問題は、鼻中隔弯曲症です。
四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。
20歳代の患者さん。
受診前日よりの右耳閉感で来院されました。
鼻汁・鼻詰まり・咳は大体無くなりましたとの事でした。
①鼓室内貯留液、左は少量、右は満杯状態でした。鼓膜膨隆を来す程でなかったので痛みがなかったと思われます。
②大量粘膿性鼻汁は消失していません。
③左への鼻中隔突出は高度です。
末梢血液白血球数 13,400/μl。
白血球3分類 リンパ球数 3,000/μl
単核球数 1,000/μl H
顆粒球数 9,400/μl H
「抗菌薬適正使用」判定。
顆粒球数が1万以下ですから、抗菌薬は不要です。
ウイルス性急性中耳炎・急性副鼻腔炎です。
投薬は、
ロイコトリエン受容体拮抗薬
コタロー麻黄附子細辛湯カプセル
を、選択しました。
最大の問題は、
鼻中隔弯曲症により、
左鼻閉が日常的に続いているはずです。
イビキもあるはずです。
患者さん本人は、???????
説明に力が入らない診察でした。
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「スーパー糖質制限」実行中。
本日8時半血糖値:98mg/dl。
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by hanahanak2 | 2016-01-18 22:48 | 急性中耳炎 | Comments(0)