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今年、最後の急性中耳炎患者さん。

四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、繰り上げ100%ウイルス感染症です。
耐性菌を増やさない為にも、抗菌薬使用は避けなければと思います。

2歳の患者さん。
耳痛での受診です。
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急性中耳炎 です。
左外耳道に少量の出血あり。
耳垢除去した際に損傷したものです。
末梢血液白血球数 15,900/μl H
白血球3分類 リンパ球数   3,100/μl H
       単核球数    1,300/μl H
       顆粒球数    11,600/μl H

決め手は、リンパ球数3千以上です。

ウイルス性急性中耳炎と診断します。

抗菌薬は不要です。
投薬は、
ロイコトリエン受容体拮抗薬
メプチンドライシロップ。

今年も、
抗菌薬適正使用
糖質制限
の一年でした。

来年も、続けて行きたいと思います。

来年も、来年は、良い年になることをお祈り致します

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by hanahanak2 | 2016-12-31 22:25 | 急性中耳炎 | Comments(0)

食事が出来ない程の耳痛

四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、繰り上げ100%ウイルス感染症です。
従って、抗菌薬使用は耐性菌を増加させる不利益を際立たせます。

高校生。
「左耳痛」にて受診されました。
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左鼓膜は、軽度~中等度の膨隆。
両側鼻道、非常に狭くファイバースコープの挿入を断念しました。
末梢血液白血球数 7,700/μl

ウイルス性急性中耳炎・急性副鼻腔炎と診断。
投薬は、
ロイコトリエン受容体拮抗薬
フルナーゼ点鼻液 後発品。

「鼻閉」の状態は、「いつも」「鼻を鳴らす」程度との事です。
日常的鼻閉であれば、下鼻甲介手術だけでもやったらと説明をしました。
いつも鼻がグスグスでは・・・・・・良い分けないですよね。

頚の皮膚からしてアトピー性皮膚炎、
15時血糖値:103mg/dl。
受験勉強もあるし、
是非、糖質制限を取り入れて下さいと、説明しました。
夜食は、カップ麺・カップうどんとの事でした。

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医療ニュース
【東大】高脂血症の心臓病発症で、年700億円超の社会的損失…東大特任准教授ら調査 大学 2016年12月7日 (水)配信読売新聞

 「悪玉」のLDLコレステロールの値が高い高脂血症の患者が心臓病を発症すると、医療費や生産性低下などの社会的な損失は少なくても年間700億円以上になるとの調査結果を、東京大学の五十嵐 中あたる 特任准教授(薬剤経済学)らがまとめた。

 心臓病を発症した高脂血症の患者や健康な人など40~60歳代の1246人を対象に、五十嵐特任准教授と製薬会社サノフィが労働生産性などについてアンケート調査。これをもとに、心臓病発症による生産性低下の損失額を平均賃金のデータを用いて計算。患者の脂質管理が不徹底の場合、今後10年間に余計に発生する心臓病の件数を推計し、全体の損失額を算出した。

 その結果、心臓病を起こした患者の生産性は健康な人より9・7%低下。平均賃金にあてはめると年47万5000円分に相当し、損失額は1351億円となった。また、2025年までに心臓病になる人は、過去の疫学研究データから、高脂血症などの患者が健康な人より28万4000人多いと推計。心臓病の治療費を心筋梗塞で標準的な200万円とすると、医療費の損失は5694億円に上った。今後10年間の損失額は計7045億円となった。

資金提供が疑われます。
クスリ診療へと誘導しているようにも思われます。

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by hanahanak2 | 2016-12-30 21:50 | 急性中耳炎 | Comments(0)

病歴にビックリ

四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は繰り上げ100%ウイルス感染症です。
ウイルス感染症に抗菌薬は使わない努力をお願いしたいです。

60歳代の患者さん。
「鼻汁・咽頭痛・痰」症状で受診されました。

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大量膿性鼻汁。
咽頭後壁に白苔、中等量。
末梢血液白血球数 8,900/μl。

ウイルス性急性副鼻腔炎・咽頭炎と診断
薬剤選択は、
ロイコトリエン受容体拮抗薬
コタロー麻黄附子細辛湯カプセル


病歴を尋ねてビックリ。
両眼、黄斑浮腫のレーザー凝固+白内障手術+網膜剥離手術
内科処方薬
メインテート 高血圧薬
リバロ 脂質異常薬
眼科処方薬
ヒアルロン酸
オドメール点眼液 ステロイド薬
当院での
血圧:150/50mmHg。自宅では最高血圧は120前後とのこと。
10時血糖値:118mg/dl。朝食:ご飯・味噌汁・牛乳。

人生の折り返し点です。
是非、糖質制限をと説明したものです。

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「スーパー糖質制限」実行中。
19時血糖値:105mg/dl。

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メニエール病にmPSLが効果
Lancet2016年12月14日 (水)配信 耳鼻咽喉科疾患
ディスカッション
Patel M et al. Intratympanic methylprednisolone versus gentamicin in patients with unilateral Ménière's disease: a randomised, double-blind, comparative effectiveness trial. Lancet. 2016 Dec 3;388(10061):2753-2762. doi: 10.1016/S0140-6736(16)31461-1. Epub 2016 Nov 17.

 18-70歳の難治性片側性メニエール病患者60例を対象に、メチルプレドニゾロン(mPSL)鼓室内注射の治療効果をゲンタマイシンとの無作為化二重盲検試験で比較。主要評価項目とした注射18カ月後から6カ月間の回転性めまいの平均発症回数は、ゲンタマイシン群で治療前6カ月の19.9回から2.5回へ、mPSL群で16.4回から1.6回へ減少した(平均差-0.9回、95%CI -3.4 - 1.6)。2薬いずれかの選択は臨床知見および患者環境によって決定されるべきと考えられた。


経験的には、難治性メニエール病でも糖質制限を推奨したいです。

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by hanahanak2 | 2016-12-29 21:47 | 急性副鼻腔炎 | Comments(0)

ものすごい水鼻

四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、繰り上げ100%ウイルス感染症です。
ウイルス感染症に抗菌薬をこれでもかと使用すると耐性菌の増加に拍車が掛かります。

30歳代の患者さん。
数日前より、「ものすごい水鼻が出ている」との事で来院されました。
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左中鼻道に中等量粘膿性鼻汁。
右は中鼻道と嗅裂に大量膿性鼻汁
特に右は、最大級の急性副鼻腔炎です。
末梢血液白血球数 6,800/μl

やっぱり、
ウイルス性急性副鼻腔炎 でした。
投薬は、
ロイコトリエン受容体拮抗薬。
コタロー麻黄附子細辛湯カプセル。

ウイルス感染症には抗菌薬は不要です。

16時半血糖値:121mg/dl。
直前にケーキを。
昼食:チャーハン
朝食:食パン
貧血治療で鉄剤内服中。中止すると悪化するとの事。

糖質制限を説明しました。

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日8時半血糖値:108mg/dl。

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プロテイン・ビタミンのサプリメントは運動選手には悪くはないと思います。
しかし、肝心の栄養指導が的外れです。
糖質制限を基本とした栄養指導を行って欲しいです。

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by hanahanak2 | 2016-12-27 22:04 | 急性副鼻腔炎 | Comments(0)

これでもか抗菌薬

四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、繰り上げ100%ウイルス感染症です。
ウイルス感染症には抗菌薬診療は避けなければと思います。

2歳8ヶ月児、左耳漏にて受診されました。

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左鼓膜にチューブが挿入されていました。
その隙間から耳漏を認めました。
右鼓膜には、チューブ挿入の為の鼓膜穿孔を認めました。
一生懸命に学会のガイドラインに忠実に診療したに関わらず・・・・・・。

末梢血液白血球数 7,500/μl。
ウイルス感染症です。
当時、服用中の薬剤は、
フロモックス 三世代セフェム抗菌薬
ビオフェルミンR
シプロヘプタジン 抗ヒスタミン薬
カルボシステイン
アスベリン

私の選択は、
ロイコトリエン受容体拮抗薬。
メプチンドライシロップ。 気管支拡張剤。

お薬手帳には、
オゼックス
フロモックス
オラペネム
クラリスロマイシン
メイアクト
が、10ヶ月の間に74日分でした。

これでもか抗菌薬診療と鼓膜チューブ挿入術を推奨しているガイドラインは不適切と思います。

抗菌薬不使用診療で経過観察を続けるべきです。
ウイルスに対する免疫が出来てくると治るものです。
その為にも、
抗菌薬適正使用と糖質制限が必要です。

なお、こういう事を説明致しましたが、再診は無かったです。
ご家族も、抗菌薬神話を信用しておられるんでしょうね。

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日8時半血糖値:96mg/dl。

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日常生活では、サプリメントは要らないと思います。
「低糖質・高タンパク・高脂肪・高カロリー」食を、お勧めします。
健康生活の基本は食生活です。
クスリとかサプリメントではないのです。

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by hanahanak2 | 2016-12-26 22:08 | お薬手帳 | Comments(0)

1年前よりCPAP療法

四国徳島からです。
当院の基本方針
①抗菌薬の適正使用
②改善しない鼻腔・副鼻腔疾患には手術を提案。
③糖質制限の提案・普及。

30歳代の患者さん。
1年前より睡眠時無呼吸症候群の診断を受けCPAP療法を継続していました。
6ヶ月前より鼻閉が続いていました。
3ヶ月前から咳も出現、
主治医から
クラリス
テオドール
フスコデシロップ
キョウニン水
コールタイジン点鼻液
の投薬受けるも改善せず、
他医受診、
モンテルカスト(シングレア・キプレス)後発品
ムコソルバン
フスコデシロップ
セルベックス
の投薬でも改善せず、
主治医に戻り、
エリスロシン
ムコダイン
の投薬でも改善せず、
当院へ。
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下鼻甲介後半の肥大、中等度。
鼻中隔、右への突出、中等度
ノドも狭い。
粘性鼻汁、中等量。
咽頭後壁は中等度の腫れ。
声帯・披裂部の腫れも認めました。
末梢血液白血球数 9,000/μl。

ウイルス性急性副鼻腔炎・咽頭炎・喉頭炎・気管支炎と診断し
ロイコトリエン受容体拮抗薬:モンテルカスト
レルベア200エリプタ
の投薬しました。

12時半血糖値:124mg/dl。
昼食:サンドイッチ・食パン・バナナ・ポタージュスープ・オレンジジュース。
大量糖質まみれでした。

問題は、睡眠時無呼吸症候群です。
一生、CPAP療法を続けるつもり?
CPAP療法からの離脱を図るべきと思います。
①糖質制限の実行。体内脂肪を減らしましょう。
②鼻道の拡幅が必要です。

①②に付いて時間を掛けて説明しました。

残念ながら再診なしでした。

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日8時半血糖値:93mg/dl。

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漢方大手ツムラが売る“社員に飲ませられない”生薬 中国産原料に「想定外の農薬」
デイリー新潮 2016年12月22日 08時05分 (2016年12月24日 22時00分 更新)

 ひきはじめの風邪に効くとされる「葛根湯」は、広く知られた漢方薬のひとつ。これからの季節には、薬箱に欠かせない家庭も多いのではないだろうか。その漢方薬最大手「ツムラ」に重大疑惑が発覚。内部文書には、目を疑いたくなる衝撃的な一文が記されていた。

 前身の津村順天堂は1893年創業という、老舗製薬会社「ツムラ」。かつて大ヒットした入浴剤「バスクリン」の会社と言えば馴染み深い世代も多かろうが、それは一昔前の話だ。


 バブルに乗じた多角経営や、創業者一族の元社長による特別背任事件によって、一時は倒産寸前にまで傾くものの、2000年代には漢方薬に特化した製薬会社として再出発。今では、市販の漢方薬だけでなく医療用漢方薬のメーカーとして国内シェア8割を持ち、昨年度の売上高1126億円を誇る漢方薬会社として復活を遂げていたのだが――。

以下略

怖い話。
考えられる事ではあります。
当院では糖質制限を指導している関係で、漢方薬の処方は激減していますが、
より減量が必要のようです。

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by hanahanak2 | 2016-12-25 22:04 | 急性副鼻腔炎 | Comments(0)

食品業界の動向


シニアは多様化へ 三菱食品 原正浩氏 17年キーワード語るから
食品新聞社 -
2016年12月21日

三菱食品はこのほど「2016年の総括と2017年の展望について」と題した報道関係者向けのレクチャーを実施。執行役員の原正浩氏(マーケティング本部長兼戦略研究所長)が今年の市場環境を振り返るとともに、今後の消費傾向などを説明した。17年の消費キーワードに関する発言要旨を採録する。

17年の消費のキーワードを見ていくと、まず、シニアの多様化ということが挙げられる。来年は団塊世代がいよいよ70代に突入し、元気で趣味に忙しいシニアと介護の手前で少し虚弱なフレイルシニアに別れていく。この二つのセグメントを分けて対策を講じる必要がある。その一方でバブル世代が50代に入って加齢や老後のことを意識し始めるので、このボリュームゾーンをどう捕まえていくかも大切になってくる。

二つめは低糖質と糖質制限。既に糖質ダイエットのような食習慣が顕在化し、米や小麦粉関連製品を敬遠する動きがある。今後は食事そのものを控えるよりも置き換え可能な食品、食事へのシフトが進むだろうし、そうした健康意識の高い人たちのニーズに応える料理指導などの提案が求められてくる。

三つめは生活者の楽しさ追及。20年には世帯年収400万円未満の比較的所得の低い層が総人口の6割を超えてくる。しかし、この人たちもただ節約に励んでいるわけではなく、自分だけの楽しみやハレの日に対する消費モチベーションは高い。われわれももう少しこのことに着目する必要がある。たとえば、可処分所得の低い層でも通信費は節約対象に入っていない。情報発信とつながりを楽しむという傾向はあるので、この辺りをよく分析して彼らへの訴求方法を検討していきたい。

四つめはコスパ。所得の低い層は安さを求めるが、彼らは安さだけでなくプラスαの価値を求めている。最低限キープすべき安さに栄養、こだわり、家族で過ごす楽しさ、美容といった価値を加えたものは注目される。プラスαの価値の創出と演出がとても大切になるだろう。

五つめは“売らない場”の進化加速。アマゾンダッシュのサービスが始まり、今後は最寄性の高い重たい商品の購買チャネルがネット通販に移行する可能性もある。有店舗の小売業は店に来てもらうための動機付けが重要になる。その中で売らない場、イートインコーナーの設置が増えているのは注目すべきことだと思う。私どもの得意先スーパーでもイートインの設置によって客数と惣菜の売上げが伸びるという傾向が出ている。私どもとしてもイートインに具備すべき機能やさらなる活用方法を提案していきたい。

最後にテクノロジーの話になるが、昨年は人工知能やバーチャルリアリティといった先端技術の活用が身の回りでも始まった。人工知能は今年、「元年から普及へ」という段階に移行し、様々な分野で活用が本格化するだろう。行動分析確度を上げることで、消費の多様化に対応する様々なサービスや課題解決が可能になる。私どもも新技術に積極的に関与し、駆使していこうと思う。

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「スーパー糖質制限」実行中。
8時半血糖値:128mg/dl。

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by hanahanak2 | 2016-12-24 22:03 | 糖質制限 | Comments(0)

鼻声

四国徳島からです。
当院の基本方針
①抗菌薬の適正使用
②改善しない鼻腔・副鼻腔疾患には手術を提案。
③糖質制限の提案・普及。

小学校低学年の患者さん。
受診理由は、鼻声。
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アデノイド肥大により軌道が狭くなっています。
どうするか?
まずは経過観察です。
アデノイド肥大がそのまま成人まで続くとは考えられないです。
成人の方で、アデノイド肥大中等症の方はほとんどありません。

滲出性中耳炎の治癒が遅れている。
イビキが高度。
睡眠時無呼吸がひどい。
こんな場合には切除術を提案します。

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日12時食前血糖値:115mg/dl。

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臨床ニュース
SSI予防に術直前血糖値110-150を勧告【米国外科学会】
米国外科学会・米国外科感染症学会が新GL発表
米国学会短信2016年12月14日 (水)配信 内分泌・代謝疾患一般外科疾患感染症投薬に関わる問題

 米国外科学会と米国外科感染症学会は12月1日、手術部位感染(SSI)の予防、診断、管理に関する各種ガイドラインを発表した。

 米国外科学会によるとSSIは院内感染の20%と最も多く、入院期間を約10日延長させたり、入院コストの上昇をもたらしたりするだけでなく、死亡リスクを2-11倍上昇させるとのデータもある。一方、SSIの60%は予防可能と考えられている。

 今回、作成されたガイドラインは周術期だけでなく、入院前から退院後の感染管理を網羅。院内でのSSIリスク低減策として、糖尿病の有無にかかわらず全ての患者の手術直前の目標血糖値を110-150mg/dLとすることを推奨。推奨の合意形成においては(1)これまでの研究から糖尿病患者や糖尿病治療薬の使用がSSIのリスク因子として知られている、(2)一方、長期的な血糖管理が良好であることよりも手術直前の高血糖への介入がより重要であることも指摘されるようになっている、(3)手術中の高血糖がSSIリスクを上昇させること、極度の低血糖が有害事象や低血糖エピソードを増大させるがSSIのリスクを低下させるわけではないことも報告されている―などの知見が考慮された模様。

 また、各種先行研究で喫煙者のSSIリスクが最も高いこと、過去の喫煙歴がある場合も一度も喫煙歴がない人に比べSSIリスクが高まることが指摘されていることから、手術4-6週間前からの禁煙を指導することを推奨している。

 GL作成関係者は「今回のGLの重要なメッセージは患者の予後改善の鍵は患者自身が握っているということ。SSI予防を可能にするための行動として、禁煙、糖尿病患者の場合は良好な血糖管理、そして一部の患者においては減量などが挙げられる」と説明している。

関連リンク
American College of Surgeons and Surgical Infection Society Announce New Guidelines for the Prevention and Treatment of Surgical Site Infections


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by hanahanak2 | 2016-12-23 12:10 | アデノイド肥大 | Comments(0)

いつも鼻がグスグス

四国徳島からです。
当院の基本方針
①抗菌薬の適正使用
②改善しない鼻腔・副鼻腔疾患には手術を提案。
③糖質制限の提案・普及。


中学生の患者さん。
小さい時から、いつも鼻がグスグスとの事。

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鼻中隔弯曲症、重症です。
左への突出、最大級です。
右への弯曲も相当なものです。
鼻処置にてくしゃみが連発。
鼻処置そのものを嫌がっていました。

鼻中隔矯正術を高校3年生以降にと説明しました。
まずは治りたいという気持ちがないと前進しないと思います。

投薬は、ロイコトリエン受容体拮抗薬のみです。

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日8時半血糖値:105mg/dl。

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臨床ニュース
SSI予防に術直前血糖値110-150を勧告【米国外科学会】
米国外科学会・米国外科感染症学会が新GL発表
米国学会短信2016年12月14日 (水)配信 内分泌・代謝疾患一般外科疾患感染症投薬に関わる問題

 米国外科学会と米国外科感染症学会は12月1日、手術部位感染(SSI)の予防、診断、管理に関する各種ガイドラインを発表した。

 米国外科学会によるとSSIは院内感染の20%と最も多く、入院期間を約10日延長させたり、入院コストの上昇をもたらしたりするだけでなく、死亡リスクを2-11倍上昇させるとのデータもある。一方、SSIの60%は予防可能と考えられている。

 今回、作成されたガイドラインは周術期だけでなく、入院前から退院後の感染管理を網羅。院内でのSSIリスク低減策として、糖尿病の有無にかかわらず全ての患者の手術直前の目標血糖値を110-150mg/dLとすることを推奨。推奨の合意形成においては(1)これまでの研究から糖尿病患者や糖尿病治療薬の使用がSSIのリスク因子として知られている、(2)一方、長期的な血糖管理が良好であることよりも手術直前の高血糖への介入がより重要であることも指摘されるようになっている、(3)手術中の高血糖がSSIリスクを上昇させること、極度の低血糖が有害事象や低血糖エピソードを増大させるがSSIのリスクを低下させるわけではないことも報告されている―などの知見が考慮された模様。

 また、各種先行研究で喫煙者のSSIリスクが最も高いこと、過去の喫煙歴がある場合も一度も喫煙歴がない人に比べSSIリスクが高まることが指摘されていることから、手術4-6週間前からの禁煙を指導することを推奨している。

 GL作成関係者は「今回のGLの重要なメッセージは患者の予後改善の鍵は患者自身が握っているということ。SSI予防を可能にするための行動として、禁煙、糖尿病患者の場合は良好な血糖管理、そして一部の患者においては減量などが挙げられる」と説明している。

関連リンク
American College of Surgeons and Surgical Infection Society Announce New Guidelines for the Prevention and Treatment of Surgical Site Infections


当院での鼻腔・副鼻腔手術では、術前術後に糖質制限をお願いしています。
出来れば、これを切っ掛けに末永く糖質制限を続けてもらう事をお勧めしています。

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by hanahanak2 | 2016-12-22 21:51 | 鼻中隔弯曲症 | Comments(0)

ウイルス感染症ですよ

四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、繰り上げ100%ウイルス感染症です。
抗菌薬診療は、耐性菌の恐怖を増加させるばかりです。

9月13日に書き込みした患者さん。

11月
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治癒状態が続いています。

12月、咳・鼻汁がひどくなりました。
耳痛の訴えはありません。
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ウイルス性急性中耳炎の再発増悪です。
ロイコトリエン受容体拮抗薬
メプチンドライシロップ
の続行です。

いつも言うんです。
急性中耳炎・急性副鼻腔炎に抗菌薬は要らない。
朝食は目玉焼きを!・・・・糖質制限のススメ・・・・。

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日8時半血糖値:94mg/dl。

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近い将来、この分野に糖質制限が台頭してくるはずです。

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by hanahanak2 | 2016-12-21 15:44 | 急性中耳炎 | Comments(0)