白血球数 14,200/μl
四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。
急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、繰り上げ100%ウイルス感染症です。
「白血球数とその分類」検査で、確認しています。
12歳の患者さん。
左耳痛で来院されました。
6歳まで、抗菌薬内服、耳管通気療法、鼓膜切開、鼓膜チューブ挿入等の種々の診療を受けてやっと治癒したとの事でした。
左鼓膜は、風船状に硬度膨隆。
右は石灰化と上鼓室への内陥あり、過去の難治だった中耳炎が想定されます。
鼻中隔弯曲と鼻甲介肥大腫脹と鼻汁により、通気度が非常に悪化しています。
末梢血液白血球数 14,200/μl H
白血球3分類 リンパ球数 2,400/μl
単核球数 1,200/μl
顆粒球数 10,600/μl H
当院の抗菌薬使用基準では、細菌感染症に該当します。
しかし、
急性中耳炎・急性副鼻腔炎の初期に見られる細菌感染症パターンと考えます。
念のために、翌日再検査をお願いしたところです。
選択は、
ロイコトリエン受容体拮抗剤:シングレア又はキプレス、でした。
お母さんは、「抗生物質は?」「痛み止めは」と申しておりました。
診察をしながら、懸命に急性中耳炎診療の真実を説明しのですが。
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「スーパー糖質制限」実行中。
本日朝食開始90分後血糖値:111mg/dl。
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乾燥おから。
健康食材として高い評価を得ています。
「糖質制限」に、からめての記事にして欲しい所でした。
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by hanahanak2 | 2015-04-04 21:26 | 急性中耳炎 | Comments(0)