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急性中耳炎 症例245 その3

四国徳島からです。

「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、繰り上げ100%ウイルス感染症です。
抗菌薬不使用診療が基本と思います。

現在、8歳1ヶ月の小学生。

2歳3ヶ月に、急性中耳炎・急性副鼻腔炎での当院初診。
それまでに、約1年の抗菌薬療法と数回の鼓膜切開を受けていました。
当院では、「白血球数とその分類」検査から、ウイルス感染症と診断、
シングレア:ロイコトリエン受容体拮抗剤を基本とし、
咳症状来たした時には、メプチンドライシロップ:気管支拡張剤を使いました。
抗菌薬は、全く使用していません。
繰り返すウイルス感染症だったので、必要がなかったんです。

最近は、繰り返す急性副鼻腔炎での受診になっています。

こんな状態です。
急性中耳炎 症例245 その3_a0082724_21334581.jpg

①鼓膜の状態は良好。5歳までの中耳炎は何だったん?
②大量粘膿性鼻汁
③アデノイド肥大が目立ちます。成長と共に縮小するのを期待します。

頻繁に繰り返すウイルス性急性副鼻腔炎が成長と共に沈静化するかどうかが、これからの問題になります。

ちなみに、直近の急性中耳炎は、2011年平成23年10月23日に書き込みしました。
急性中耳炎 症例245 その3_a0082724_21453091.jpg

当患者さんにとって、これが最後の急性中耳炎であって欲しいものです。

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日朝食開始90分後血糖値:108mg/dl。

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毎週、有益な記事を、有難うございます。
日浦恭一先生、ご苦労様です。

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by hanahanak2 | 2014-03-07 21:58 | 急性中耳炎 | Comments(0)