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急性喉頭蓋炎

四国徳島からです。

「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

急性喉頭蓋炎という疾患。
重症の場合には生命の危険があるので恐れられています。

40歳代の患者さん。
約10年間、鼓膜炎にて断続的に通院されて、3年前に治癒されています。
また、イビキ対策として、減量と鼻中隔手術を勧めていました。
今回は、咽頭痛での受診でした。

急性喉頭蓋炎_a0082724_2130197.jpg

喉頭蓋の下半分の腫脹を認めました。
窒息の危険性はありません。
嚥下痛はかなりあると思います。

末梢血液白血球数:7,300/μl

通常、急性喉頭蓋炎は、細菌感染症だと決めつけられている疾患です。
しかし、
「白血球数とその分類」検査をやってみますと、そのほとんどはウイルス感染症です。
私はそう思います。

「(シングレアを使うつもりで)飲み薬出しときます」
「クスリは飲まんから要らん」
でした。
はっきりとしたウイルス感染症でしたので、OKにしました。

同時に
15時半血糖値:274mg/dl
あわてて、HbA1cも測ってみました。
9.9%
血圧:146/104mmHg。
喫煙習慣あり。
良い事もやっていました。
運動・カロリー制限食にて10kg減量に成功していました。
BMI:22.7、でした。

当患者さんの主義で、
生活習慣病関連薬は服用なしでした。

糖質制限を強く勧めました。

堂々の糖尿病で治療していない患者さんは、非常に多いというのが印象です。

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日朝食開始90分後血糖値:88mg/dl。

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「ドクター江部の糖尿病徒然日記」からの記事です。
血糖値改善しました
江部先生、はじめまして。
7年ほど前から血糖値高め(HbA1c6前後)になり、今年3月ついにHbA1cが8を超えてしまった51歳女性です。
こちらのブログを見つけ、先生の御本を読みながら、2か月間スーパー糖質制限と週1-2回の水泳(歩くだけですが)を続けました。糖尿病の薬は飲んでいません。
そして、本日の血液検査で大改善の結果が出ました!

3月20日
HbA1c 8.1; 空腹時血糖 151;TG(中性脂肪)466; γ-GTP 47;T-Cho 233
5月29日
HbA1c 5.6; 空腹時血糖 93;TG(中性脂肪)108; γ-GTP 34;T-Cho 227

血糖も中性脂肪も大改善!
お医者様が、「すごい!こんなに良くなったの初めて見た!」と驚かれてました。
総コレステロールが少しだけ高めだけど、HDL/LDLは正常で気にすることない、ということです。

体重も5キロ減り、BMI21.1で丁度良いくらいになりました。

祖母がかつて糖尿病で足を切り、自分もいつかと恐れていたのですが、
糖質制限に出会ってこれなら大丈夫と自信がつきました!
これからも糖質制限を続けようと思います。本当にありがとうございました。
2014/05/29(Thu) 17:02 | URL | しーまま | 【編集】


糖質制限の世界では、当たり前の出来事です。
クスリは、原則使いません。
服用しても、将来は中止する予定のクスリです。

糖質制限診療とクスリ診療、
優越性は明かです。

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by hanahanak2 | 2014-05-30 21:57 | 白血球 | Comments(0)