659.jpg

ファイバースコープで観察すると、中鼻道から粘膿性鼻汁が咽頭へ流れております。
末梢血液白血球数 5,600/μl
後鼻漏が増悪した時には「フロモックス」その他抗菌薬を服用するそうです。

当院投薬は、
ロイコトリエン受容体拮抗薬。
時々の抗菌薬は止めて欲しいです。
ウイルス感染症には抗菌薬は使わないのを日常にして欲しいです。
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「スーパー糖質制限」実行中。
本日8時半血糖値:87mg/dl。

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引きこもり仕組み、一端解明へ 京大教授らマウスの脳内変化確認
京都新聞 11/23(水) 14:12配信

 群れから隔離され不安めいた行動をするようになったマウスの脳内の変化を、京都大医学研究科の成宮周教授と長崎大医歯薬学総合研究科の出口雄一准教授らが突き止めた。人間の引きこもりに関するメカニズムの解明につながるという。米科学誌セル・リポーツに23日、発表する。
 内閣府は、家族以外とほとんど交流を持たない15~39歳の「引きこもり」の人は、全国で54万1千人いると推計。引きこもり生活を終えたいと思っている人の支援が課題となっている。
 グループは縦30センチ、横20センチのケージで6週間、マウス1匹だけを飼育することで「社会隔離ストレス」を与え、引きこもりに似た状況を再現した。するとマウスは壁から離れないなど、不安を感じているような行動を取るようになった。
 マウスの脳内を解析すると、側坐核(そくざかく)という部位の神経細胞の末端にタンパク質「mDia」が蓄積し、収縮した形に変わっていた。この時、神経細胞の末端から次の神経細胞に刺激が伝わる効率は低下しており、不安そうな行動との関連を示した。
 出口准教授は「新たな抗不安薬の開発に期待できる。引きこもりから脱却する時の一助にもなるかもしれない」とする。

「引きこもり」も「異常たんぱく」の蓄積ですか。
アルツハイマー病が最も有名ですが、パーキンソン病も「異常たんぱく」の蓄積が原因です。
「異常たんぱく」を蓄積させない薬、分解する薬の開発を急ぐ事になりますが、
数え切れない疾患のそれぞれに対応する薬を患者さんに高価な投薬するんですか?
糖質制限の世界では、アルツハイマー病の予防・治療・支持療法に糖質制限が有効な事は支持されていると思います。
薬の開発も必要ですが、食生活から難病に立ち向かって行く姿勢も必要と思います。
糖質制限が、その突破口となるはずです。

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by hanahanak2 | 2016-12-01 18:32 | 後鼻漏 | Comments(0)