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上顎洞前部に注意

四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。

鼻腔・副鼻腔疾患では、薬で改善しない場合には、手術を勧めています。

そんな70歳代の患者さん。
主訴は、若い時より続く後鼻漏でした。
昭和53年当院初診でした。
抗菌薬その他投薬するも治ること改善することはなかったです。
当患者さんは、平成19年より内視鏡下副鼻腔手術をスタートしました。

そして、
平成24年9月には
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当初認めていた、上顎洞最前部からの鼻汁が停止出来ません。

それだけの為の手術でした。
9月でした。
タンポン抜去直後の状態です。
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術後1ヶ月の状態です。
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当院初診から33年で後鼻漏が解消されました。

患者さんには、大変な負担をお掛けしましたが、
私自身は、副鼻腔手術に関して多大な勉強をさせていただきました。

そして、いまだに通院されているのには理由があるんです。
患者さん自身、肥満・高血圧・脂質異常・脂肪肝があったのです。
糖質制限の押し売りを始めました。
次第に実行が伴うようになると。BMI:26.もうちょい。その他は正常値。
顔がほっそりとして、鋭くなってきました。
内科処方薬を中止してはと提案しています。
最大の理由は、
ご家族のお一人にBMI:40超えの方がおられるのです。
コテコテ糖質中毒ですから、現在、困難を極めております。

どちらの医療機関を受診しても、糖質制限を基本にする診療体制が出来る事を祈るばかりです。

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日朝食開始90分後血糖値:91mg/dl。

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小冊子「和食のちから」の裏表紙。
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炭水化物:291.2g、ですよ。
高齢者の方々は、想像を絶する食後高血糖を来しますよ。

血糖を上げるのは、糖質のみ。
生活習慣病の診療は、この事実から始めるべきと思います。

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by hanahanak2 | 2014-04-30 23:07 | 後鼻漏 | Comments(0)

急性中耳炎 症例342

四国徳島からです。

「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、繰り上げ100%ウイルス感染症です。
抗菌薬を使っても、治らない、再発を繰り返すのは、ウイルス感染症だからです。

20歳代の患者さん。
数日前より、発熱・咳・痰・咽頭痛等にて掛かり付け医を受診。
処方薬
フスコデ配合剤
クラリチンの後発品
シムビコートタービュヘイラー
改善なかったので2日後再診。
追加処方。
ロキソニンの後発品
ムコスタの後発品
クラリスの後発品

そして、左耳閉感を来したので耳鼻咽喉科である当院受診されました。
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小児急性中耳炎診療ガイドラインを参照すると、「重症」ランクと思います。
しかし、急性中耳炎・急性副鼻腔炎は繰り上げ100%ウイルス感染症です。
末梢血液白血球数 7,200/μl


絶対、ウイルス性急性中耳炎・急性副鼻腔炎です。

私のお勧めは、
シングレア:ロイコトリエン受容体拮抗剤
使用中のシムビコートタービュヘイラーの継続(3回/日 2吸入/回に増量)

生活習慣病診療と同じく、耳鼻咽喉科感染症に関係するトップランナーの先生方の憲法改変が必要です。

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日夕食開始90分後血糖値:95mg/dl

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by hanahanak2 | 2014-04-29 21:37 | 急性中耳炎 | Comments(0)

まず、鼻中隔手術を

四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。

鼻腔・副鼻腔症状が改善しない、改善する見込みが無い場合には、手術を提案しています。

そんな60歳代前半の患者さん。
3月18日、3月25日に書き込みした患者さん。

初診時、糖質制限を勧めた所、直ぐに実行されました。
本日時点で、92kgから5kg減量され、より精悍な顔つきに変貌していました。
食前血糖値も、149mg/dlから96mg/dlへ。
血圧は、136/76mmHgから124/63mmHgに。

4月8日に、鼻中隔矯正術。術中、鼻中隔手術を過去にやっていた事が判明。右への弯曲部は無事にやり遂げる事が出来ました。未体験の手術でした。
4月21日、内視鏡下副鼻腔手術を。保険上の術名は、「内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅲ」。
日帰り局所麻酔下手術です。
術後抗菌薬は、1回内服のみです。

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①右への鼻中隔弯曲は是正されていた為、副鼻腔手術は快適に行えました。
②膿性鼻汁は消失したようでした。
③篩骨胞天蓋が見えています。
④問題の上顎洞は凝固血液で埋まっていました。
糖質制限の威力でしょうか、手術は非常に順調に遂行出来ました。
術後の発熱も無し。

基本の内服薬は終始、
キプレス:ロイコトリエン受容体拮抗剤、です。

細菌培養同定検査をすると必ず細菌が検出されますが、それは常在菌と思います。
無視無視です。

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日朝食開始90分後血糖値:105mg/dl。

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昨日の続き。
小冊子「和食のちから」から。
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WHOの勧告のように、糖類を含む炭水化物の摂取削減が必要なんです。
そして、血糖を上げない、脂肪・たんぱく質の増加を図るべきです。
削減できない炭水化物の大量摂取が、高齢者の方々の悲劇を起こしていると思います。

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by hanahanak2 | 2014-04-28 23:32 | 内視鏡下副鼻腔手術 | Comments(0)

ビックリのお薬手帳

四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。

久し振りの、鼻腔異物の患者さん(2歳)。
ビーズを入れたとの事でした。
耳用鑷子にて簡単に摘出できました。
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そして、
鼓膜を観察しました。
左急性中耳炎。中等症。
末梢血液白血球数 8,700/μl
抗菌薬不要のウイルス性急性中耳炎と診断しました。
キプレス:ロイコトリエン受容体拮抗剤
メプチン:気管支拡張剤
2剤を処方しました。

お聞きすると、4月初旬にも急性中耳炎に罹っていたとの事でした。
お薬手帳、拝見しました。

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最近の投薬状況は省略しました。
兎に角、受診すれば、抗菌薬をもらっていました。

恐ろしい現実です。

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日朝食開始90分後血糖値:101mg/dl。

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昨日の図。
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昨年9月3日の図。
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世界保健機構は糖類を1日25g以下にと勧告しています。
米国でも、同じ動きです。
脂肪摂取は肥満の原因では無い事を理解したからです。
日本のトップランナーの先生方は、未だ理解されていません。

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by hanahanak2 | 2014-04-27 23:01 | 異物 | Comments(0)

急性中耳炎 症例341

四国徳島からです。

「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、繰り上げ100%ウイルス感染症です。
抗菌薬で制御出来ない事は、皆さんは経験済みと思います。

11ヶ月の赤ちゃん。
開口状態が印象的でした。
「鼻汁・鼻閉・咳」での受診でした。

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右鼓膜は、中等度の膨隆。
左は、鼓室内貯留液の排液途中でした。
大量粘性鼻汁でした。

確認の為に、「白血球数とその分類」検査。

末梢血液白血球数 9,800/μl



ウイルス性急性中耳炎・急性副鼻腔炎、でした。

ウイルス性感染症には、抗菌薬は使わないんです。

今回の投薬。
オノン:ロイコトリエン受容体拮抗剤
メプチン:気管支拡張剤
でした。

まれな例外を除いて、繰り上げ100%治る疾患です。
待機作戦が最良の診療と思います。

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日朝食開始90分後血糖値:102mg/dl。

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昨日、話題にした小冊子「和食のちから」から。
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日本の糖尿病診療のトップランナーの先生方は、
米の消費量が減少したのが、肥満増加の原因と考えています。
それは不思議な事です。
米類摂取量ではなく、糖質摂取量で考えるべきです。

この図で分かるのは、
脂肪摂取量の減少と肥満の増加との関係が、より信頼性が高いと思います。

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by hanahanak2 | 2014-04-26 22:47 | 急性中耳炎 | Comments(0)

重症アレルギー性鼻炎

四国徳島からです。
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鼻腔・副鼻腔症状が改善しない場合、
鼻中隔弯曲がその大きな障壁と思われる患者さんが多い印象です。

4月18日に書き込みした患者さん。
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2週間後、
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鼻道の開通が認められます。
しかし、
右側は、鼻中隔の右への高度突出の為、非常に窮屈な状態です。
クスリで、この程度までは改善し、コントロールは可能です。

この突出が解消されたなら、どんなにか楽な鼻呼吸が可能となるのにと、何時も思うんです。

クスリで、どなにかならんかなあとの期待で来院されたと思いますが、
クスリは、補助的な手段と思います。

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日朝食開始90分後血糖値:112mg/dl。

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和食を推奨して、その上、クスリクスリを大量使用。
その結果、
大量の要介護高齢者を輩出する悲劇を起こしていると、
糖質制限人には思えます。

来院された患者さんには、はっきりと、
糖質制限食を勧めます。

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by hanahanak2 | 2014-04-25 22:20 | 鼻中隔弯曲症 | Comments(0)

膿性鼻汁

四国徳島からです。

「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、繰り上げ100%ウイルス感染症です。
この事実を基本に、抗菌薬不使用での初動を開始致します。

60歳代の患者さん。
2012年2月13日に書き込みした患者さん。
毎年1回は急性副鼻腔炎を来しています。
その度に抗菌薬不使用診療にて治癒に至っております。

今回は「声が出ない」との事で来院されました。
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左中鼻道を大量膿性鼻汁が流れていました。
この後鼻漏が嗄声の原因と考えられます。
左中鼻道には変化ありません。
考えられるのは、ウイルス性急性副鼻腔炎ですから、
シングレア:ロイコトリエン受容体拮抗剤を使用しました。

2週間後、
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膿性鼻汁は消えていました。
毎回、こんな経過です。

手術を勧める理由はありません。

そして、最大の収穫は
体重減少
血圧の適正化
随時血糖、100mg/dl前後、
達成です。

糖質制限の賜物です。

断薬の予定です。

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日朝食開始90分後血糖値:108mg/dl。

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日本人間ドック学会の新指針との差違が発生しています。
クスリ使用圧力の差なんですか?

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連絡
Nさんへ
5月8日午後2時ではどうですか。
前回の手術の術創は治癒に向けて刻々変化しています。
そんなものと受け入れて下さい。
現在の最重要作業は、鼻腔・副鼻腔のポリープ及びポリープ様病変を切除することです。
糖質制限続行をお願いします。
ゆっくりでも減薬に努めましょう。
おやすみなさい。

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by hanahanak2 | 2014-04-24 22:27 | 急性副鼻腔炎 | Comments(0)

重症アレルギー性鼻炎

四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。

鼻腔・副鼻腔症状で、改善が得られない場合には、
高度鼻中隔弯曲を認める事が多いです。

そんな、20歳代後半の患者さん。
スギ花粉症を持っていますので、3月から1ヶ月以上、鼻閉が辛いとの事で来院されました。

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右への鼻中隔突出が高度。
下鼻甲介・中鼻甲介は腫れているではなく、むくんでいる感じでした。

10年前の初診以来、折に触れて鼻中隔手術を勧めておりますが、延び延びになっています。

また、学生時代と比べて体重増加が明かで、「イビキ」をかいているはずです。

今回も手術はパス。

イビキ解消には、鼻中隔手術と糖質制限によるダイエットを強調しました。

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日朝食開始90分後血糖値:117mg/dl。

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高血糖は全ての疾患と関係あるんです。
糖質制限で、生活習慣病(肥満・脂質異常・高血圧・糖尿病)を克服出来ます。
それを、クスリクスリ診療に終始する現状は、明らかに狂っておりますよ。

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by hanahanak2 | 2014-04-23 22:36 | 鼻中隔弯曲症 | Comments(0)

日経メディクイズから

四国徳島からです。

「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

インターネットその他で、医学情報はたくさん溢れています。
その中で、抗菌薬使用是非の訓練確認を日常的に行っています。

日経メディクイズから。
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尿路感染症で、
顆粒球(ほぼ好中球)30,100×0.93=28,000/μl
リンパ球 30,100×0.006=1,800/μl
細菌性尿路感染症の診断で抗菌薬を投与し、改善を認めた症例でした。
当症例はこの後、大きな問題点がありましたが、私には難しいものでした。

次の患者さん。
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白血球数 5,300/μl
感染症か、感染症でないのか。
抗菌薬が必要か、不必要なのか。
当院の基準では、白血球が1.3万以下は抗菌薬は不要となります。
確定診断は、肺気腫合併肺線維症に発生した肺癌、でした。

喫煙が、人生を狂わせたようです。
糖質過剰摂取も、危険ですよ。

「白血球数とその分類」検査を無視した診療は、夜間無灯火運転ですよ。
初動時に必ず確認したいものです。
そして、血糖値も。

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日朝食開始90分後血糖値:108mg/dl。

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小麦粉の広告です。
お好み焼きでパワー全開という文言。
上原選手の言葉として真に受けてしまうでしょうね。
現在の上原選手の発言は全て正しいと思ってしまいます。

糖質=炭水化物-食物繊維、です。
人間に常時必要な糖質は、約5g、です。
安静時運動時関係なく必要な糖質は、この5gの追加分だけなんです。

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by hanahanak2 | 2014-04-22 23:10 | 抗菌薬使用訓練 | Comments(0)

鼓膜切開術後に発生しました。

四国徳島からです。
「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。

鼓膜切開とか鼓膜チューブ留置術をやりますと、
一定割合に、自然治癒しない鼓膜穿孔とか鼓膜炎が発生します。
その為も有り、自然治癒が期待出来る繰り返す急性中耳炎には鼓膜に操作を加える手技は致しません。

しかし、繰り返す治らない中高年の滲出性中耳炎には、相談の上、
鼓膜切開は致します。
やってもやっても治る事はまれですが。
約1ヶ月は聴力改善が得られるからです。

そんな85歳の患者さん。
3月
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なんでか大きな 痂皮が発生していました。
その時期には鼓室内貯留液は認めませんでした。

貯留液発生してくると、鼓膜切開に邪魔なんです。
痂皮を柔らかくして除去しますと、
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肉芽を伴う鼓膜炎が現れました。
最近は、創傷被覆材アルゴダームを使う事により、確実に治癒に導く事が出来ます。

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フェノール処置後、パルデスローションを浸したアルゴダームを鼓膜炎の部位に留置するのです。
数日で、大きく改善して来たのがお分かりと思います。

中高年の繰り返す滲出性中耳炎、難治です。
シングレア:ロイコトリエン受容体拮抗剤の服用を続けてもらっていますが、効果無し。
究極の治療法、
糖質制限を1年以上指導していますが、難しいんでしょうか、出来ません。
サプリメントは色々されているみたいですが。

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「スーパー糖質制限」実行中。
本日朝食開始90分後血糖値:113mg/dl。

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糖質制限を実行して分かった事。
生活習慣病(肥満・脂質異常・高血圧・糖尿病)を克服するのにクスリは要らない。
うつ病にも、クスリは要らない。

詳しくは、
ブログ「ドクター江部の糖尿病徒然日記」で。

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by hanahanak2 | 2014-04-21 23:08 | 鼓膜炎 | Comments(0)