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39.6℃の発熱

四国徳島からです。

「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

感染症の診断には、「白血球数とその分類」検査が非常に有用と思います。
その場で、細菌性かウイルス性かの判断が出来てしまうのです。

30歳代の患者さん。
受診2日前に39.6℃発熱あり、咽頭痛もありとの事で受診されました。

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咽頭後壁は腫れていましたが、白苔なし。
口蓋扁桃と舌根扁桃には軽度~中等度の白苔を認めました。
視診だけで、ウイルス性か否かの区別は、私は出来ません。
比重は、いつもウイルス感染に置いていますが。

末梢血液白血球数 5,100/μl。

抗菌薬不要のウイルス性急性扁桃炎でした。
扁桃炎、即、抗菌薬診療はNGです。

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日朝食開始90分後血糖値:95mg/dl。

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熱中症予防には、血糖値を上げない食事です。
その一環としての、糖分含有飲料水対策です。

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by hanahanak2 | 2014-06-30 18:36 | 急性咽頭炎・扁桃炎 | Comments(0)