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急性中耳炎 症例196 その2

明けましておめでとうございます
遅い.......。
急性中耳炎・急性副鼻腔炎の起炎微生物はウイルスだ、というのは
正しいのかどうか考えていました。

昨年10月12日の書き込みの患者さん。
オゼックス、オラペネム、ジスロマック、クラバモックスと抗菌薬(抗生物質)の連続処方を受け、
小児科ドクターよりストップが掛かった患者さん。
原因微生物が、肺炎球菌とかの細菌であれば2,3日で急速改善ですよね。

12月下旬
急性中耳炎 症例196 その2_a0082724_17275034.jpg

粘膿性鼻汁の増加とともに、急性中耳炎は悪化しました。
当院初診から3回目の悪化でした。
これはウイルス性急性中耳炎・ウイルス性急性副鼻腔炎ですから抗菌薬は無しですよ。
そして最近、
急性中耳炎 症例196 その2_a0082724_1733315.jpg

良い感じになってきました。
鼓膜に透明感が出現しました。
待てば治って来ます。
急性中耳炎は治す病気でなく、治るのを待つ病気と考え診療しています。

by hanahanak2 | 2011-01-12 18:03 | 急性中耳炎 | Comments(0)