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受診理由は、鼻出血

四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。

糖質制限を始めて分かった事に、
日常、何気なく投薬している、もらっている薬の数々。
本当に必要なん?
もしかして不必要でないで?と、
次々と疑問が湧いてくるのです。
自分も、糖尿病薬を筆頭に大半の薬を止めてしまいました。

50歳代の患者さん。
一度、比較的多量の鼻出血を経験された為か、鼻出血に過敏になっております患者さんです。

受診理由は、鼻出血_a0082724_20543722.jpg

鼻腔には血液の流れは認めません。
後鼻漏も認めません。
ただ左外耳道深部に 痂皮があります。
来院の度に処置をしていましたが、まとまった治療にはならず中断の繰り返しになっています。
今回は、フェノール処置後、創傷被覆材アルゴダーム密着留置をやりました。
再診が無い状態なんですが、放置になってしまっても支障は起こりません。

約20年前より、高血圧の治療中だという事を知っていたのでお薬手帳を拝見しました。

エックスフォージ配合錠
 ①アムロジピン 降圧剤
 ②バルサルタン 降圧剤
③ユベラNソフトカプセル ビタミンE
④ソラナックス 安定剤
⑤ローコール 脂質異常の薬
これらがいつも服用している薬。
11時半血糖値:82mg/dl、血圧:137/75mmHg。
正常値だから良し、ではないと思います。
コントロール出来たら、次は、減薬断薬を目指すのが「医療」と思います。
糖質制限を実行すれば可能と私は思うんです。

次の薬が、どうして?
PL配合顆粒
 ①サリチルアミド 解熱鎮痛剤
 ②アセトアミノフェン 解熱鎮痛剤
 ③無水カフェイン 眠気予防?
 ④プロメタジンメチレンジサリチル酸塩 抗ヒスタミン剤
⑤ムコスタ 胃潰瘍の薬
フスコデ配合シロップ
 ⑥ジヒドロコデインリン酸塩 咳止め
 ⑦メチルエフェドリン塩酸塩 気管支拡張剤
 ⑧クロルフェニラミンマレイン酸塩 抗ヒスタミン剤
⑨レフトーゼシロップ 鼻汁・痰を溶かす?
⑩ムコソルバン内用液 同上
⑪ベラチンドライシロップ小児用 気管支拡張剤
⑫クラリス錠 抗菌薬
⑬アズノールうがい液

咳のひどい風邪だった投薬とは理解出来ます。
13種類の薬物ですよ。
ちょっと、ちょっとですよ。
便秘と口渇と眠気は必発、
心悸亢進・手指振戦が時に。
尿閉は自分が経験しました。
抗菌薬投与時には「白血球数とその分類」検査をお願いしましょう。
医師は良かれと熟慮の上での投薬と思います。

一般に患者さんは、抗菌薬を含めて多種の投薬を好む傾向があるようです。
本来は、単純処方が理想です。

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日朝食開始90分後血糖値:83mg/dl。

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受診理由は、鼻出血_a0082724_21374232.jpg


胃ろう作成しても「食べるためのリハビリ」をやるなんて考えなかったです。

糖質制限を実行して、生活習慣病関連薬の減薬断薬をすることは、
胃ろうリハビリと比べて、ハードルは非常に低いですよ。

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by hanahanak2 | 2014-02-08 21:46 | お薬手帳 | Comments(0)