貧血悪化

四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、繰り上げ100%ウイルス感染症です。
従って、抗菌薬診療は耐性菌をまき散らす行為と言わざるを得ません。

5月13日に書き込みした現在1歳1か月児です。
本日の状態、
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鼓膜膨隆は高度。
機嫌良好。
右耳前部腫れあるも、圧痛なし。
末梢血液白血球数:12,100/μl H
白血球3分類  リンパ球数  6,900/μl H
        単核球数   1,200/μl H
        顆粒球数   4,000/μl
hgb:8.3g/dl。
居座るウイルス性急性中耳炎・急性副鼻腔炎と思われます。
耳前部の腫れも細菌感染症ではないと判断されます。
貧血の悪化を認めます。

モンテルカスト細粒の続行を指示しました。
卵・肉・魚を最優先に摂るようにお願いしました。

貧血大国 ニッポン です。

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「スーパー糖質制限」実行中。
8時半血糖値:103mg/dl。

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鼻・ノドの片方または両方が狭くなると口が開きます。
そんな状態で口にテープを貼るのって、危険では?

基本は、鼻・ノドを拡げるアドバイスをお願いしたいです。

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# by hanahanak2 | 2017-06-17 16:57 | 急性中耳炎 | Comments(0)

何で?

四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

「抗菌薬適正使用」の一歩として、「白血球数とその分類」検査を推奨しています。

1歳3か月児。
先日より、鼓膜穿孔疑いで経過観察しています。
6月13日に38度超え発熱あり、14日近くの小児科受診しました。
「白血球数とその分類」検査と「CRP」検査を受けました。
末梢血液白血球数:14,700/μl H
白血球3分類  リンパ球数  8,100/μl H
        単核球数   1,300/μl H
        顆粒球数   5,300/μl
CRP:2.3mg/dl H
白血球数高値・CRP高値の為、細菌感染症との説明を受け、
メイアクト(第3世代経口セフェム系抗菌薬)その他の投薬を受けました。
Hgb(ヘモグロビン):11.5g/dl。低値傾向。
貧血傾向の説明はありません。

お薬手帳拝見しますと、
2016年
12月
メイアクト:第3世代経口セフェム系抗菌薬 3日分
2017年
2月
トスフロキサシン:フルオロキノロン 4日分
4月
トミロン:第3世代経口セフェム系抗菌薬 5日分
6月
メイアクト:第3世代経口セフェム系抗菌薬 5日分

フルオロキノロンの耐性化が世界的に問題になっております。
第3世代経口セフェム系抗菌薬は通常量では組織移行性が悪く細菌感染症であっても効果は低いと思います。

大人も子供たちも、ウイルス感染症に抗菌薬診療を受け続けております。
耐性菌のまき散らしです。
その上、乳幼児の貧血は放置されています。
その原因は、糖質に偏った食事です。

耐性菌の被害を受けるのは私たちです。
糖質に偏った食事で被害を受けているのも私たちです。

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「スーパー糖質制限」実行中。
8時半血糖値:105mg/dl。

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今からでも遅くはありません。
糖質制限と並行してインスリンの減量をやることです。
まだまだ若いです。
十分可能です。
「病気になったのは自分のだらしなさ」ではありません。
医療関係者の・・・・・・・です。

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# by hanahanak2 | 2017-06-16 22:26 | 白血球 | Comments(0)

急性咽頭炎・扁桃炎

抗菌薬適正使用の為に、当ブログで患者さんに登場して頂いています。

30歳代の患者さん。
当院受診2日前よりの「38度の発熱と咽頭痛」で来院されました。
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咽頭扁桃(咽頭扁桃)と口蓋扁桃に厚く白苔を認めました。
末梢血液白血球数:20,300/μl H
白血球3分類 リンパ球数   3,800/μl H
       単核球数    1,000/μl H
       顆粒球数    15,500/μl H
昨日に続いて、細菌とウイルスの混合感染と判定しました。
従って、
①L-ケフレックス顆粒 第1世代経口セフェム系抗菌薬です。
ビオフェルミンR
②モンテルカスト錠
③カロナール錠 頓服

経過を見届けたい患者さんですがどうなりますやら。

当患者さんの最大の問題は、
9時血糖値:222mg/dl。
BMI:31.8.

糖質制限を説明致しました。

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「スーパー糖質制限」実行中。
8時半血糖値:103mg/dl。

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幹細胞を使った火傷(やけど)の治療法が登場です。
「痛みが何か月も続き、ケロイドが残ることを覚悟するようにと言われた」との事。
米国でも、「湿潤療法」が一般的に行われていないようです。
湿潤療法がおこなわれていれば、「痛みが何か月も続く」ことはありません。

高額医療の登場です。
湿潤療法で対応できない患者さんに限るべきと思います。

次から次へと高額医療の登場ですが、支払いは誰がするの??????

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# by hanahanak2 | 2017-06-15 22:26 | 抗菌薬(抗生物質)使用患者さん | Comments(0)

急性咽頭炎・扁桃炎

四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

急性咽頭炎・扁桃炎では上記基準では厳し過ぎると思うこの頃です。

60歳代の患者さん。
昨日、歯科治療後に「38度超え発熱・咽頭痛」出現、
本日受診されました。

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咽頭後壁(咽頭扁桃)と耳管扁桃に厚く白苔を認めます。
末梢血液白血球数:17,300/μl H
白血球3分類  リンパ球数   3,600/μl H
        単核球数     900/μl
        顆粒球数    12,300/μl H

細菌とウイルスの混合感染と思います。
100%重症ウイルス感染症なら、リンパ球数は5千以上になると思います。

従って、
①L-ケフレックス顆粒 第1世代経口セフェム系抗菌薬
ビオフェルミンR
②モンテルカスト錠
④麻黄附子細辛湯カプセル
を、選択しました。

36時間~48時間で大幅改善が実感出来ると思います。

当患者さんも、次第次第に体重増加を呈しています。
18時血糖値:116mg/dl。
「何を食べたん」
「しんどいから、ずっとのど飴を含んでいた」

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「スーパー糖質制限」実行中。
8時半血糖値:105mg/dl。

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小川恭弘先生は、2006から実績を発表しているに関わらず、日本での評価がほとんど得られず、英国からの逆輸入を待つようです。
「低コスト」がその原因なんでしょうね。
高コストでないと、利益が上がらないですね。
マスコミも早期から繰り返し掲載して欲しかったです。

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# by hanahanak2 | 2017-06-14 22:23 | 抗菌薬(抗生物質)使用患者さん | Comments(0)

術後1週間

四国徳島からです。
当院の基本方針
①抗菌薬の適正使用
②改善しない鼻腔・副鼻腔疾患には手術を提案。
③糖質制限の提案・普及。

改善しない鼻腔・副鼻腔症状では、手術を提案しています。
6月6日に書き込みした患者さん。
7日に、日帰り局所麻酔下内視鏡下副鼻腔手術、致しました。
術後抗菌薬は、L-ケフレックス顆粒1g内服していただきました。
術後疼痛にはカロナール錠を頓服で使用しました。
術後タンポンは、アルゴダーム4連結を中鼻道に、総鼻道には脱脂綿タンポンを使いました。
翌日8日に、脱脂綿タンポンは抜去。
9日にアルゴダーム4連結を抜去。
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目立つ出血なし。
炎症の激しかった右上顎洞は塞がっています。
癒着防止に、アルゴダーム糸くくり1個を再留置しました。

11日、
アルゴダーム糸くくりを抜去。
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右上顎洞の一部が現れてきました。

13日
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はっきりと上顎洞が分かります。
洞内にはポリープを認めますが経過により消えていくと思います。

薬剤は、
モンテルカスト錠の内服をお願いしています。

術創の治りにつれて過剰鼻汁・後鼻漏も改善していくと思います。

糖質制限も欠かせません。

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「スーパー糖質制限」実行中。
8時半血糖値:114mg/dl。

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世界の10人に1人が肥満 大規模な国際調査、「危機」的状況に警鐘
2017年06月13日 05:12 
発信地:ワシントンD.C./米国
【6月13日 AFP】世界では現在、10人に1人以上が肥満で、22億人が過体重となっており、毎年何百万人もの命を奪う健康上の危機がますます深刻化している──。こうした実態を示す大規模な国際調査結果が12日、発表された。
 米医学誌「ニューイングランド医学ジャーナル(New England Journal of Medicine)」に掲載された論文によると、肥満人口は調査を開始した1980年に比べ、73か国で2倍以上に急増、それ以外の国でも増加が目立っているという。
 調査は195か国で35年にわたって行われ、肥満を扱ったものとしては過去最大とされている。その結果は、スウェーデンの首都ストックホルム(Stockholm)で開かれた学会で発表された。
 調査を終えた2015年の時点で、世界の肥満人口は子どもが1億770万人、成人が6億370万人に上っており、研究チームは「拡大が続いている、憂慮すべき世界的な公衆衛生上の危機」だとして警鐘を鳴らしている。
 子どもの肥満率は成人に比べて低いとはいえ、研究期間中の増加率でみれば大人よりも速いペースで肥満化が進んでおり、専門家らの間で大きな懸念を呼んでいる。(c)AFP/Jean-Louis SANTINI

世界の人口は、約74億。
肥満・過体重は何故起こるか、
結論は確定的と思われます。
各国政府は低糖質社会へ切り替えを進めるべきです。
病気だらけの世界になりますよ。

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# by hanahanak2 | 2017-06-13 13:30 | 内視鏡下副鼻腔手術 | Comments(0)

辛抱の上にも辛抱を要請

四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、繰り上げ100%ウイルス感染症です。
従って、抗菌薬診療は耐性菌をまき散らす行為と言わざるを得ません。

1歳1か月児、
小児科で投薬受けるも鼻汁・咳が止まらないとの事で受診されました。
画像は得られなかったですが、
両側鼓膜の膨隆、高度でした。
末梢血液白血球数:21,400/μl H
白血球3分類 リンパ球数   9,900/μl H
       単核球数    2,600/μl H
       顆粒球数    8,900/μl H
重症のウイルス感染症が強く疑われました。
投薬は、モンテルカスト細粒とメプチンドライシロップ。

1週間後の今月6日、
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全く変化なし。
38度超えの発熱と食欲低下。
末梢血液白血球数:18,600/μl H
白血球3分類 リンパ球数   6,500/μl H
       単核球数    2,000/μl H
       顆粒球数    10,100/μl H
依然、ウイルス感染症パターンです。
投薬続行しました。
ヘモグロビン(Hgb):10.1g/dl。低値です。

12日、
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食欲低下続くも、解熱。
膨隆の改善、わずかに見られます。
末梢血液白血球数:9,300/μl
白血球3分類  リンパ球数  4,500/μl H
        単核球数   1,100/μl H
        顆粒球数   3,700/μl
明らかな改善をみました。

繰り返す・居座るウイルス性呼吸器感染症の襲来が続きます。
ウイルスに対する免疫をある程度獲得するまで、辛抱、辛抱をお願いしています。

大事な事は、
急性中耳炎は将来、必ず治ります。治るのを待って下さい。
抗菌薬は使わない。
貧血を含めて、身体作りに食生活が非常に重要です。糖質制限を取り入れて下さい。

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「スーパー糖質制限」実行中。
8時半血糖値:104mg/dl。

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乳幼児にイオン飲料、飲み過ぎ注意 健康悪化の報告例
6/11(日) 8:50配信
 水分補給に良いとされるイオン飲料やスポーツドリンクなどを多量に飲み続け、健康状態が悪化した乳幼児の報告が、昨年までの10年間で少なくとも24例、31年で33例あったことが日本小児科学会などの調査でわかった。栄養が偏ったためとみられる。こうした飲み物を継続して多量にとらないよう専門家は注意を呼びかけている。
 問題となっているイオン飲料と呼ばれる飲み物のほとんどは、糖やミネラルを含むが、糖をエネルギーに変換するのに必要なビタミンB1が含まれない。ビタミンB1を含むミルクや離乳食などをとらずに多く飲み続けると、ビタミンB1欠乏症になる。頻度はまれだが、脳症や脚気(かっけ)になることがある。
 同学会などでつくる日本小児医療保健協議会の栄養委員会(位田忍委員長)が昨年、全国約400の学会専門医研修施設に郵送で調査した。これらの飲料を多くとって健康状態が悪化したとみられる症例を尋ね、文献でも調べた。
 委員会によると、1986年以降の報告で、7カ月~2歳11カ月の33人がビタミンB1不足のため、意識障害や浮腫などを起こし、1人が死亡していた。33人のうち24人は07年以降の報告だった。
朝日新聞社

イオン飲料やスポーツドリンク、
糖質摂取が多くなるから健康被害を来すのです。
これからの季節、糖質制限が特に必要です。
血糖を上げる食品は非常に危険です。

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# by hanahanak2 | 2017-06-12 22:26 | 急性中耳炎 | Comments(0)

急性咽頭炎・扁桃炎

四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

30歳代の患者さん。
当院受診前日、咽頭痛で掛かりつけ医受診、
「白血球数とその分類」検査を実施、
末梢血液白血球数:17,280/μl H
白血球5分類  リンパ球数  1,300/μl
        好中球数   14,900/μl H
「風邪」の診断にて、
メジコン 咳止め
ガスター 胃潰瘍薬
カロナール頓服 鎮痛解熱薬
上記数値は、細菌感染症を示しています

当院受診時、
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咽頭後壁と口蓋扁桃に白苔を軽度~中等度認めます。
末梢血液白血球数:15,500/μl H
白血球3分類 リンパ球数   2,400/μl
       単核球数     800/μl
       顆粒球数    12,300/μl H
細菌感染症のパターンです。

投薬は、
①L-ケフレックス顆粒 第一世代経口セフェム系抗菌薬。第三世代は使いません。
ビオフェルミンR
②モンテルカスト錠
③アドエア250ディスカス

ウイルス感染と細菌感染の混合感染とみなしたからです。
通常、咳や声がれはウイルス感染症の場合が圧倒的に多いと思います。

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「スーパー糖質制限」実行中。
8時半血糖値:110mg/dl。

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抗生物質が効かない細菌退治に。DNAをズタズタに噛み砕き殺す「CRISPR-Cas3」
2017.03.01 18:20
CRISPR-Cas9がメスなら、Cas3はチェーンソーの破壊力。
今一般にCRISPRといえば、遺伝子編集技術CRISPR-Cas9が知られていて、がんや穀物の病原体や環境問題など、さまざまな課題への救世主になると期待されています。一方、CRISPR-Cas9とは別の酵素を使う手法、CRISPR-Cas3も最近急に注目を集めています。それは抗生物質が効かない細菌「スーパーバグ」を退治するために使えるのではないかと期待されているんです。
【もっと読む】 デザイナー受精卵がビジネスに? 生殖医療+遺伝子編集の未来
CRISPR-Cas9は酵素を使ってDNAの特定部分を狙い撃ちできる手法で、これによって遺伝子編集が以前よりずっと簡単になりました。それに対しCRISPR-Cas3は、DNAの特定部分を狙うというより、DNA全体をずたずたにして、殺してしまいます。CRISPR-Cas9が遺伝子用メスだとしたら、Cas3はチェーンソーです。でもだからこそ、スーパーバグ対策にもってこいではないかと考えられているのです。
ノースカロライナ州立大学のRodolphe Barrangou氏は、米Gizmodoにこう語りました。「(CRISPR-Cas3は)きれいに切りとるというよりは、DNAを噛み砕くパックマンみたいなものです。修復できないほど噛み砕いて、殺してしまうのです」
Barrangou氏は食材企業のDaniscoで、ヨーグルトやチーズの製造に使われるサーモフィラス菌のDNAシーケンシングをしていて、CRISPRに出会いました。彼の初期のCRISPR関連の研究は、CRISPRを使った遺伝子編集に結びついています。他の多くの研究者同様、彼の研究のほとんどもCas9にフォーカスしていましたが、Cas3のほうが自然界にはより多く存在しています。Barrangou氏は、Cas9みたいにエレガントじゃないCas3を、遺伝子工学以外の用途で使えないかと考えたのです。
2015年、Barrangou氏は大学からのスピンオフ会社としてLocus Biosciencesを立ち上げました。彼らはCRISPR-Cas3を使って、大腸菌やクロストリジウム・ディフィシルや大腸菌、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)といった抗生物質への耐性を持つ細菌への対抗策を開発しようとしています。この会社は最近までステルスモードでしたが、今やっと表に出て活動し始めました。
Cas9同様、Cas3酵素は特定DNAをねらうのに使えるので、悪性の細菌退治に利用できます。ただCas9が正確にDNAを切断できて、その後は細胞が自己修復できるのに対し、Cas3ではパックマンのように細胞を噛み砕いてしまい、修復できないのです。
「(Cas3の利用は)非常に有望なアイデアで、大きなポテンシャルがあります」と、マサチューセッツ大学の分子生物学者、Erik Sontheimer氏は言います。「ただしスーパーバグに関しては、特効薬はありません」
殺菌できないスーパーバグが抗生物質への耐性を獲得する一方、新たな抗生物質の発見も間に合っていないことが今大問題になっています。単に新たな抗生物質を作り出す以外の解決策がいろいろと模索されていて、たとえば「菌には菌を」とばかり、病原菌の天敵となる菌を使った方法などが開発されています。
フランスのEligo Biosciencesという会社もCRISPRにフォーカスし、抗生物質を作ろうとしています。同社は単にスーパーバグを殺菌するだけでなく、悪い菌だけをターゲットとすることで、その後のスーパーバグの生成も止めようとしています。今ある抗生物質は、悪い菌だけでなく良い菌も一緒に殺してしまっているのです。
「抗生物質は、相手を選びません。あらゆる細菌をターゲットにしてしまうのです」とBarrangou氏。「CRISPRを使うことで、特定の細菌の遺伝子型だけターゲットにして消すことができれば、他の細菌はそのまま生かしておけます。それはいわば、スマート抗生物質です」
Barrangou氏の研究は初期段階ですが、抗生物質の代替手段候補としてはもっとも有望なもののひとつです。臨床試験はまだ始めていませんが、2種類の大腸菌に感染したマウスに対するCRISPR-Cas3を使った実験は成功したそうです。この研究結果は今年中に公表される予定です。
ただ、CRISPR-Cas3を細菌の厚い壁の中に入れるのに最適な方法など、課題はまだ残っています。また病原菌がCRISPRのへの免疫を獲得すべく進化してしまう可能性もあります。「新たな治療法が強く求められる理由のひとつは、細菌が人間の対策を回避して進化のが得意であることです」と 前出のSontheimer氏は言います。
また新たな治療法は、米国食品医薬品局(FDA)から承認を得る必要があります。CRISPR-Cas9ではその手続が難航したのですが、Cas3ではデザイナーベビーができるわけでもないので、そこまで厳しい審査にならないことが期待されています。
「我々は細胞を編集するわけでもなく、何かを追加するわけでもありません」とBarrangou氏。「でも我々は、悪い菌を殺せるのです」
image: Wikimedia
source: NC State University, Locus Biosciences, Eligo Biosciences
risten V. Brown - Gizmodo US[原文]
(福田ミホ)

なんとなく分かりますが、こんな時代が来るんですね。
まずは、兎に角、耐性菌を作らない感染症診療が重要です。

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# by hanahanak2 | 2017-06-11 21:56 | 抗菌薬(抗生物質)使用患者さん | Comments(0)

3週間後

四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、繰り上げ100%ウイルス感染症です。
従って。抗菌薬診療は耐性菌をまき散らす行為と言わざるを得ません。

5月28日書き込みした5歳の患者さん。
初診から3週間、
a0082724_20303232.jpg
右上鼓室に貯留液ありますが、
ウイルス性急性中耳炎・急性副鼻腔炎は治癒状態に到達していました。

気温の上昇につれて急性中耳炎はドンドンと改善していきます。
抗菌薬の使用と無関係に改善傾向を示します。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎には、原則、抗菌薬は不要です。

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「スーパー糖質制限」実行中。
8時半血糖値:97mg/dl。

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アメリカで抗生物質が効かない「スーパーバグ」が広がっている
6/5(月) 8:10配信
人類を滅ぼしうる悪夢の細菌。
過去9カ月でアメリカでのスーパーバグ感染例は7件から122件に急増しました。このスーパーバグ、「カンジダ・オーリス」が広がり始めているとアメリカ疾病管理センターが報告しています。
「スーパーバグ」って一体何かと言うと、抗生物質も効かなくて殺すのが難しいめちゃめちゃ強い細菌のこと。近年、スーパーバグは大きな問題になってきています。細菌の進化で抗生物質に耐性のある強い細菌が生まれ、殺す手立てがなくなってきている状況です。この最強のスーパーバグを殺すための新薬を開発しない限り、戦えないのです。
今回広がりを見せているカンジダ・オーリスは、いろんな薬剤に対して耐性を持っていて深刻な病状を引き起こし、死亡率も高い細菌だと言われています。特に病院で入院している患者さんの間の死亡率は大変高くなっています。カンジダ・オーリスが発見されたのは2009年のこと。十数カ国で発見が報告されて来ています。疾病管理センターによると、最初に注意令が出された去年の6月には7つの州の病院で合わせて77例が報告されていました。その後、その患者たちと接触があった人たちを検診したところ122例にすぐに大きく膨れあがりました。
カンジダ・オーリスは、すでに病気であったりしない限り感染しない、日和見感染症だと言われています。なので、健康な人は感染せず、病院にいる免疫力の弱っている患者さんでの広がりが大きいのです。現在アメリカで発症しているものは抗真菌薬で治療されてきていますが、医療関係者は抗真菌薬にも耐性があるものもあると懸念しているとのこと。病院などでは耐性が強く、患者間で簡単に広がることから、疾病管理センターはこのスーパーバグを「深刻な国際保健への脅威」だと位置付けています。
スーパーバグに感染してしまって抗生物質が効かないというのは、恐ろしいことです。とにかくスーパーバグに勝てる抗生物質、もしくは広がらないように阻止する薬品を開発して行かなくてはいけないようです。
image: CDC
source: CDC
Kristen V. Brown - Gizmodo US[原文]
(岩田リョウコ)

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# by hanahanak2 | 2017-06-10 21:31 | 急性中耳炎 | Comments(0)

毎年?

四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、繰り上げ100%ウイルス感染症です。
従って、抗菌薬診療は耐性菌をまき散らす行為と言わざるを得ません。

30歳代の患者さん。
2日前より両頬部痛を来し受診されました。
a0082724_21481831.jpg
左中鼻道には大量粘膿性鼻汁
右には、少量ですが膿性鼻汁が湧出しています。
左下鼻甲介は、2015年にソノサージによる凝固術を行っております。
その効果は現在も持続しています。
末梢血液白血球数:10,700/μl H
ウイルス性急性副鼻腔炎、です。
投薬は、
モンテルカスト錠と麻黄附子細辛湯カプセル。

気掛かりは、毎年のように急性副鼻腔炎を来していることです。
しかし、患者さんは深刻な感じではなかったです。

毎回、きちんと治癒していれば問題なしではあります。

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「スーパー糖質制限」実行中。
8時半血糖値:103mg/dl。

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a0082724_22074879.jpg
椎間板ヘルニアに対する経皮的内視鏡下椎間板摘出術(PED)の記事ですね。
しかし、この記事では2回の手術で克服出来たとの事。
強い負荷が掛かる場合は困難性が高くなるんですね。
支持療法としての食生活に触れていないのが不満です。

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# by hanahanak2 | 2017-06-09 22:20 | 急性副鼻腔炎 | Comments(0)

手術後1年9か月

四国徳島からです。
当院の基本方針
①抗菌薬の適正使用
②改善しない鼻腔・副鼻腔疾患には手術を提案。
③糖質制限の提案・普及。

抗菌薬適正使用の為、「白血球数とその分類」検査を推奨しています。
62歳の患者さん。
1か月前から「咳痰」出現し掛かりつけ医にて、風邪と診断され漢方薬を服用していましたが改善しないと受診されました。
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右中鼻道に少量鼻汁あるのみでした。
末梢血液白血球数:5,700/μl
ヘモグロビン(Hgb):13.0g/dl。貧血と指摘されてはいるそうです。
16時半血糖値:122mg/dl。
昼食はラーメンでした。

病名としたら、ウイルス性急性気管支炎、ですね。
投薬は、
モンテルカスト錠
アドエア250ディスカス

当患者さん、
2,015年9月28日に内視鏡下副鼻腔手術術後記事をかきました。
術後1年9か月になりました。
術創は、ウイルス性の風邪の影響を受けておりません。
大したもんです。
自画自賛。
主たる病巣だった篩骨胞:OK
上顎洞:OK
前頭洞への通路確保:OK
です。

今年退職されております。
これからが本当の人生です。
過剰糖質摂取は危険極まりない食事です。
今回も、糖質制限の指導になりました。

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「スーパー糖質制限」実行中。
8時半血糖値:117mg/dl。

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2017/06/06。全仏テニス。
女子は昨年の全米オープン準優勝のカロリナ・プリシュコバ(チェコ)のほか、第3シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)らが準々決勝に進み、男女8強が出そろった。(時事)

2016年1月25日に当ブログ記事にしましたシナモ・ハレプ。
長年繰り返す急性副鼻腔炎に悩まされていて内視鏡下副鼻腔手術を受けていました。
復活なるか注目です。

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# by hanahanak2 | 2017-06-08 21:54 | 内視鏡下副鼻腔手術 | Comments(0)