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改善増悪の繰り返しです。

四国徳島からです。
当院の基本方針
①抗菌薬の適正使用
②改善しない鼻腔・副鼻腔疾患には手術を提案。
③糖質制限の提案・普及。

大学生です。
小さい頃より、鼻閉・鼻汁・咳痰等の症状が改善増悪を繰り返しているとの事で受診されました。
現在、鼻症状は悪化していますとの事でした。

改善増悪の繰り返しです。_a0082724_12441627.jpg

多彩な不具合があります。
①鼻中隔は左へ突出、高度。
②大量粘膿性鼻汁。
③下鼻甲介の肥大・腫脹、軽度。
④中鼻甲介の肥大・腫脹、中等度。
⑤ノドが狭い。軽度。

鼻中隔弯曲症+アレルギー性鼻炎+慢性副鼻腔炎+睡眠時無呼吸症候群の疑いの診断しました。

薬での対応は、限られた改善のみと思います。

まずお勧めしたのは、
下鼻甲介・中鼻甲介切除術+鼻中隔矯正術

総鼻道・中鼻道を広げる作業からと思います。

投薬は、
ロイコトリエン受容体拮抗薬
フルナーゼ点鼻液 後発品

末梢血液白血球数 6,600/μl

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日8時半血糖値:124mg/dl。

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医療ニュース 
不妊症患者に卵子「若返り」 臨床研究を日産婦承認
臨床 2015年12月13日 (日)配信朝日新聞

 日本産科婦人科学会の倫理委員会は12日、不妊症の患者らの卵巣組織を取り出し、一部を自身の卵子に移植して若返りを試みる臨床研究を認めたと発表した。大阪府内のクリニックが実施する。海外ではこの方法での出産例があるが、妊娠率が上がるかははっきりしていないという。

 臨床研究では、患者の卵巣組織の一部を腹腔(ふくくう)鏡手術で取り出し、細胞に必要なエネルギーのもとを作るミトコンドリアを抽出する。別に取り出した本人の卵子に、精子とともに注入して体外受精させる。

 ミトコンドリアは卵子の老化と関係があると考えられており、別の細胞から移植することで、受精する確率や妊娠率をよくすることを目指す。カナダやトルコなどで200回以上実施され、20人以上の赤ちゃんが誕生しているという。

 倫理委は「効果は十分検証されておらず、初期の研究・実験段階にある治療法」「未解明、未知の問題が存在する可能性は否定できない」などと指摘。ほかの医療機関がこの臨床研究をするには個別に学会への申請が必要になるという。(合田禄)


若くても、父さん母さんの老化が精子卵子の老化へとつながっていると思います。
高糖質食、普通と思っている食事が影響していると思うのですが。

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by hanahanak2 | 2015-12-17 14:17 | 慢性副鼻腔炎 | Comments(9)

Commented by 佐藤 at 2015-12-17 20:06 x
こんばんは。お久しぶりです。
9月に診てもらった佐藤です。
昨日、先生のお話にも出ていた
とある耳鼻科で診てもらいました。
そこでこの前撮ったCTをみてもらったのですが、
前頭洞の部分に白い影があり粘膜でふさがっているのを指摘されました。
この部分の手術は日帰りではできないと学会で決められたそうで、
大学病院で診てもらうように言われました。
(Draf手術?とかいわれました。)
やはり副鼻腔を治していくことを提案されたのですが
鼻腔癒着に関しても大学病院で聞くように言われ
診てもらえませんでした。
また処置してもらうことはかないませんでした。

また違う大学病院を探して診てもらおうと思うのですが
その時は紹介状を書いていただくことは可能でしょうか。
郵送代はなどは出させていただきます。

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Commented by hanahanak2 at 2015-12-17 21:17
迷走していますよ。
ひとつひとつ、理解出来ません。
破壊的な手術は止めて下さい。
そして、転院する度にCT撮影で非常に危険です。
放射線暴露は最小限にして下さい。
発がんの確率を高めます。
まず、鼻甲介の癒着を解除して、副鼻腔及び周辺の病変を切除すれば完成に近付くと思います。
診察の上、説明致します。
ご来徳下さい。
Commented at 2015-12-17 21:28 x
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Commented by hanahanak2 at 2015-12-17 22:22
そういうことでしたか。
初診時に持参されたCT画像には確か、左前頭洞と右上顎洞に病変がありましたので、当院での手術で開放切除したはずです。だから完璧とは100%言えないですが。
そういう事情でしたら、病変の写っているCT画像と現在の副鼻腔周辺像(ファイバースコープ像)特に前頭洞口付近像を送って下さい。可能な範囲でお願いします。折り返し希望病院宛に紹介状を作成します。
Commented at 2015-12-17 22:50 x
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Commented by hanahanak2 at 2015-12-18 08:29
おはようございます。
当院で行っている副鼻腔処置・内視鏡下副鼻腔手術に関して、規制は掛かっていないはずです。
出来る事はさせてもらいます。
Commented at 2015-12-18 20:52 x
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Commented by hanahanak2 at 2015-12-18 21:00
了解しました。
Commented at 2015-12-18 21:17 x
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