急性中耳炎 症例51

5才

体温38.7度、咳少々、鼻汁少々、
いつも口が開いているとの事。

末梢血液白血球数 13,300/μl H

白血球3分類  リンパ球 24.0%    3,100/μl
          単核球   8.5%    1,100/μl H
          顆粒球  67.5%    9,100/μl H

白血球増多を認めますが、それが即、細菌感染で抗菌薬投与と、走るのは止めて欲しいのです。
このパターン、限りなくウイルス感染です。

急性中耳炎、急性副鼻腔炎に対しては、抗菌薬を使わずに経過を観るという姿勢が必要です。
取りあえず抗菌薬を使って様子を観ることは、止めてほしいです。
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# by hanahanak2 | 2007-04-01 16:33 | Comments(0)

インフルエンザ 症例3

10才
体温39.1度、クラスでインフルエンザが流行しているとの事。

まず

末梢血液白血球数 7,800/μl

白血球3分類  リンパ球 20.5%    1,600/μl
          単核球  13.3% H  1,000/μl H
          顆粒球  66.2%    5,200/μl

これで細菌感染は否定出来ます。

インフルエンザ抗原迅速検査をしますと、A型。

熱が高いからと言って、抗菌薬を直ぐに処方するのではないのです。
熱が高いからと言って、抗菌薬をもらって安心するのではないのです。
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# by hanahanak2 | 2007-03-23 16:33 | Comments(0)

インフルエンザ 症例2

10才代
他医にてインフルエンザの診断あり。
急性中耳炎、急性副鼻腔炎を来していました。
そこで

末梢血液白血球数 6,800/μl

白血球3分類  リンパ球 49.8% H  3,300/μl
          単核球  12.9% H    800/μl
          顆粒球  37.3% L  2,700/μl

大量の膿性鼻汁が出ていても、鼓膜の膨隆が強くても、
大多数の症例でウイルス感染と考えられるのです。
これに抗菌薬を使い、5日後に効かないと言っては、
抗菌薬の大量投与、あるいは、抗菌薬の点滴療法とかやって、どうするん。
患者さんの身体がめげてしまうんでないで。
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# by hanahanak2 | 2007-03-15 14:32 | Comments(0)

インフルエンザ 症例1

成人
体温38度

末梢血液白血球数 6,700/μl

白血球3分類  リンパ球 14.9% L   900/μl L
          単核球  10.1%     600/μl
          顆粒球  75.0%   5,200/μl

迅速検査でインフルエンザと診断された場合は、抗菌薬は使いません。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎を合併した場合でも、抗菌薬は使わずに経過を追って欲しいです。
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# by hanahanak2 | 2007-03-11 16:31 | Comments(0)

急性中耳炎 症例50

1才
体温38.4度、咳少々、しかし水様性鼻汁が大量でした。

末梢血液白血球数 14,300/μl H

白血球3分類 リンパ球 46.3%    6,600/μl H
          単核球  11.7% H  1,600/μl H
          顆粒球  42.0% L  6,100/μl

典型的なウイルス感染症のパターンと考えます。
抗菌薬は不要です。
最も必要なのは、水分です。
体力の温存です。
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# by hanahanak2 | 2007-03-04 21:10 | Comments(0)

急性中耳炎 症例49

8才
体温37.9度、咳少々、しかし、急性副鼻腔炎が猛烈。

末梢血液白血球数 10,400/μl H

白血球3分類 リンパ球 26.0%    2,600/μl
          単核球  16.6% H  1,700/μl H
          顆粒球  57.4%    6,100/μl

ウイルス性副鼻腔炎がウイルス性の急性中耳炎を誘発したと考えました。

大多数の急性中耳炎はこのパターンです。

抗菌薬を使う前には、白血球数とその分類をやってみては如何でしょうか。
やってもらうように頼んではどうでしょうか。
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# by hanahanak2 | 2007-02-25 17:53 | Comments(0)

急性中耳炎 症例48

10ヶ月
37.8度、咳少々。鼻汁は水様性・粘性・膿性のがずっと続いていると。

末梢血液白血球数 17,500/μl H

白血球3分類 リンパ球 48.9% H   8,500/μl H
          単核球  15.3% H   2.600/μl H
          顆粒球  35.8% L   6,400/μl

猛烈なウイルス感染、ですね。
抗菌薬は出さないように、もらわないように。

水分補給が最も大切です。
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# by hanahanak2 | 2007-02-15 15:02 | Comments(0)

急性中耳炎 症例47

4才
37.1度、咳は少なくなってきたが、鼻汁が続いています。
鼓膜は大きな風船を作っていました。

末梢血液白血球数 7,800/μl

白血球3分類 リンパ球 46.8%    3,600/μl H
          単核球  10.1% H    700/μl
          顆粒球  43.1%    3,500/μl

細菌感染ではないです。
抗菌薬は使いません。
急性中耳炎のほとんどの症例が、抗菌薬不要でないかと思ってしまいます。

  
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# by hanahanak2 | 2007-02-13 14:39 | Comments(0)

急性中耳炎 症例46

4才
38~39度の熱が続く、咳もひどくなって、鼻もつまってきた、と言って来院。

末梢白血球数 8,500/μl

白血球3分類 リンパ球 27.2%    2,300/μl
          単核球  14.8% H  1,200/μl H
          顆粒球  58.0%    5,000/μl

症状はやや強いですが、抗菌薬は出さないように、もらわないように。
水分補給が必要です。

発熱で抗菌薬、咳で抗菌薬、青ばなで抗菌薬、
急性中耳炎だから抗菌薬ではないのです。
取りあえず抗菌薬、ではないのです。
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# by hanahanak2 | 2007-02-05 23:10 | Comments(0)

急性副鼻腔炎 症例6

24才 妊婦さんです。6ヶ月です。
体温37.8度、鼻閉無茶苦茶、膿性鼻汁無茶苦茶、咳も無茶苦茶。
こんな状態を毎年繰り返していますので、副鼻腔手術を勧めています患者さんです。

末梢血液白血球数 10,400/μl H

白血球3分類 リンパ球 18.7%    1,900/μl
          単核球  12.9% H  1,300/μl H
          顆粒球  68.4%     7,200/μl H

白血球がちょびっと増加しているのみです。
細菌感染とは到底考えられません。

抗菌薬、コデイン含有水薬、○○顆粒等は避けるべきです。
下痢、便秘、腹痛等の胃腸症状の出現、
口渇、痰が切れない、眠い等の不快感の出現で、より苦しい状態になります。
ここは、これらの処方は避けて、体力の温存を図るのが、得策と考えます。
最も必要なのは、水分補給です。
気道の水分を取ってはいけないと思います。
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# by hanahanak2 | 2007-01-31 21:47 | Comments(0)