鼓膜切開術後に発生しました。
四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
鼓膜切開とか鼓膜チューブ留置術をやりますと、
一定割合に、自然治癒しない鼓膜穿孔とか鼓膜炎が発生します。
その為も有り、自然治癒が期待出来る繰り返す急性中耳炎には鼓膜に操作を加える手技は致しません。
しかし、繰り返す治らない中高年の滲出性中耳炎には、相談の上、
鼓膜切開は致します。
やってもやっても治る事はまれですが。
約1ヶ月は聴力改善が得られるからです。
そんな85歳の患者さん。
3月
なんでか大きな 痂皮が発生していました。
その時期には鼓室内貯留液は認めませんでした。
貯留液発生してくると、鼓膜切開に邪魔なんです。
痂皮を柔らかくして除去しますと、
肉芽を伴う鼓膜炎が現れました。
最近は、創傷被覆材アルゴダームを使う事により、確実に治癒に導く事が出来ます。
フェノール処置後、パルデスローションを浸したアルゴダームを鼓膜炎の部位に留置するのです。
数日で、大きく改善して来たのがお分かりと思います。
中高年の繰り返す滲出性中耳炎、難治です。
シングレア:ロイコトリエン受容体拮抗剤の服用を続けてもらっていますが、効果無し。
究極の治療法、
糖質制限を1年以上指導していますが、難しいんでしょうか、出来ません。
サプリメントは色々されているみたいですが。
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「スーパー糖質制限」実行中。
本日朝食開始90分後血糖値:113mg/dl。
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糖質制限を実行して分かった事。
生活習慣病(肥満・脂質異常・高血圧・糖尿病)を克服するのにクスリは要らない。
うつ病にも、クスリは要らない。
詳しくは、
ブログ「ドクター江部の糖尿病徒然日記」で。
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by hanahanak2 | 2014-04-21 23:08 | 鼓膜炎 | Comments(0)