術後タンポン
四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。
1月13日14日に書き込みした急性副鼻腔炎の患者さん。
ウイルス性急性副鼻腔炎と診断、抗菌薬不使用で経過観察していました。
1ヶ月後、
大量粘膿性鼻汁がほぼ消失していました。
ウイルス性急性副鼻腔炎の経過です。
CT画像と合わせ検討し、内視鏡下副鼻腔手術を2月18日実施。
日帰り局所麻酔下手術でした。
術後抗菌薬は、1回内服のみでした。
術後鼻内タンポンは、翌日抜去出来ました。
タンポンは、
術創にアルゴダーム糸結び、
その下面に、綿花糸結び、
最後にメロセル。
糸を引っ張れば容易に抜去できるので、作業は格段に楽ちんです。
タンポンにも、試行錯誤を続けています。
当患者さんは、アスピリン喘息の可能性がありましたが、ロキソニンの使用が可能でしたので疼痛管理は容易でした。
内視鏡下副鼻腔手術では、精度の高い手術をやらないと、後鼻漏を制御出来ないので、真剣勝負でした。
by hanahanak2 | 2013-02-21 00:05 | 内視鏡下副鼻腔手術 | Comments(0)