いつまでも続く風邪症状
四国徳島からです。
雨天が解除されると途端にスギ花粉飛散量は大変多くなってきました。
20歳代の患者さん。
ここ1ヶ月、鼻閉・鼻汁・後鼻漏・咳が続き、我慢の限界。
視診です。
鼻腔前半、
右への彎曲で右鼻腔はかなり狭いです。
鼻腔後半、
①右への小さい突出と大きな突出を認めます。
②左にやや多い粘性鼻汁を認めます。右はファイバーの挿入を中止したため不明です。
治らないという理由での抗菌薬(抗生物質)の使用は控えるべきと思いますよ。
末梢血液白血球数 6,400/μl
白血球数6,400は、通常細菌感染症とは言えないです。
対症療法を選択すべきです。
当患者さんの最大の問題点は、鼻中隔弯曲症です。
鼻呼吸が日常的に快適に可能な状態にしてあげる必要があります。
鼻中隔弯曲症は学問的な広がりが期待できないので重要視されていませんが、
患者さんの為には最も重要視するべき項目の1つと思います。
by hanahanak2 | 2011-03-10 12:17 | 鼻中隔弯曲症 | Comments(0)