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貧血も重要です。

四国徳島からです。
当院の基本方針
①抗菌薬の適正使用
②改善しない鼻腔・副鼻腔疾患には手術を提案。
③糖質制限の提案・普及。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、繰り上げ100%ウイルス感染症です。
従って、抗菌薬診療は耐性菌をまき散らす行為と言わざるを得ないです。

現在4歳7か月児。
3月に急性中耳炎で1週間前から通院しているが抗菌薬が続くのを疑問に思い当院受診されました。
オラペネムというカルバペネム系抗菌薬でした。
7日間服用していました。
広域抗菌薬で耐性菌が問題になりWHOが使用を控えるように勧告しています。
貧血も重要です。_a0082724_22000211.jpg
急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、依然継続中です。
大量粘膿性鼻汁もあります。
ウイルス性急性中耳炎・急性副鼻腔炎と診断し、
モンテルカスト細粒とメプチンドライシロップ、を選択しました。
ウイルス感染症には抗菌薬は要りません。

4月6日、
貧血も重要です。_a0082724_22053885.jpg
左鼓室内貯留液の排液は順調ですが、
右急性中耳炎の増悪認めました。
咳の軽減ありましたので、モンテルカスト細粒続行しました。

5月8日、
貧血も重要です。_a0082724_22080286.jpg
急性中耳炎のは治癒状態。
急性副鼻腔炎は沈静化していませんが投薬中止で経過観察に移りました。

気温上昇と共にウイルス性急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、改善の季節になります。

貧血の有無が気掛かりだったので今回測定してみました。

末梢血液白血球数:9,800/μl。
末梢血液赤血球数:390万/μl。
ヘモグロビン(Hgb):10.7g/dl。極めて低値と思います。
離乳食以降の貧血が4歳児になっても続いています。
早期解決が望まれます。

低糖質・高たんぱく・高脂肪・高カロリー食をいつもに増して強調しました。
取っ掛かりとして、主食の前にゆで卵とか目玉焼きを提案しました。

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「スーパー糖質制限」実行中。
8時半血糖値:102mg/dl。

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堂本剛が退院 突発性難聴まだ完治せず今後は通院へ
7/5(水) 5:01配信 日刊スポーツ
 突発性難聴のため、先月27日から入院していたKinKi Kids堂本剛(38)が4日、退院した。所属するジャニーズ事務所が公表した。また「現時点ではまだ完治に至っておりませんため、今後は通院して治療を続ける予定です」としている。
 先月20日ごろから左耳の不調を訴え、検査したところ、突発性難聴と診断された。入院後は、出演予定だった生放送の音楽番組への出演を見合わせていた。

発症後直ちに糖質制限、それも「スーパー糖質制限」で改善具合は違ってくると思うのですが・・・・・・
ステロイドを使うにしても糖質制限は重要と思います。
血糖のゼットコースターが病気を作っている可能性大です。

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# by hanahanak2 | 2017-07-14 22:31 | 急性中耳炎 | Comments(0)

ヘモグロビン:16.8g/dl。

四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、繰り上げ100%ウイルス感染症です。
従って、抗菌薬診療は耐性菌をまき散らす行為と言わざるを得ません。

21歳男性患者さん。
1か月前より軽い咳が続いているとの事で受診されました。
他の医療機関受診はありません。
ヘモグロビン:16.8g/dl。_a0082724_12264676.jpg
右中鼻道に大量粘膿性鼻汁。
後鼻漏としてノドへと流れています。
末梢血液白血球数:6,800/μl
そして、ヘモグロビン(Hgb):16.8g/dl

ウイルス性急性副鼻腔炎、です。
投薬は、モンテルカスト錠。

Hgbは、離乳食開始数年間の惨めな数値の約2倍です。

1週間後、
ヘモグロビン:16.8g/dl。_a0082724_12354049.jpg
ウイルス性急性副鼻腔炎は著明改善しました。

若い時期からの糖質制限をお勧めしました。

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「スーパー糖質制限」実行中。
8時半血糖値:103mg/dl。

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ヘモグロビン:16.8g/dl。_a0082724_12444240.jpg
医師会主催の勉強会へ参加しました。
認知症患者さんのサポートの困難性を話されていました。
症例提示では、ことごとく糖尿病でのインスリン治療の難しさを指摘されていました。
はっきり言うと管理不能のようです。
しかし、食事指導についての話題は無し。

主催:第一三共 でしたから、クスリの話題はたくさんありました。

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# by hanahanak2 | 2017-07-13 12:52 | 急性副鼻腔炎 | Comments(0)

1型糖尿病、お持ちでした。

四国徳島からです。
当院の基本方針
①抗菌薬の適正使用
②改善しない鼻腔・副鼻腔疾患には手術を提案。
③糖質制限の提案・普及。
1年前、10歳小学生の患者さん。
椅子の角に鼻をぶつけて「鼻が曲がった」との事で受診されました。

1型糖尿病、お持ちでした。_a0082724_16262047.jpg
左の鼻骨骨折、です。
キシロカインの表面麻酔後、徒手整復を試みました。
十分な手応え、あり。

術後、
1型糖尿病、お持ちでした。_a0082724_16305900.jpg
上出来でした。
異常なほど、一連の操作に対して冷静でしたので、
付き添いの方(母さんは仕事中)に聞きました。
「何か治療中の病気は?」
「1型糖尿病でインスリン注射している」

詳しく聞きました。
即効型インスリンを、
朝食前:20単位+(午後のおやつ前)10.5単位+夕食前12単位
持効型インスリンを
20単位。
昼食前は、なし。
合計、62.5単位インスリン自己注射されておりました。
当時当院で測ってみました。
14時半血糖値:279mg/dl。
HbA1c:8.0%
血糖は高くなったり低くなったりのジェットコースターが推測されます。
低血糖を含めてのHbA1c:8.0%ですから非常にマズイ血糖管理と思います。

後で母さんに電話しましたが、
基幹病院主治医糖尿病専門医からは「みんなと同じ食事をしてインスリン注射」の指導を受けている、
糖質制限については一切、話はありません、との事で現在の治療を続けますとの固い意志を聞くことになりました。

やはり、学会の方針転換が必要です。

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「スーパー糖質制限」実行中。
8時半血糖値:99mg/dl。

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1型糖尿病、お持ちでした。_a0082724_17104090.jpg
タミフル生産量の大半を消費していたのは日本です。
これからも日本では使い続けるのでしょう。
患者さんはそれを望んでいますから。

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# by hanahanak2 | 2017-07-12 17:20 | 鼻骨骨折 | Comments(0)

貧血に注目しています。

四国徳島からです。
当院の基本方針
①抗菌薬の適正使用
②改善しない鼻腔・副鼻腔疾患には手術を提案。
③糖質制限の提案・普及。
急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、繰り上げ100%ウイルス感染症です。
従って、抗菌薬診療は耐性菌をまき散らす行為と言わざるを得ません。

現在、4歳2か月児。
11か月児で当院初診されています。
2014年4月26日に当ブログに書きこみしました。
繰り返すウイルス性急性中耳炎・急性副鼻腔炎で2016年3歳2か月時に治癒状態達成しました。
貧血に注目しています。_a0082724_16504020.jpg
本日、左耳痛にて久しぶりの受診です。
貧血に注目しています。_a0082724_16524700.jpg
左急性中耳炎・両急性副鼻腔炎です。
末梢血液白血球数:11,000/μl H
明らかな、ウイルス性急性中耳炎・急性副鼻腔炎です。
薬剤選択は、モンテルカスト細粒とメプチンドライシロップです。

初診から一貫して抗菌薬は使っていません。
繰り返すウイルス感染症だからです。
今回も治るのを待ちます。

やはり気になるのが、特に乳幼児の貧血です。
最悪は、1歳1か月児でヘモグロビン(Hgb):8.4g/dl
確か、痩せていました。
食が細いと聞いていました。
今回は、13.1g/dlで、回復基調でした。

日本の離乳食に大きな問題点があると思います。
日本の子供たちは人生のスタート時点で欧米との格差を突き付けられているのです。

低糖質・高たんぱく・高脂肪・高カロリー。
全ての年齢層で必要です。

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「スーパー糖質制限」実行中。
8時半血糖値:112mg/dl。

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貧血に注目しています。_a0082724_18114128.jpg
昨日と同じコピーです。
食塩消費量を検索してみました。

食塩摂取と死亡率は無関係と推測されますが・・・・・
どうでしょう。

インスタントラーメン消費量では、
1位青森県、44位長野県、13位徳島県、でした。

やはり、糖質・たんぱく質・脂肪の摂取量都道府県別ランキングが必要です。

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# by hanahanak2 | 2017-07-11 18:28 | 急性中耳炎 | Comments(0)

糖質制限

四国徳島からです。
当院の基本方針
①抗菌薬の適正使用
②改善しない鼻腔・副鼻腔疾患には手術を提案。
③糖質制限の提案・普及。

急性低音障害型感音難聴の患者さんは年間を通じて来院されます。
めまいを伴わないメニエール病と診断しています。

そんな40歳代の患者さん。
右耳閉感にて昨日受診されました。
外耳道・鼓膜には著変なし。
血圧:145/88mmHg。家庭では最高血圧100とのこと。
9時半血糖値:196mg/dl。高過ぎ、まずいです。
朝食:ご飯・みそ汁・納豆。
ヘモグロビン(Hgb):11.0g/dl。 低値です。
聴力図は、右低音障害型感音難聴。

投薬は、イソバイドシロップ。
食事を「スーパー糖質制限」にと説明し、即刻実行をお願いしました。

翌日本日、
耳閉感消失していました。
11時血糖値:102mg/dl。
HbA1c:6.1%。安全圏は6%未満です。
朝食:卵・ベーコン・キャベツ・シイタケ。
素晴らしい糖質制限食です。

まとめると、
糖質制限_a0082724_17540669.jpg
糖質制限食が自力治癒力を促しているように思います。

なんの病気であれ、予防と治療と支持療法に、糖質制限をお勧めします。

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「スーパー糖質制限」実行中。
8時半血糖値:116mg/dl。

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糖質制限_a0082724_18114128.jpg
「塩辛い食べ物が多い食習慣などが影響しているのではないか」
厚生労働省の見解でしょうか。
糖質・たんぱく質・脂肪の摂取量、摂取エネルギーの詳細な分析が必要です。

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# by hanahanak2 | 2017-07-10 19:35 | メニエール病 | Comments(0)