術後4年半。
四国徳島からです。
当院の基本方針
①抗菌薬の適正使用
②改善しない鼻腔・副鼻腔疾患には手術を提案。
③糖質制限の提案・普及。
患者さんは、色んな訴えで通常医療機関を受診するするのですが、
それに対して、薬物療法を当初は選択するのが通常です。
それでも、改善しない場合にはどうするかが問題と思います。
そんな20歳代の患者さん。
主訴は鼻閉でした。
平成20年21年の受診理由は、ひどい鼻閉でした。
22年の状態。
鼻中隔の左への高度突出が際だっていました。
薬物療法では改善困難でしたので、当然ですが、
22年、日帰り局所麻酔下で、
鼻中隔矯正術+下鼻甲介超音波凝固切除を実施しました。
現在の状態。
程度は軽いですが、鼻閉の訴えでした。
鼻中隔のひどい突出は解消されて、通気性は十分です。
投薬はフルナーゼ点鼻液の後発品。
強調したのが、生活習慣の改善です。
血圧:121/83mmHg
食後2時間血糖値:105mg/dl。食餌はサンドイッチとヨーグルト。
BMI:24.5。
このような糖質の多い食事を続けていると、次第に体重増加が必ず起こってきます。
体重増加に伴ってノドが狭くなる傾向があります。
このあたりが、当患者さんの要点と思いました。
何らかの糖質制限が必要です。
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「スーパー糖質制限」実行中。
本日朝食開始90分後血糖値:97mg/dl。
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急成長した錦織圭選手の姿。
本当にすがすがしい思いです。
「勝てない相手はもういない」
身体から素直に出た言葉なんでしょう。
糖質制限を指導している医療従事者として言いたい。
「勝てない2型糖尿病はもういない」
1型糖尿病も、経験を積めば、射程圏内です。
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by hanahanak2 | 2014-09-08 21:41 | 鼻中隔矯正術 | Comments(0)