ゴールが見えて来ました。
四国徳島からです。
鼓膜穿孔に対しては、湯浅法という鼓膜形成術が有名で一般に普及しております。
現在、30歳代の患者さん。
平成19年、右難聴にて受診されました。
右鼓膜には中等大の鼓膜穿孔を認めました。
フェノール・ステロイド処置で経過をみましたが、変化なかったので、
基幹病院へ鼓膜形成術の為、紹介しました。
しかし、
紹介先へは受診せず、
昨年12月、当院へ戻って来ました。
右穿孔は、そのまんま。
左鼓膜、小穿孔とかなりな鼓膜炎。
右にはフェノール塗布、ステロイド塗布、フィブラストを浸したテルダーミス留置。
左には、フェノール塗布、ステロイド塗布。半年で治癒。
右穿孔は改善の兆しなし。
9月初旬の状態です。
穿孔縁を鼓膜切開刀にて出血する程の新しい傷を付け、フィブラストを浸したテルダーミスを留置してみました。1週間に1回のペースでやりました。
本日、
急速に閉鎖への道をたどっておりました。
湯浅法では、穿孔縁の切除と側頭筋膜の採取が必要ですが、
この方法は、穿孔縁を擦って傷を作るだけ。
お手軽手技と思います。
大穿孔には困難とは思います。
お試し下さい。
================================================
「スーパー糖質制限」実施中。
本日朝食開始90分後血糖値:108mg/dl。
現在、闘病中の有名なタレントさん。
多剤併用療法を受けておられるようです。
「糖質制限」をご存じないのでしょう。
残念でなりません。
================================================
by hanahanak2 | 2013-10-11 23:21 | 鼓膜穿孔 | Comments(0)