急性中耳炎 症例4

4才男児
前日夜、右耳痛、1週間前より膿性鼻汁多量・咳少々・発熱なし。

右鼓膜は軽度膨隆

末梢血液白血球数 16,700/μl

白血球3分類 リンパ球 22.9%   3,800/μl H
          単核球   9.2%   1,500/μl H
          顆粒球  67.9%  11,400/μl H

「細菌感染性の急性中耳炎です。抗生剤なしで様子を見ましょう。耐性菌との戦いは体力の消耗が激しいから。」と私。
次の日来院を指示していたが1週間後来院し「今度は反対の耳が痛いと言います」と母さん。
両側鼓膜透明性良好(鼓室内貯留液なし)、鼻腔前方部の膿性鼻汁は消失、しかし、膿性後鼻漏を大量に認めました。
急性副鼻腔炎の状態ですが、この例では、中耳炎治癒遷延化の原因にならなかったようです。
抗生剤なしの服薬を続けてもらいました。
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# by hanahanak2 | 2006-07-11 22:37 | Comments(0)

急性中耳炎 症例3

4才の女児
前日夜から左耳痛、咳少々、粘性の鼻汁大量、現在は機嫌良好。

検温すると38.3度、左鼓膜の膨隆ひどく2個の風船を作っていた。中咽頭は著変なし。

末梢血液白血球数 18,300/μl

白血球3分類 リンパ球 21.2%    3,800/μl H
          単核球   8.7%    1,500/μl H
          顆粒球  70.1%   13,000/μl H

「細菌性の急性中耳炎です。現在、抗生物質の効かない細菌が多くなっていますし、中耳炎は治す病気ではなく治る病気なのです。従って、1、2日、様子を見て症状・鼓膜の状態・白血球数に改善なければ抗生物質をその時点で出します。」と私。

「・・・・・・・・・」母親。

細菌性のパターンは、ホント、数少ないです。

2011年9月27日、訂正させていただきました。
「ウイルス性急性中耳炎」でした。
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# by hanahanak2 | 2006-07-10 14:33 | Comments(0)

風邪症例 1

7才の女児
1週間前より、咳、鼻水、鼻閉。体温は?

体温37.6度、鼓膜・咽頭著変なし、鼻水多量。

末梢血液白血球数 11,200/μl

白血球3分類 リンパ球 41.1%   4,500μl H
          単核球  15.7% H 1,700μl H
          顆粒球   43.2%   5,000μl 

「ウイルス感染症のパターンです。抗生剤は要りません。戦わないで待ってて下さい」
「はい」と母親。
カルテをめくると5年前に、風邪で抗生物質を処方していました。
その前はとめくると、6年前に急性中耳炎診断即、使っていました。
1、2日様子をみて、という余裕がありませんでした。
残念なことをしていました。
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# by hanahanak2 | 2006-07-09 09:31 | Comments(0)

急性中耳炎 症例2

9ヶ月の女児
数日来の鼻水・咳。機嫌不良。中耳炎ではないかと来院。耳漏なし。

右鼓膜軽度膨隆。鼻汁は水様性多量。咽頭著変なし。喘鳴あり。

末梢血液白血球数  14,600/μl H

白血球3分類 リンパ球 52.5% H  7,600μl H
          単核球  22.7% H  3,300μl H
          顆粒球  24.8% L   3,700μl

「白血球増多はっきりしていますが、ウイルス感染です。お兄ちゃんの時と同じように抗生剤なしで経過みていきます。」と私。
「・・・・・・・・・・」とお父ちゃん。

通常の鼻風邪、それに続く急性中耳炎ではあるが、リンパ球・単核球の増多が強い症例。
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# by hanahanak2 | 2006-07-07 12:50 | Comments(0)

毎日38度

7才の女児。
3日前より毎日38度の発熱が続くと訴えて来院。のども痛い。咳なし。
当院での検温では38.2度

末梢血白血球数 10,700 H

白血球3分類    リンパ球 25.1%     2,600μl
            単核球  13.1% H   1,400μl H
            顆粒球  61.8%     6,700μl 

「38度の発熱でこの検査結果。ウイルス感染。抗生剤要りません。」と私
母さん。納得されたよう。
耳鼻科の診察は当然やっております。


  
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# by hanahanak2 | 2006-07-05 18:32 | Comments(0)

翌日

昨日、投稿の女児、その夜、38.7度の発熱、左耳漏あり、翌日来院。

末梢血液白血球数 8,100/μl
 
白血球3分類
 リンパ球 26.2%    2,100/μl
 単核球  16.4%H   1,300/μl H
 顆粒球  57.4%    4,700/μl

「経過、非常に良好です。発熱あっても、耳漏あっても、抗生物質は要らない」と私
「そうですか」とやや納得のお母さん。
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# by hanahanak2 | 2006-07-04 15:24 | Comments(0)

初めての投稿

1才、女児、数日来の微熱・鼻水、咳も出て。中耳炎を心配し来院。機嫌は普通。

片方の鼓膜は中等度膨隆、透明性なし。

末梢血液  
 白血球数 12,500/μl

 白血球3分類
 リンパ球  32.1%   4,000/μl H
 単核球  14.5% H 1,800/μl H
 顆粒球  53.4%    6,700/μl H

「ウイルス感染ですので抗生物質は使いません」と私。
「抗生物質でウイルスをやっつけたらいいんでないん」と母さん。
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# by hanahanak2 | 2006-07-03 15:06 | Comments(0)