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今年も、

四国徳島からです。

抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、繰り上げ100%ウイルス感染症です。
就学時以降も、さらに中学生になっても、急性中耳炎を来す場合には、鼻腔・鼻咽腔の詳しい観察が必要です。

現在、中学生。
当院初診は1歳6ヶ月
急性中耳炎・急性副鼻腔炎・気管支喘息の繰り返しが3歳まで続きました。
当時の処方薬は
ザジテン 今、考えると けいれんを誘発し易い薬剤でした。8月29日書き込み。
ムコサール 痰切り 
メプチン 気管支拡張剤
時に、テオドール 気管支拡張剤。日本でしか使用されていなかった薬剤?
抗菌薬使用は、1回ありました。急性扁桃炎だった時でした。「白血球数とその分類」検査なしでの投薬でした。反省しています。

3歳以降は次第に急性中耳炎発症頻度は低くなって来ましたが、昨年1回、そして今回と依然、散発的に発症しています。

今年も、_a0082724_16471187.jpg

①鼓膜膨隆は無し?。しかし鼓室内貯留液は満杯状態と思われます。
②下鼻甲介は3年前に超音波凝固切除をしています。経過良好です。
③しかし、右への鼻中隔突出が高度です。鼻呼吸の障害になっています。
④そして、中等量の粘性鼻汁を認めました。急性副鼻腔炎です。
⑤アデノイド肥大の確認は次回に。

末梢血液白血球数 4,400/μl

投薬は、
ロイコトリエン受容体拮抗剤:シングレア又はキプレス、
だけ。

将来に向けては、中耳炎を起こさない鼻腔・鼻咽腔に修正する必要性を考えるつもりです。

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日朝食開始90分後血糖値:98mg/dl。

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m3ニュースから。

スタチン、心臓病予防に有効なの?学会調査では効果なし
朝日新聞 2014年9月4日(木) 配信 Doctors Community 1件

 血液中の悪玉コレステロール値を下げる治療薬スタチンには心臓病を予防する効果があるとされるが、製薬会社が主導していない近年の臨床研究ではそうした効果は見られなかった、とする調査結果を日本脂質栄養学会がまとめた。
 スタチンは年間売り上げ2兆円程度。世界でもっとも売れている薬とされる。心筋梗塞(こうそく)など心臓の血管がつまって起きる「冠動脈疾患」の発病を3割程度抑える効もあるとされる。
 脂質栄養学会理事の奥山治美・金城学院大教授らはスタチンの効果を確かめるため、1990年代から2008年に発表された臨床研究16件のデータを詳しく調べた。90年代の9件と08年の1件では「偽薬などに比べて、冠動脈疾患を減らす効果がある」という結果だったが、00年代の6件では冠動脈疾患を減らす効果に統計的な差がなかった。
 差がなかった6件はいずれも企業と直接的な利害関係のないグループによる研究だった。効果が見られた90年代の9件は製薬企業主導の臨床研究で、08年の1件も中心研究者が企業から支援を受けていたという。
 米心臓病学会などは、こうした研究を総合的に分析して冠動脈疾患予防に有効と判断しているが、奥山さんは「企業主導の臨床研究は信頼性に欠ける。企業と直接の利害関係がない研究のみで判断するべきだ」と話している。(鍛治信太郎)


確かに、
糖質制限を実行すると、肥満・高血圧・脂質異常・高血糖、全て正常化しますから。
本当は、クスリ、要らないと思います。

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by hanahanak2 | 2014-09-05 16:53 | 急性中耳炎 | Comments(0)