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急性扁桃炎

四国徳島からです。

耳鼻咽喉科感染症に対して、ウイルス感染を考慮した診療を行う必要があると思います。
そうしないと、抗菌薬(抗生物質)の雨嵐となります。


30代の患者さん。
急性扁桃炎の患者さん。
高熱、咽頭痛、扁桃白苔認めました。
ウイルス性かも知れません。
血球計測、
末梢血液白血球数  18,500/μl H
白血球3分類  リンパ球  2,000/μl 
           単核球     800/μl
           顆粒球  15,700/μl H

明瞭な細菌性感染症のパターンになりました。
白血球数1.3万以上、顆粒球(ほぼ好中球)1万以上かつリンパ球2千以下、でした。
抗菌薬の副作用が出ないようにと念じての使用になりました。

久し振りの抗菌薬使用でした。

by hanahanak2 | 2011-11-29 18:30 | 白血球 | Comments(2)

Commented at 2011-11-30 11:20 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by hanahanak2 at 2011-12-01 17:42
当ブログへのアクセス、ありがとうございました。
そういう経過は、急性副鼻腔炎ないし慢性副鼻腔炎急性増悪の繰り返しと思います。原因微生物はウイルスと思います。繰り返すのはウイルスの特徴です。特効薬はございません。対症療法、その中でもロイコトリエン受容体拮抗薬を使用する場合が多いです。
そして、繰り返す鼻腔・副鼻腔症状、治り切らない鼻腔・副鼻腔症状は手術の適応になるかと思います。完成度の高い手術が出来上がった暁には世界が変わると思います。
以上参考になれば幸です