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修正手術

四国徳島からです。
当院の基本方針
①抗菌薬の適正使用
②改善しない鼻腔・副鼻腔疾患には手術を提案。
③糖質制限の提案・普及。

改善しない鼻腔・副鼻腔症状には、出来たら手術をと説明しています。

1月6日に書き込みした患者さん。
4月中旬に左、下旬に右内視鏡下副鼻腔手術を実施。
ポリープを追って行くと全副鼻腔の手術になってしまいました。

5月より隣県へ転居されました。
今月、2ヶ月での点検に来県されました。

修正手術_a0082724_21572010.jpg

予想外の癒着が多発していました。
両側中鼻甲介と右下鼻甲介に癒着がありました。
左上顎洞前端部付近よりの大量粘膿性鼻汁も。
術前のポリープの処理は良好です。

修正追加手術も含んでの来県でしたので、当日午後から両側内視鏡下副鼻腔手術を実施。
侵襲程度が低い予定でしたので両側をやりました。
局所麻酔下です。
癒着を解除し、ポリープ様粘膜をマイクロデブリッダーで削っていく作業。
左上顎洞前端部とそれに続く眼窩壁の病的粘膜除去を丁寧に行いました。
術後止血タンポンはアルゴダーム小糸くくり5連結です。
翌日、左右3個ずつ抜去し2個ずつ残しました。
そのままでは同じ事が起こります。
4個目のアルゴダームを中鼻甲介前下端部に引き出して数日置くことにしました。
修正手術_a0082724_21574137.jpg

こんな感じです。
ファイバースコープで観察しながら行いました。

数日後、隣県よりご足労していただく事になります。

中鼻甲介癒着対策が、また一歩前進したと思います。

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日8時半血糖値:100mg/dl。

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がんの早期発見技術なんですね。
CT、PETでは発見出来ない初期のがんにも反応すると報道されていました。

もし、陽性となったら、糖質制限ですよ
がん細胞にエサを与えない努力を致しましょう。

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by hanahanak2 | 2015-06-29 22:30 | 内視鏡下副鼻腔手術 | Comments(0)