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急性中耳炎 症例128 その2

四国徳島からです。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は代表的なウイルス感染症です。
これに耐性菌を考慮した診療を提供することは、改める必要があると思います。

8歳2ヶ月の患者さん。
初診は3歳4ヶ月。
2009年9月7日に書き込みした患者さん。
断続的に通院されていますが、感染症発症時は全てウイルス感染症と診断して抗菌薬(抗生物質)は当院では使用していません。
急性中耳炎は5歳時に何となく落ち着き再発はなくなりました。
しかし、落ち着かないのは、繰り返すウイルス性急性副鼻腔炎とアレルギー性鼻炎です。
現在、
急性中耳炎 症例128 その2_a0082724_1659543.jpg

①下鼻甲介、高度肥大。
②中鼻甲介、高度肥大、
③鼻中隔彎曲も加わり、
鼻腔通気は遮断されてしまっています。
誠に可哀想です。
鼻呼吸不可能ですので、口呼吸をしています。
現在は、鼻腔の接触を非常に嫌っていて手術は出来ません。
鼻腔処置に慣れて、将来、鼻腔手術をと言い続けています。

急性中耳炎は治りやすい疾患です。
根気良い待機作戦をお進めします。
急性副鼻腔炎・アレルギー性鼻炎は生涯に亘りまとわりついてきます。
著明改善に向けた手段をと言いたいです。

by hanahanak2 | 2011-12-04 17:17 | 急性中耳炎 | Comments(0)