急性中耳炎は治り易いのです。

四国徳島からです。
抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、繰り上げ100%ウイルス感染症です。
抗菌薬投与に関係なく、改善増悪を繰り返します。

耳漏での受診の4歳児。
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左耳は鼓室内部分的な貯留液を認めます。
右は、鼓膜自壊による耳漏を認めました。
そして、右鼻腔に大量膿性鼻汁を認めました。
右も膿性鼻汁、少量ありました。

「白血球数とその分類」検査をしない時もあります。
経験から、ウイルス性急性中耳炎・急性副鼻腔炎と診断しました。
投薬は、
ロイコトリエン受容体拮抗剤:シングレア又はキプレス、だけ。

2週間後、
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中耳炎は、治癒状態。
副鼻腔炎も大きく改善。
右副鼻腔炎は改善が遅れ気味でした。

ウイルス性急性中耳炎は、治り易い疾患です。
ウイルス性急性副鼻腔炎は、治癒を達成出来ないのです。
生涯、繰り返し付き合って行かざるを得ないのです。
重症度・改善度・遷延性によっては手術を選択するに至る場合も多くなって来るのです。

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こういう事は知りませんでした。
確かに、タミフルを内服すると48時間前後で解熱します。
しかし、大量膿性鼻汁や咳は、解熱と関係無しで続いて、それなりに改善していく事は、
何か変だなと思っていました。

私も、メーカーに抗菌薬の「臨床試験データ」を見たいと要望した事がありましたが、
完全無視されました。
抗菌薬投与前後の、「白血球数とその分類」検査値を確認したかったのです。
「利益相反」には、要注意ですね。

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by hanahanak2 | 2014-08-11 22:36 | 急性副鼻腔炎 | Comments(0)