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昨年9月からの経過

四国徳島からです。

「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。

昨年9月2日に書き込みした鼓膜炎の患者さん。
フェノール塗布処置をした所、穿孔が出来てしまいました。
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あわてるでないのです。
フィブラスト+テルダーミス留置に変更しました。

12月にテルダーミスを除去、
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穿孔は無くなり、鼓膜ビランの面積の縮小を認めました。
後はいつもの処置を続けたのです。
断続的に、フェノール塗布+リンデロンVローション塗布。

今月、
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一部を残して治癒状態。

後は、治癒を目指して、同じ処置を続けていきます。

以前は、硝酸銀塗布をやっていたのですが、治療成績が上がらず非常に困っていました。
フェノール塗布に切り替えて以後は、来院していただければ、上々の結果が出せるようになりました。

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「スーパー糖質制限食」実施中。
本日昼食開始後60分血糖値:121mg/dl。
良い感じ。
体調良好。

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by hanahanak2 | 2013-01-30 22:49 | 鼓膜炎 | Comments(0)

鼻呼吸が出来ない。

四国徳島からです。

「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。

高校生です。
「鼻呼吸が出来ない」との事で来院されました。
確かに、安静時でも口が開いていました。

視診、
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下鼻甲介前半部の高度肥大が原因のようでした。

まず、左下鼻甲介切除をマイクロデブリッダーでやりました。
この場合には術後出血防止の為にタンポンを留置する必要がありました。
アルゴダーム糸結びです。

1ヶ月後、
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高度鼻閉は解消していました。
まあ、当たり前と言えば当たり前。

よくもまあ15年以上に亘ってこんなひどい鼻詰まりを我慢出来たなあと感心しきりでした。

次の右側は、超音波凝固切開での手術を予定しました。
後方も広くしたいので、内視鏡下に行う予定です。
術後止血タンポンは不要になります。

治らない「鼻腔・副鼻腔症状」には、何か、手術的療法が必要と思います。

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「スーパー糖質制限食」実施中。
本日昼食開始後60分血糖値:110mg/dl。
マカロニサラダは一口にして残しました。

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by hanahanak2 | 2013-01-29 17:24 | マイクロデブリッダー | Comments(0)

細菌性急性扁桃炎

四国徳島からです。

「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

昨日、書き込みした、6歳1ヶ月の患者さん。
細菌性急性扁桃炎と診断して抗菌薬を使った患者さん。
翌日、「白血球数とその分類」検査を実施。
元気な表情で、扁桃の白苔も非常な減少でした。

末梢血液白血球数 8,300/μl
今後は、最低1週間の抗菌薬の確実な内服続行。

当患者さんの過去のカルテをたどってみますと、重症急性副鼻腔炎の発症も有りました。
昨年8月でした。

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大量粘膿性鼻汁でした。
急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、繰り上げ100%ウイルス性感染症なんです。

末梢血液白血球数  9,600/μl
白血球3分類  リンパ球  2,500/μl
           単核球     900/μl H
           顆粒球   6,200/μl

顆粒球1万以下はウイルス感染症です。

抗菌薬使用の可否は、「白血球数とその分類」検査で、簡単に見分ける事が出来ますよ。

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「スーパー糖質制限食」続行中。
本日昼食開始後60分血糖値:133mg/dl。
本当に本当に、日常生活の質の著明改善を実感出来ております。

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by hanahanak2 | 2013-01-28 22:38 | 抗菌薬(抗生物質)使用患者さん | Comments(0)

急性扁桃炎

四国徳島からです。

「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

急性呼吸器感染症のほとんどはウイルス性感染症なんですが、たまに細菌感染症に遭遇するのです。

6歳1ヶ月の患者さん。
3日前より、38度前後の発熱が続いていますとの事で来院されました。
医療機関への受診はありません。

額帯鏡下で、両側口蓋扁桃と咽頭扁桃に白苔がビッシリ。
軟口蓋には著変ありませんでした。

「白血球数とその分類」検査です。

末梢血液白血球数  16,300/μl H
白血球3分類  リンパ球   2,800/μl
           単核球    1,100/μl H
           顆粒球   12,400/μl H


上記の抗菌薬使用基準に該当しました。

視診と合わせ考えると、細菌性急性扁桃炎とするのが妥当と思います。

抗菌薬の効果を追って行きたいところです。

抗菌薬使用には慎重でありたいものです。

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「スーパー糖質制限食」4ヶ月目を続行中。
本日昼食開始60分後血糖値:131mg/dl
主な食材 豆腐、卵、葉物野菜。

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by hanahanak2 | 2013-01-27 23:31 | 抗菌薬(抗生物質)使用患者さん | Comments(0)

ティッシュ使用量が激減

四国徳島からです。

「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

治らない鼻腔・副鼻腔症状が続く場合には、手術の選択を勧めております。

昨年、6月30日と11月20日に書き込みした患者さん。
現在13歳。
年末に、内視鏡下副鼻腔手術(左上顎洞)実施。
術前
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粘膿性後鼻漏をみとめましたが、

術後1ヶ月、
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粘膿性後鼻漏は消失していました。
お鼻を「かんでかんで」の終わりのない儀式は終わりました。

良く頑張っていただきました。
にお母さんのバックアップが有効でした。

術後のタンポンは、アルゴダームという創傷被覆材の糸結びを使用し、翌日抜去したのですが、糸を引っ張ると簡単にアルゴダーム本体を引き出す事が出来るのです。
翌日のタンポン抜去でも術後出血をコントロール出来ております。

局所麻酔下、外来日帰り手術で慎重に実施しております。
鼻腔処置に慣れれば、小学校6年生頃から出来ます。

とにかく、
治らない鼻腔・副鼻腔症状、
手術治療を加えないと、生涯の付きまといになるんですが。

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「スーパー糖質制限食」実施中。
本日昼食開始60分後血糖値:129mg/dl

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by hanahanak2 | 2013-01-24 23:04 | 内視鏡下副鼻腔手術 | Comments(0)

神奈川県からの再診でした。

四国徳島からです。

「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。

年末、神奈川県から当院を受診された難治な外耳道皮膚炎の患者さん。
1月7日に書き込みしましたが、「ブロー液」でも治癒状態に至らなかった外耳道皮膚炎。

初診時には、書き込みしたように、フェノール液で傷を新鮮化後ステロイド剤リンデロンV軟膏を塗布しただけ。
後は、頻回に通院不可能ですので、自分で軟膏を塗布してもらっていました。

本日、突然の再来でした。

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ビックリの改善、でした。

軟膏塗布回数を減らす、撤退作戦を指示しました。

本当に、ビックリしました。

当患者さんから学んだ事は、
軟膏使用量はケチケチしない、事でした。

患者さんから教えていただいた格好になった出来事でした。

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「スーパー糖質制限食」実施、4ヶ月経過中。
本日昼食開始後60分血糖値:135mg/dl。
主食を豆腐に置き換えると非常にハードルが低くなります。
煮たり、焼いたり、炒めたり、そのままでも。

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by hanahanak2 | 2013-01-22 22:21 | 外耳道皮膚炎 | Comments(3)

急性中耳炎 症例297

四国徳島からです。

「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

3歳児の患者さん。
耳痛の訴えで来院されました。
両側ウイルス性急性中耳炎と診断しました。

鼓膜膨隆高度でしたが、
「白血球数とその分類」検査にて、
末梢血液白血球数  7,700/μl
白血球3分類  リンパ球  3,100/μl
          単核球     600/μl
          顆粒球   4,000/μl

白血球数1.3万以下でしたので、ウイルス感染症ですよ。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、繰り上げ100%ウイルス性上気道炎ですよ。

お薬手帳を拝見して驚きでした。
昨年の6月以降の記載を書いてみます。
小児科・耳鼻咽喉科・皮膚科で7医療機関を受診されていました。

2012年
6月
メイアクト 4日分
バナン   5日分
7月
クラビット点眼液
9月
ジスロマック 3日分
10月
メイアクト  4日分
11月
バナン    4日分

そうして、次、驚愕の投薬。
さすがに、お母さんは服用させなかったとの事でした。
ジスロマック 3日分
シングレア  7日分
アスベリン・ビソルボン・ムコダイン 3日分
フスコデ    3日分
ジルテック   3日分
ホクナリンテープ
オゼックス点眼液

ジスロマック 3日分
12月
オゼックス  3日分
2013年
1月
メイアクト  3日分
オゼックス 3日分
そして、急性中耳炎による耳痛を訴え、当院受診となりました。

耳鼻咽喉科感染症ビッグドクターは言うていました。
「オゼックスは、耐性肺炎球菌・インフルエンザ菌に著効し、ほぼ再発もなく、菌消失率ほぼ100%です」と。

現実の急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、繰り返し発症しますし、肺炎球菌・インフルエンザ菌も、繰り返すウイルス呼吸器感染症とともに分離検出されます。

分離菌と起炎菌を明確に区別しない診療では、患者さんが可哀想ではないですか。
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by hanahanak2 | 2013-01-21 21:02 | お薬手帳 | Comments(0)

急性中耳炎 症例296

四国徳島からです。

「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上です。

急性中耳炎には急性副鼻腔炎の合併が、繰り上げ100%です。

20歳代の患者さん。
「右耳痛」の訴えで来院されました。

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①右鼓膜は高度に膨隆。
②両中鼻道には粘膿性鼻汁、大量でした。
急性中耳炎・急性副鼻腔炎でした。

繰り上げ100%、抗菌薬不要のウイルス性急性中耳炎・急性副鼻腔炎と思いますが、
「白血球数とその分類」検査で確かめ患者さんに説明するのです。

末梢血液白血球数  11,900/μl H
白血球3分類   リンパ球  3,400/μl H
           単核球     800/μl
           顆粒球   7,700/μl

顆粒球(ほぼ好中球)1万以下は、ウイルス感染症。

鼻汁細菌培養同定検査をすれば、肺炎球菌・インフルエンザ菌を検出するはずです。
鼻汁ウイルス検査をすれば、何かのウイルスも検出するはずです。

検出された検出微生物を起炎微生物と判断するためには、
「白血球数とその分類」検査が大きな役割を担っております。

耐性菌の増加を防ぐ為に、不要な抗菌薬は使わないようにと言いつつ、

肺炎球菌・インフルエンザ菌を検出するから、

肺炎球菌・インフルエンザ菌は起炎菌だと断定する「ガイドライン」。

「常識は非常識」の1例です。
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by hanahanak2 | 2013-01-20 22:58 | 急性中耳炎 | Comments(0)

昨日の「記事から」に関連して

四国徳島からです。

「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

昨日の「記事から」に関連して書いてみます。

1月10日に書き込みした赤ちゃん。
両側の耳漏で初診来院されました。
肺炎球菌・インフルエンザ菌の耐性菌にも高い効果が予想されるオラペネム・オゼックスの投薬を受けていました。
しかし、治っていません。
鼓膜切開・チューブ挿入術も受けていました。
当然、チューブは脱落していました。

1月5日初診時、「白血球数とその分類」検査、
末梢血液白血球数 14,600/μl H
白血球3分類  リンパ球  6,300/μl H
        単核球  1,600/μl H 
        顆粒球  6,700/μl

1月7日鼻汁細菌培養同定検査
肺炎球菌・インフルエンザ菌を検出。
検出・分離、ですよ。
検出菌であって、即、起炎菌と断定するのはフライング。

1月8日、体調最悪になり、食欲不振のピーク
末梢血液白血球数  21,000/μl H
白血球3分類  リンパ球  8,500/μl H
        単核球   3,000/μl H
        顆粒球   9,500/μl H

1月11日には、
末梢血液白血球数 15,600/μl H
白血球3分類  リンパ球  7,700/μl H
        単核球   1,800/μl H
        顆粒球   6,100/μl H

白血球数が
2万以上と非常な高値であっても、1万以上であっても、
リンパ球3千以上であれば、ウイルス感染症ですよ。

こんな場合には、炎症反応CRPも上昇しているはずです。

8日の最悪状態は脱しましたが、耳漏は続いています。
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週単位で罹患するウイルス性急性上下気道感染症が間遠にならなければ、治癒状態に至ることは困難と思います。
暖かい季節の訪れが待ち遠しです。

本日の診察時、止まっていた咳が、出現していました。

細菌感染症かウイルス感染症の判断には、
「白血球数」ではなく、
「炎症反応(CRP)」でもないと思います。

多種類発売されている迅速検査に頼る診断も?です。
インフルエンザ迅速検査、陰性だから、抗菌薬投与、
溶連菌迅速検査、陽性だから、抗菌薬投与と、迅速検査万能深慮に陥りますよ。
溶連菌感染症を発症していない患者さんにも陽性反応を呈する事が多発する事実があることを前提に実施する必要があります。

感染症の診断検査のスタートは、
「白血球数とその分類」検査と思います。

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「スーパー糖質制限食」実施中。
本日昼食開始後60分血糖値:113mg/dl。

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by hanahanak2 | 2013-01-16 23:16 | 白血球 | Comments(0)

感染症、耐性菌を防ぐ。

四国徳島からです。

「抗菌薬の適正使用」の一助になればと思い、当ブログを続けています。
当院では使用基準(暫定)を設けて対処しています。
顆粒球1万以上、リンパ球3千以下、白血球1.3万以上、です。

読売新聞、医療ルネサンス、シリーズ感染症、耐性菌を防ぐ、から。

小児の感染症では、小児科・耳鼻咽喉科へ受診する機会が多いと思います。
そのほとんどは、ウイルス感染症です。

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どうしても、気になります。

①ウイルス感染症には抗菌薬を使わない。
②重症細菌感染症には、抗菌薬を使う。
感染症診療の総論では、その通りと思います。

しかし、各論になりますと。
白血球数と炎症反応(CRP)が高値の場合、
それをもって、細菌感染症の状態と判断するのは、フライング。
ウイルス感染症の場合、その2つの値は、バラバラです。
CRP値に振り回されている印象です。
CRP値は参考程度にするべきと思いますよ。
CRP値は、ウイルス感染症でも細菌感染症でも上昇しますよ。

ウイルス性か細菌感染かの鑑別には、
問診・視診・触診・聴診と「白血球数とその分類」検査とを組み合わせることで、おおよそ可能と思いますよ。

上記の、私なりの抗菌薬使用基準(暫定)で判定してみて下さい。

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「スーパー糖質制限食」実行中。
本日昼食開始後80分血糖値:122mg/dl。
主食を抜いて、豆腐に置き換えると、支度が非常に楽になります。

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by hanahanak2 | 2013-01-15 23:07 | 記事から | Comments(0)