急性中耳炎 症例206
こんにちは。
四国徳島からです。
20歳代の患者さんです。
訴えは、受診前夜の両側耳痛でした。
問診、視診も重要です。
①鼓膜に軽度充血あり、鼓室内貯留液も少量でした。
②咽頭後壁に白苔がビッシリ、耳管口を塞いでいました。これが中耳炎の原因と思われます。
③急性副鼻腔炎の様相は見られません。
末梢血液白血球数 10,600/μl H
白血球3分類 リンパ球 15.9% L 1,600/μl
単核球 11.5% H 1,200/μl H
顆粒球 72.6% 7,800/μl H
①白血球数、1.5万以下
②顆粒球、1万以下
よって、急性咽頭炎、急性中耳炎はウイルス性急性咽頭炎、ウイルス性急性中耳炎でした。
急性咽頭炎の場合には視診だけでは細菌性かウイルス性かの判別は無理です。
必ず、白血球数とその分類が必要と思います。
by hanahanak2 | 2011-02-10 12:40 | 急性中耳炎 | Comments(0)