<   2016年 09月 ( 27 )   > この月の画像一覧

立派な糖尿病でした。

四国徳島からです。
当院の基本方針
①抗菌薬の適正使用
②改善しない鼻腔・副鼻腔疾患には手術を提案。
③糖質制限の提案・普及。

当院では、初診時には極力、血糖測定を実施するようにしています。

そんな患者さん。
昨年7月、隣県で定期的に耳掃除をしていたのでお願いしますとの事で受診されました。
団塊の世代です。

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問題は右でした。
吸引・清拭すると、鼓膜表面に肉芽が発生していました。
フェノール処置・鉗子切除等での治療を開始しました。

生活習慣病で内服しているとの事で測ってみました。
血圧:154/102mmHg。
10時半血糖値:370mg/dl。朝食:ご飯と味噌汁。
慌てて、
HbA1c:7.1%
BMI:29.1
お薬手帳
ノルバスク 血圧薬
アテノロール 血圧薬
ザンタック 胃潰瘍薬
ベザフィブラーツト 脂質異常薬
アロプリノール 高尿酸薬
ダオニール 糖尿病薬
ハルシオン ベンゾジアゼピン薬
デパス ベンゾジアゼピン薬

ダオニールはSU剤ですからお勧め出来ません。
中止をお願いしました。
糖質制限を懸命に説明しました。
当院からの投薬は、ありません。

次の再診時
15時血糖値:329mg/dl。昼食:そば粉・味噌汁・果物。
次の再診時
12時血糖値:228mg/dl。朝食:ご飯・味噌汁・目刺し。
次の再診時
13時血糖値:295mg/dl。11時にうどん。

ここで通院中断になりました。

そして、今月、「聞こえにくい」との事で受診。
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右鼓膜上の肉芽はそのまんま。
放置療法では治りません。
治さないと治りません。

11時血糖値:358mg/dl。朝食:ご飯・味噌汁・八宝菜。
HbA1c:9.4%
ダオニールその他、同じ服薬が続いていました。
ルセフィ 糖尿病薬:SGLT2阻害薬が追加になっていました。
SGLT2阻害薬も効果なしと言わざるを得ないです。
ボルタレン 鎮痛剤の定期処方も追加になっておりました。

耳鼻科処置に通院
ダオニール中止
糖質制限
を、お願いしました。

視力障害出現の為、当院診療後、眼科受診予定との事でした

クスリでは悪化防止出来ません。
効果が期待出来るのは、糖質制限 です。

血糖を上げない食事を続けると、高血糖は正常化するのです。
血糖を上げる食事をして、クスリで高血糖を正常化するのは無理です。

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日17時半血糖値:98mg/dl。

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「現代の日本人は、遺伝情報の約12%を縄文人から受け継いでいるいることが分かった」
小さい数字に驚きです。
現代人も縄文人も、糖質摂取で血糖は上がるのは同じと思うし、
喜怒哀楽も同じだろうし、??????
長寿遺伝子の差異を知りたいです。

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by hanahanak2 | 2016-09-30 18:21 | 鼓膜炎 | Comments(0)

糖尿病の征圧が最優先です。

四国徳島からです。
当院の基本方針
①抗菌薬の適正使用
②改善しない鼻腔・副鼻腔疾患には手術を提案。
③糖質制限の提案・普及。

2014年度の国民医療費が発表になりました。
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40兆8千億円。
「循環器系の疾患」5兆8892億円
「新生物」3兆9637億円
「筋骨格系と結合組織の疾患」2兆2847億円
「呼吸器系の疾患」2兆1772億円
糖尿病等の代謝性疾患とか腎臓病は2兆以下の医療費のようです。
糖尿病の治療は投薬が主になっている関係でしょうか。

クスリと手術中心の医療では、医療費の増加には歯止めが掛かりません。
個人も国家も破綻に進んでいくでしょう。

血糖を上げない食事、糖質制限が、全ての疾患の予防と治療に非常に有効である真実が普及する事を願うばかりです。

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日8時半血糖値:100mg/dl。

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by hanahanak2 | 2016-09-29 21:41 | 生活習慣病 | Comments(0)

繰り返される抗菌薬投与

四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、繰り上げ100%ウイルス感染症です。
抗菌薬投与は、止めて欲しいです。

昨年2月、10ヶ月の赤ちゃんが抗菌薬を服用して、切開も受けたのに中耳炎が治らないとの事で受診されました。
前年11月のRSウイルス感染症から始まりました。
お薬手帳
2014年11月
クラバモックス 5日分+5日分
12月
クラバモックス 4日分
2015年1月
クラバモックス 5日分
オゼックス 4日分
2月
オゼックス 4日分+4日分
見事に、これでもか抗菌薬診療 です。

画像はないですが、
当院初診時、
末梢血液白血球数 8,300/μl。
月末、38度超え発熱時、急性中耳炎は増悪。
末梢血液白血球数 15,600/μl。
白血球3分類 リンパ球数  5,600/μl H
       単核球数   2,800/μl H
       顆粒球数   4,200/μl
ウイルス感染症です。
3月にも増悪、
末梢血液白血球数 12,700/μl H
白血球3分類 リンパ球数  5,200 H
       単核球数   1,900 H
       顆粒球数   5,600
7月、増悪し耳漏あり、
末梢血液白血球数 9,400
9月、治癒状態達成するも、9月に増悪。

増悪改善をすさまじく繰り返しますが、小さい子供さんのウイルス性急性中耳炎・急性副鼻腔炎の特徴です。

今年の7月、2歳3ヶ月です。
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右増悪。
左は好調を維持しています。

今月、
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右中耳炎は治癒状態達成しました。
結局、初診以来、当院では抗菌薬の選択は無しでした。
鼻前庭 のう胞、発生していますが、まずは経過観察です。

気温が下がってくると、中耳炎・副鼻腔炎の増悪は確実です。

繰り返すウイルス感染症に抗菌薬は、止めるのです。
基礎体力の増進に糖質制限を勧めるのです。
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「スーパー糖質制限」実行中。
本日8時半血糖値:92mg/dl。

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「エタノール燃料はエコ」は誤り? 想定より有害との調査結果
BY Autoblog Japan Staff 2016年09月27日 18時00分 0

窒素酸化物(NOx)の排出レベルを少なく見積もって報告したのは、フォルクスワーゲン(VW)だけではないようだ。業界誌『Ethanol Producer』によると、どうやら米国のエタノール製造者はNOxレベルの計量を古い方法で行っていたらしい。従来のガソリンに比べ環境に優しいと議論されてきたエタノールの製造だが、実際には以前から考えられていたよりも環境に害がある可能性が明らかになった。

この問題は、大気浄化法とNOxの"代用"として二酸化窒素(NO2)を測量する方法に端を発する。大気浄化法に大幅な改正が加えられた40年ほど前、NO2はNOx排出量の5~20%を占めていると考えられていた。

しかし、この測量方法は正確ではなく、その含有量の数値が間違っていたことが分かり、実際にはNOx排出量の80%以上をNO2が占めている可能性があるという。つまり、エタノール燃料による排気ガスに含まれるNOxは当初考えられていたより有害で、オゾンを発生し、予測されていたよりも早い割合で酸性雨などの問題を生み出しているかもしれないのだ。

これまでは、エタノールなどのバイオ燃料はガソリンよりも環境に優しいとされていたが、今回の結果を受けて、この前提に対する議論の声があがっている。先月末にミシガン大学が発表した研究によると、米国の規制当局は、バイオ燃料による排出ガス中の二酸化炭素はその材料となるトウモロコシなどの農作物が光合成によって吸収し相殺されるので、バイオ燃料による排出ガスは無視してよいとしていたのだ。

なお、この研究は米国石油協会により資金提供されていることを注記すべきであろう。これをまとめたミシガン大学エネルギー研究所のジョン・デチッコ研究教授によると、報告書は同分野の専門家による査読を受けているという。

加えて先月には、米国環境保護庁(EPA)が過去5年間バイオ燃料の環境影響に関する報告書を議会に提出していなかったと、同庁の監察総監室が発表しており、問題は泥沼化する様相を呈している。
By Danny King

何処かから資金提供を受けないと研究できません。
そこが苦しい所ですね。

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by hanahanak2 | 2016-09-28 16:24 | 急性中耳炎 | Comments(0)

大人も繰り返します

四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は繰り上げ100%ウイルス感染症です。
抗菌薬診療は不正解なんですよ。

今年2月に書き込みした60歳代の患者さん。
1年に1~2回、急性副鼻腔炎を来します。

今回は重症でした。
10日前に38度超えの発熱、次いで咳が出現、膿性鼻汁も来たし受診されました。

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中鼻道と嗅裂に大量膿性鼻汁。
最大級の急性副鼻腔炎です
しかし、
末梢血液白血球数 6,400/μl。
ウイルス性急性副鼻腔炎です
間違いありません。
自信あります。
従って、投薬は、
ロイコトリエン受容体拮抗薬
フルタイド200ロタディスク

抗菌薬は使いません。

1ヶ月後、
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中鼻道にも嗅裂にも、鼻汁の流れは消失していました。

以上、
1ヶ月で急性副鼻腔炎が治癒状態達成した患者さんでした。

当患者さんは、10年以上に亘って後鼻漏の治療でロイコトリエン受容体拮抗薬の内服を続けておられます。
内視鏡下副鼻腔手術はNOです。
最近の血糖値は
14時半血糖値:100mg/dl。
HbA1c:6.0%。
5%を目指しましょうと激励を続けています。
糖質制限を続けることで、後鼻漏の改善に繋げたいのです
ご主人は実行中です。
お二人で、やってくださいね。

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日8時半血糖値:104mg/dl。

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優勝の要因は「食事を変えたから」大相撲大関・豪栄道豪太郎(30歳) スポーツ人間模様
2016/09/26 08:30  GOOD STORY

秋場所の優勝を決めていた豪栄道が千秋楽も快勝、カド番から史上初の全勝優勝を飾りました。
1996年秋場所の横綱貴乃花以来20年ぶりの日本人力士全勝制覇など記録づくしの初優勝です。
その貴乃花親方は現在、巡業部部長をつとめているだけに「巡業中のけいこの賜物」と大絶賛のメッセージを送りました。

優勝の要因を質問された豪栄道はぽつりと「食事を変えたからなぁ」と漏らしました。
週4回の焼き肉店通いは変わらないものの、朝のけいこを終えた後のちゃんこでは炭水化物を口にせず、サプリメントなどを摂るなど食生活を改善。
さまざまな故障も癒え、夏巡業でも意欲的なけいこを連日熱心に行っていました。

元々力はあり、条件が揃っただけに、優勝しても不思議ではありませんでした。
思い出すのは2010年に発覚した野球賭博問題に豪栄道も関与していたということで、名古屋場所の休場を勧告され十両へ陥落しました。
この時は境川親方(元小結両国)も謹慎。
唯一の楽しみの散歩も封印して、けいこが終わった後、土俵のまわりを何週も歩く姿をみた豪栄道は「オヤジ(境川親方)のために、必ず恩返しをする」と誓ったそうです。

2014年には大関へ昇進しましたが、それからは今ひとつ振るわず、今場所、4度目のカド番からようやく復活しました。

横綱昇進の内規は2場所連続優勝、または、それに準ずる成績ということで、昨日あたりの二所ノ関審判部長の話によると、3横綱を総ナメにして、少なくとも14勝くらいすれば一気に昇進というようなことを言っていました。

そうなれば今場所休場の白鵬も黙っていません。もちろん稀勢の里も狙っています。締めの九州場所が楽しみです。
9月26日(月) 高嶋ひでたけのあさラジ!「スポーツ人間模様」

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by hanahanak2 | 2016-09-27 21:32 | 急性副鼻腔炎 | Comments(0)

繰り返します。

四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、繰り上げ100%ウイルス感染症です。
抗菌薬が必要な場合は非常に希と思います。

7月11日に書き込みした患者さん。

初診から3週間後、38度超えの発熱。
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初診時より改善はあり、
末梢血液白血球数 11,900/μl H
ロイコトリエン受容体拮抗薬の内服続行です。

初診から1ヶ月後。
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左鼓膜軽度の膨隆。
右は治癒状態直前まで改善。

初診から2ヶ月。
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両側鼓室内は満タンの貯留液でした。
ロイコトリエン受容体拮抗薬の内服続行です。

繰り返すウイルス性急性副鼻腔炎のある程度の沈静化が得られないと、
両側急性中耳炎の治癒状態達成は困難です。

治癒達成の時期は、例外を除いて、必ず来るのです。
無駄な抗菌薬量は止めて、待つのが得策と思います。

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日8時半血糖値:98mg/dl。

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ブログ「ドクター江部の糖尿病徒然日記」9月24日から。
江部先生、こんにちは。
本日の血糖値、朝食前81、夕食前100です。
インスリンは、前と変わらず朝夕食前ノボラピッド4単位、夕食前トレシーバ3単位です。

糖尿人になって三か月ですが、糖質制限にはもちろん興味があります。
ただ、インスリンを打っている身なので簡単に導入できないのが悩みです。
一度、迂闊にも晩御飯にそれをやってしまい、低血糖を起こしてしまいました。
お伺いしたいのですが、インスリンを打っている身としての糖質制限をやるには何に気を付けた方が良いのでしょうか?

基本的に、昼ご飯時にやっている感じなのですが、それでいいのでしょうか>

2016/09/24(Sat) 18:48 | URL | 蒼き炎 | 【編集】

Re: タイトルなし
蒼き炎 さん

「朝夕食前ノボラピッド4単位、夕食前トレシーバ3単位」

この量のインスリンなら、スーパー糖質制限食なら、即中止しても全く問題ないと思います。
医療費削減ですね。

2016/09/25(Sun) 23:14 | URL | ドクター江部 | 【編集

「ドクター江部の糖尿病徒然日記」で勉強し、江部康二先生の本で勉強し、
インスリンの離脱のアドバイスも可能となりました。
しかし、実状は、アドバイスに対して強い反発を受けてしまうのがほとんどです。
徳島県はそれだけ後進県なんでしょうか。

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by hanahanak2 | 2016-09-26 18:09 | 急性中耳炎 | Comments(0)

デンタルフロス神話、崩壊。

『ニューズウィーク日本版』2016―9・13  P.62~63

デンタルフロス神話、崩壊の衝撃
ヘルス:歯科医も推奨する歯問ケアの王道のはずが歯肉炎予防や歯垢除去に効果なしとの説が有力に

 デンタルフロスには効果がない ― 先月初旬、アメリカ人を仰天させるニュースが飛び込んできた。発端はAP通信の記者が、5年ごとに政府が発表する「アメリカ人の食生活ガイドライン」の今年度版からデンタルフロスの推奨が消えているのに気付き、理由を探ったことだ。

 AP通信は、そもそもデンタルフロスの使用を推奨した科学的根拠を開示するよう政府に求めた。すると政府は根拠が薄弱だったこと、そのため推奨から外したことを書簡で認めた。

 APの記事を読んで、すぐに計算してみた。デンタルフロスに私は毎年30ドルと10時問を費やしていたことになる。私たちはなぜ、あのツルツルの糸にからめ捕られてしまったのだろう。

 ざっと調べただけでも、フロスの有効性を研究した論文は数十ある。大半は、フロスには歯垢と歯肉炎を減少させる効果が多少見られると結論付けている。だが、それらの研究はたいていジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)やプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)といった関連企業の出資による。フロス業界はあまりに強大だ。

 米歯科医師会や歯科医たちも研究結果をうのみにしてきた。しかし近年、データを総合して全体像を見直す「総説」がいくつも執筆され、結果、フロスの有効性に根拠がほとんどないことが判明。政府が推奨を取り消す羽目になった。

 そうした総説の1つが、オランダの研究チームが08年に執筆したもの。日常的にフロスを使つても歯垢の除去や歯肉炎には効果がないことを突き止めた。一方、医療研究を評価するイギリスのコクラン共同計画が出資した研究チームは11年、フロスは歯肉炎にはわずかに効果があり、歯垢にもごく限定的な効果が期待できると発表。
だが入手できたデータは質が非常に低く、特に歯垢に関するデータは「信頼できない」とも述べた。

 例えば、多くの臨床試験は1~3カ月と期間が短い。だから確認できたわずかな有効性でさえ「試験効果」、つまり参加者が一時的に熱心かつきちょうめんにケアを行った成果にすぎないかもしれないというのだ。


企業に好意的な研究結果

 こうした総説の執筆陣にメールで問い合わせたところ、アムステルダム大学のG・A・ファンデルバイデン教授から返信が来た。彼は「フロスの使用を広く推奨すべき科学的板拠は見つからない」と言う。

ファンデルバイデンによれば、中高年で歯肉の病気がある場合には歯間ケアを行うのも悪くないが、つまようじが最適で、歯に隙間がある人ならまず歯問ブラシを使うべきだという。ただし、「プロ並みの技術で使えるなら」フロスにも効果があるかもしれないと付け加えた。

 実際のところ、関連企業がスポンサーを務める臨床試験は、フロスの有効性を正面から調査していない。フロスをめぐる臨床試験の大半は、歯ブラシとフロスを併用した場合と、歯ブラシのみを使用した場合との比較に比重を置いているため、フロス単独の効果は不明だ。

 企業が出資する研究が正確性に欠けるのは、フロスに限った話ではない。
アメリカでは医学研究の58%が企業の出資を受けており、その結果は素人には解釈が難しい。結果が公表されるのは調査対象、つまりはスポンサー企業の商品に好意的なものだけ。10年のある調査によれば、政府主導の臨床試験で研究対象に有利な結果が出る割合が50%だったのに対し、企業出資の場合は85%に上った。

 もっとも、企業が出資したからといって必ずしもフロス支持の研究結果が出るとは限らない。洗口液リステリンの製造元だったファイザーは02年と03年、リステリンとフロスを比較する研究2件に出資した。すると6カ月以上リステリンを使った被験者の口腔は、同期間フロスを使った被験者よりも健康だった。

 米歯科医師会学術評議会はこのデータを吟味。リステリンには「軽~中程度の歯肉炎に対し、フロスと同程度の効果があることが臨床試験で実証された」とうたうことをファイザーに許可した。ファイザーは、リステリンとフロスがてんびんに載った広告を大々的に打ち出した。

 すると今度は、米フロス市場の40%を占めるJ&Jの子会社、マクニール-PPCが誇大広告でファイザーを訴えた。


歯磨きまで効果なし?

 04年にニューヨーク南部地区連邦地裁で開かれたこの裁判の記録に目を通したが、めぼしい情報はない。フロス推奨派の鑑定証人で、ノースカロライナ大学のデービッド・パケット准教授は、フロスの効能を熱く擁護。だが反対尋問でその根拠を問われると、回答を拒否した。

 対するリステリン側の鑑定証人は、口腔外科医で疫学の博士号も持つワシントン大学のフィリップ・ヒュージョエル。彼は、米歯学界のフロス信仰は「効果がありそう」とのイメージに基づいているだけで、確たる根拠に欠けると主張した。

 そんな彼に、裁判官はこう質問した。「25年問、私は歯科医にフロスを強く勧められてきた。これは間違った助言だったのか」。ヒエージョエルはこの質問に明確な回答を避けた。

 家庭でのオーラルケアに歯周病の予防効果があるか、という最重要の質問については、ヒユージョエルは無作為化比較試験が3例あるのみで「それらによればいずれも効果は認められなかった」と述べるにとどめた。この質問に答えるには、より多くの証拠が必要だと彼は言った。

 最終的に裁判官は「リステリンに『フロスと同程度の効果がある』としたのは歯科医師会の明白な過ち」としてマクニール-PPCの訴えを認め、ファイザーに広告の撤回を命じた。

 だが先月、フロス効果に根拠なしとAP通信がすっぱ抜いて以来、ヒュージョエルは引っ張りだこ。見事リベンジを果たした格好だ。ニューヨーク・タイムズ紙の取材に、彼はこう語った。「フロスは効果があるし、フッ化物配合の歯磨き粉を使わなくても歯磨きは歯にいいと信じられている。なのにこれらの効果を裏付ける臨床試験結果がないのは、実におかしな話だ」

 ちょっと待った。フッ化物の歯磨き粉を使わないと歯磨きも効果がないの? この論争、終わりが見えなくなってきた。

アニー・ベーア

クスリでも注意が必要です。

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日8時半血糖値:88mg/dl。

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by hanahanak2 | 2016-09-25 21:37 | 記事から | Comments(0)

繰り返します。

四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、繰り上げ100%ウイルス感染症です。
「白血球数とその分類」検査で判定します。
検出菌分離菌は、あくまで検出菌分離菌であり、起炎菌ではありません。

6月23日、治癒状態達成と書き込みした患者さん
9月初旬39度超えの発熱にて掛かり付け医受診、トミロンその他の投薬受けました。
トミロン:第3世代セフェム。
「経口三世代セフェム」検索、やってみて下さい。

数日後、左耳痛にて当院受診。
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左典型的な急性中耳炎です。
右鼓室内貯留液、少量。
末梢血液白血球数 9,100/μl
以上により、
ウイルス性急性中耳炎 です。
投薬は、ロイコトリエン受容体拮抗薬 です。

1週間後、
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左鼓室内貯留液の排出が始まっていました。

その1週間後、
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治癒状態、達成しました。

このように、ウイルス性急性中耳炎・急性副鼻腔炎は繰り返すのが特徴です。
そして、
急性副鼻腔炎は生涯に亘り繰り返しますが、
急性中耳炎は就学時までには沈静化するのが特徴です。

基本は、ウイルス感染症には抗菌薬を使わない事です。

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日8時半血糖値:95mg/dl。

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YOMIURI ONLINE 2016年8月31日 ニュース・解説
22の病気、たばこ原因が「確実」…がん・脳卒中・糖尿病など

 厚生労働省の有識者検討会(座長=祖父江友孝・大阪大学教授)は、がんなど22種類の病気の発症や病気による死亡の要因として喫煙が「確実」との判定結果をまとめた。

 他人のたばこの煙を吸う受動喫煙でも7種類の病気で因果関係があるのは確実とした。国の検討会が日本人への影響を総合的に判定したのは初。31日に最新情報と対策を盛り込んだ報告書(たばこ白書)案を公表する。

 厚労省は報告書案を踏まえ、2020年の東京五輪・パラリンピックに向けたたばこ対策を推進したい考え。

 報告書案では、国内外の喫煙と健康に関する論文約1600件を分析。喫煙との関係の度合いを病気ごとに4段階で判定した。肺や 膵臓すいぞう など10種のがんのほか、脳卒中、心筋梗塞、糖尿病などと喫煙の関係について、最高の「推定する証拠が十分(確実)」と評価した。認知症や関節リウマチとの関係は「確実」に次ぐ「可能性がある」とした。
 受動喫煙について、子供のぜんそくや乳幼児突然死症候群との関係は確実と評価した。肺がんへの影響は、国立がん研究センターが行った研究結果を採用。家庭での受動喫煙がある人は、ない人に比べ肺がんになるリスクが1・3倍高まり、因果関係は確実とした。

 今後の喫煙対策について報告書案は、受動喫煙を防ぐため「喫煙室を設置せず屋内の100%禁煙化」を目指すように訴えた。このほか、たばこ税の引き上げ、たばこの広告の禁止など総合的な対策を求めた。

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過剰糖質摂取も、喫煙に劣らず様々な疾患との関係が疑われていますよ。
政府学会の対応は遅れていますよ。

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by hanahanak2 | 2016-09-24 15:31 | 急性中耳炎 | Comments(0)

久山町研究

久山スタディは週刊誌でも取り上げられていました。

50年以上続くヒサヤマ・スタディから判明 認知症を防ぐ食事
NEWS ポストセブン2016.09.15 07:00

 50年以上にわたる疫学研究として国際的にも評価が高い「久山町研究(ヒサヤマ・スタディ)」のリーダーを務めてきた清原裕氏はこの春、九州大学大学院第二内科での研究の舵取りのバトンを40代の二宮利治教授に渡し、サポート役へと退いた。プロジェクトは進化を遂げながら、新たな課題に挑戦している。

「現在の最大のターゲットは認知症です。患者の爆発的な増加は国の将来を左右する危機と考えており、チームの主力を割いています」(清原氏)

 厚労省は2012年時点の認知症患者数を462万人と推計しているが、「この推計値は低すぎる」と清原氏はいう。

「久山町の認知症発症の割合を全国に適用すると、国の推計より約90万人多い551万人に上る」

 久山町では1985年から2012年まで5回にわたり65歳以上の全住民を対象にした認知症に関する調査を実施しており、受診率は92~99%と驚異的なレベルに達している(国推計の根拠となる調査の受診率は69%)。

 過去5回で高齢者認知症の有病率が6.7%から17.9%まで急増している。認知症患者の6割を占めるアルツハイマー型に限れば、約9倍に増えていた。

「脳卒中が減っていくのと反対に急激に増えたのが認知症でした。調査ごとの年齢構成の違いを考慮しても増えており、認知症の発生率は高齢化のスピードを上回っているといえます。そこで、認知症増加の要因は、高齢化以外にもあると考えたのです」

 その要因は追跡調査によって明らかになった。これも「糖尿病」だ。15年間の糖負荷試験の結果と認知症発症の関係をみると、糖尿病患者のアルツハイマー型発症リスクはそうでない人の2.1倍に上ったのだ

 久山での研究結果をきっかけに、病理の研究も進みつつある。東京医科大学病院の羽生春夫・副院長が説明する。

「糖尿病はアルツハイマー型の原因物質であるアミロイドβというたんぱく質を増やし、それが神経細胞を死滅させ記憶障害を引き起こします。また、高血糖が続くことで糖を燃やしてできる有害物質が処理しきれなくなり、神経細胞にダメージを与えることもある」

 清原氏は大規模疫学調査の意義を改めて訴える。

「疫学の強みは、病気が発症するメカニズムが完全に解明されていない段階から、危険因子を取り除く予防につなげられる点です。久山町研究は1995年、世界に先駆けて『運動がアルツハイマー型認知症発症のリスクを引き下げる』と報告しました。さらにその後の追跡調査では、そのリスク引き下げ効果が40%もあると明らかにしています。どのような運動をどれだけやるのが効果的かは、今も追跡中です」

 認知症予防に関しては、久山町では食事パターンの追跡例もある。1988年の健診で食事調査を受けた認知症を発症していない高齢者をその後17年間追跡。その結果を踏まえ、清原氏はこういう。

「望ましい食事のイメージは『野菜の多い和食+牛乳・乳製品』です。

 住民の皆さんの食生活の中に見られるいくつかのパターンのうち、米の摂取量を減らして、大豆、緑黄色野菜、淡色野菜、海藻類、牛乳・乳製品を多く摂るというパターンで認知症のリスクが下がることがわかってきた。だからといって、米の摂取量を単独で見ても認知症のリスクとは相関はありません

 あくまでバランスのよい食事がリスクを減らすとの考えだ

※週刊ポスト2016年9月16・23日号

スタディ自体は、本当に立派なものです。
スタディの2012年発表からもう4年の歳月が流れております。
認知症患者さんの増加に歯止めを掛ける有効な対策が叫ばれています。

バランス栄養食では対策になっていないのです。
なりいきの歴史への決別が必要です。

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日8時半血糖値:93mg/dl。

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by hanahanak2 | 2016-09-23 21:49 | 糖尿病 | Comments(0)

甲状腺がんに新療法

四国徳島からです。
当院の基本方針
①抗菌薬の適正使用
②改善しない鼻腔・副鼻腔疾患には手術を提案。
③糖質制限の提案・普及。

先日に続き、がん新療法。

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世界規模でがん征圧に向けた研究が熾烈を極めております。
成功すれば、これが世界標準になると思います。
患者さんの為に、日本の為に、世界の為に、成功を望むものです。

がん征圧には
1、予防策の進歩
2、治療の進歩
3、治療・再発予防の為の栄養療法の進歩、
等の充実が必要です。

「オプシーボ」を超えて欲しいです。
治療費は格安でお願いしたいです。

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日21時血糖値:102mg/dl。

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by hanahanak2 | 2016-09-22 21:23 | 腫瘍 | Comments(0)

近赤外線と抗体でがん狙い撃ち!

赤外線で「がん細胞」だけを狙い撃ち!オバマも注目の新治療法を日本人が開発
2016年6月12日 MONEY VOICEビジネス・ライフ

人体に無害な光でがん細胞を壊すという、新しい治療法が米研究所の日本人によって開発され話題を呼んでいます。なんでもマウス実験では8割のがんが完治したうえ、副作用が少ない新治療法としてオバマ大統領も注目しているのだとか。3〜4年後にはがん治療薬として米国での承認を目指すというこの夢のプロジェクトに関して、メルマガ『週刊 サイエンスジャーナル』が現在のがん治療状況を交えながら詳しく解説しています。

米国での認可は3〜4年後か 人体に無害な光でがん細胞を破壊

先進医療で「がんは治る時代」へ

がんの治療というと第1に挙げられるのは外科的な手術。第2の方法が化学療法で、いわゆる抗がん剤による治療法。第3の方法が放射線治療ということになる。日本の現状は7から8割が外科的な治療であり、放射線治療は2から3割であるが、アメリカやヨーロッパで多いのは放射線治療で、がん治療の7から8割を占めている。

最近では重粒子線や陽子線などで、がんは治る時代になった。しかし、すべての人がこの先進医療が受けられるわけではない。設備が十分ではないからだ。治療には、加速施設が必要で、重粒子線は、千葉県の放射線医学総合研究所、兵庫県粒子線医療センター、群馬大学の3か所、陽子線は、福島県、つくば市など5か所に限られている。

また、がんの中にも向き不向きがある。ピンポイントのがんに放射線を照射する治療法なので、転移性のがんや白血病などの全身に広がるがんには効かない。また胃がんや大腸がんなどよく動く消化器官のがんには向いていないなどの問題もあった。

そして、通常の保険診療と費用の扱いが異なる。先進医療は保険対象外のため、患者が全額を支払わなければならないという点も問題だ。通常医療費は全て保険の対象となり、患者は一部負担金(3割分)を支払えばよい。先進医療の費用負担額は全額約250万円以上にもなる。

人体に優しいがん治療法~近赤外線と抗体でがん狙い撃ち!臨床実験へ

今回、人体に無害な光(近赤外線)を当ててがん細胞を壊す新しい治療法を米国立保健研究所(NIH)の小林久隆・主任研究員らが開発し、患者で効き目を調べる治験(臨床試験)を近く始める。光を受けると熱を出す特殊な化学物質をがん細胞の表面に結びつけ、がんだけを熱で狙い撃ちする。

近赤外線は放射線や陽子線と違い正常細胞には無害であるし、取り扱いが容易である。標的となるがん細胞に対しては抗体を使い、がん細胞に結びついた抗体は近赤外線に反応してがん細胞を効率的に攻撃するなどの工夫を取り入れた。

『週刊 サイエンスジャーナル』(2015年5月17日号)より一部抜粋

時代は急速に変わっていっているんですね。
費用対効果に注目が集まって来ると思います。

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日8時半血糖値:99mg/dl。

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台風16号、四国室戸岬を通過中。

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by hanahanak2 | 2016-09-20 11:52 | 腫瘍 | Comments(0)