はしかい咳が昨日から
四国徳島からです。
「取り敢えず抗菌薬(抗生物質)」診療からの脱却を図っています。
それには、「白血球数とその分類」が非常に有用です。
昨日、書き込みした患者さん。
その1年半後(今月)に、「はしかい咳」で来院されました。
末梢血液白血球数 7,500/μl
白血球3分類 リンパ球 1,500/μl
単核球 600/μl
顆粒球 5,400/μl
風邪症状、しかも顆粒球が1万以下。
「取り敢えず抗菌薬無し」で、様子をみます、と数値で説明しました。
翌日、
「咳がひどくなったので、点滴をして欲しい」と電話が、
「再度診察して決めさせてもらいます」と返事しましたところ、
来院ありませんでした。
点滴をしてくれて、抗菌薬を使用してくれる医療機関を探したんだろうと推測するものです。
ウイルス感染症に抗菌薬は要らないことを理解いただくのは至難の技です。
繰り返し繰り返しやるしかないようです。
by hanahanak2 | 2011-07-10 17:42 | 白血球 | Comments(0)