鼻閉鼻汁・咳・痰
四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。
急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、繰り上げ100%ウイルス感染症ですよ。
経験的に、抗菌薬で制御出来ていないことは患者さんから教えられていますよね。
50歳代の患者さん。
「鼻閉鼻汁・咳・痰」等の訴えで近医を受診され、
投薬を受けておりました。
クラビット・・・・・・・・・・・・膿性鼻汁・痰だったから?
エンピナースP・・・・・・・・膿性鼻汁・痰だったから?
ロキソニンの後発品・・・発熱・咽頭痛あったから?
ムコサール・・・・・・・・・・鼻汁・痰が粘かったから?
アストミンの後発品・・・咳があったから?
ポララミンの後発品・・・水ばなを止めたかったから?
トラマゾリン点鼻薬・・・鼻閉を素早く軽減したいから?
より早く治りたいのでと当院へ受診。
大量粘膿性鼻汁。
咽の高度狭小化。
急性副鼻腔炎には抗菌薬は不要なんですよ。
ウイルス感染症ですよ。
鼻風邪ですよ。
末梢血液白血球数 7,200/μl
抗菌薬は要らないですよ。
私の選択。
シングレア・・・・・・気管支喘息治療剤・アレルギー性鼻炎治療剤
シムビコート・・・・ドライパウダー吸入式喘息治療配合剤
ウイルス性急性呼吸器感染症に対して妥当だと思っています。
投薬は単純化に努めましょう。
急性副鼻腔炎の改善後、肥満、いびき(睡眠時無呼吸)、血糖値等の検討を勧めましたが、
再診は無しでした。
残念。
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「スーパー糖質制限」実施中。
本日朝食開始60分血糖値:84mg/dl。
糖質制限人にとって、大変ありがたいです。
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by hanahanak2 | 2013-07-21 22:23 | 急性副鼻腔炎 | Comments(0)