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朝晩鼻をかみ続けます

四国徳島からです。

鼻腔・副鼻腔の2大症状(鼻閉・鼻汁)、
治療しても成果が上がらない、無治療で様子を見ても改善しない場合には、
外科的処置をお勧めします。


中学生の患者さん。
5歳ぐらいから耳鼻咽喉科へ通院続けていました。

昨年2月当院初診。
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①左右とも鼻道が非常に狭い
粘性鼻汁も多い

患者さんはかなり恐がりなタイプだったので、右下鼻甲介だけの超音波凝固をやって、経過をみていました。

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6月現在の状態です。
強い不具合は、左中鼻甲介肥大でした。

左中鼻甲介切除(マイクロデブリッダー使用)+左下鼻甲介超音波凝固切除を説明し予定した所です。

患者さん本人も、鼻汁鼻閉生活からの脱出のためには、「しゃあない」との雰囲気でした。

ご期待下さい。
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by hanahanak2 | 2012-06-30 11:54 | アレルギー性鼻炎 | Comments(0)

急性副鼻腔炎

四国徳島からです。

当ブログでは、急性中耳炎・急性副鼻腔炎等の耳鼻咽喉科感染症について、抗菌薬(抗生物質)の適切な使用方法を探っております。

9歳の患者さん。
「健診で難聴の疑いと報告がありました」との事で受診されました。

外耳道・鼓膜には著変無し。
聴力検査でも正常範囲。

しかし、
肉眼での視診で「大量鼻汁」
鼻汁が多いのは日常的との事。

詳しい観察、
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大量の粘膿性鼻汁
そして、
最近、注目している鼻汁細菌培養ですが、
数日後の結果報告、
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中耳炎・副鼻腔炎の急性期・増悪期の特徴がでてました。
学会等で叫ばれている「肺炎球菌・インフルエンザ菌」の内の、肺炎球菌が検出されていました。

肺炎球菌が検出されても、急性副鼻腔炎は代表的なウイルス性上気道感染症と考えないと理屈が通りません。

抗菌薬無しでの対症療法開始、2週間後、
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ビックリの改善でした。

良好な状態になる事が分かりましたので、
ウイルス性急性上気道炎の場合の対処法のヒントがお母さんにご理解いただけたと思うものです。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎で肺炎球菌・インフルエンザ菌が検出されるから抗菌薬投与はNGですよ。

血液中・髄液中から検出された場合は、それが即病原菌となります。

当たり前。

抗菌薬を使わずとも消えていく「肺炎球菌・インフルエンザ菌」に対して、何故抗菌薬が必要なのかの学会説明が欲しいです。
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by hanahanak2 | 2012-06-28 10:38 | 細菌培養同定検査 | Comments(0)

安易な服用に注意しましょう

四国徳島からです。

道具は使いよう。
「薬も使い方」を慎重に。


新聞記事からです。

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重症皮膚関連障害でこんだけ、恐いです。

報告されていない方達もいるはずです。

後遺症も残るはずで、日常生活に多大な支障を来しているはずです。

アナフィラキシーショックもあるはずです。

肝障害・腎障害、桁違いに多いはずです。

耳鼻咽喉科でも、

急性中耳炎・急性副鼻腔炎と診断しては、抗菌薬(抗生物質)を重症度に応じて使うよう推奨しています。

ウイルス感染症に、
何で、
抗菌薬が必要なんですか。

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by hanahanak2 | 2012-06-26 09:30 | 記事から | Comments(0)

こんな発表がありました。

四国徳島からです。

肺炎球菌・インフルエンザ菌が検出される(された)から、抗菌薬投与。
根拠に乏しいです。
溶連菌迅速検査で陽性、だから抗菌薬投与も慎重にしなければと思います。


ある学会での発表の要約です。
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①急性呼吸器感染症の患者さんに溶連菌迅速検査をやると、22.6%の割合で陽性になりました。

②鼻水・咳・痰等の風邪症状にも溶連菌検査をやり、陽性なら抗菌薬療法を徹底的にやりましょう。


ちょっと言い過ぎたと演者の先生は後悔しているんじゃないかと思います。

溶連菌陽性の場合でも、

白血球数とその分類」検査をやり、

顆粒球1万以上、リンパ球3千以下を確認した上で、症状・局所所見も考え合わせ、

抗菌薬を使うのが正しいと思います。
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by hanahanak2 | 2012-06-25 15:43 | 溶連菌感染症 | Comments(0)

溶連菌迅速検査は陽性でしたが・・・・・。

四国徳島からです。

溶連菌迅速検査は、時にやっています。
「白血球数とその分類」を重視しているためです。


この2つの検査が合わない結果が出ました。

30歳代の患者さん。

受診前日からの咽頭痛と38.5度の発熱で来院されました。
診察時は36.7度。
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咽頭後壁と両側口蓋扁桃に多量の白苔

「膿」を認めたら細菌感染と決めつけるのはフライング

白血球数とその分類
末梢血液白血球数   11,700/μl H
白血球3分類   リンパ球  2.800/μl
           単核球   1,000/μl H
           顆粒球   7,900/μl

顆粒球1万以下はウイルス感染症。

いつもはやらない溶連菌迅速検査をやりました。
陽性、でした。

溶連菌陽性だから抗菌薬投与は、フライング

ウイルス性上気道炎を発症した場合に、肺炎球菌・インフルエンザ菌が増加することはどなたも認めています。

私も増加している事は分かっています。増加していますが暴動はありませんと思っています。

この場合も、溶連菌は増加して迅速検査で検出されてしまったと思うのです。

咽頭の細菌培養同定検査を提出しました。

最も重視すべきは「白血球数とその分類」検査と思います。

従って、抗菌薬無しでのスタート、でした。

溶連菌迅速検査陽性は、溶連菌を検出しましたということですよ。
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by hanahanak2 | 2012-06-24 16:33 | 溶連菌感染症 | Comments(0)

大量鼻汁時には細菌増量します。

四国徳島からです。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎と診断し、肺炎球菌・インフルエンザ菌が検出される(された)から、抗菌薬療法を推奨するのは、根拠に乏しいと思います。
この理屈を通すと、ウイルス性上下気道感染症には、ほとんど全ての患者さんに抗菌薬を使うことになってしまいます。


10歳代の患者さん。
鼻汁鼻閉での来院。
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急性副鼻腔炎です。
経験からウイルス性急性副鼻腔炎と私は診断します。

1週間後、大量膿性鼻汁はピークになりました。
鼻汁細菌培養同定検査提出しましたところ、
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学会で強調されているインフルエンザ菌を検出しました。
細菌の暴動の気配は有りません。
抗菌薬は不要です。

初診から2週間後、
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膿性鼻汁は鎮静化しました。

私が提示しているのは1例報告です。

しかし、
毎日365日、細菌性急性副鼻腔炎と診断せざるを得ない症例は無いですよ。

記憶に無いですよ。
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by hanahanak2 | 2012-06-23 20:42 | 急性副鼻腔炎 | Comments(0)

下鼻甲介超音波凝固の効果がイマイチ

四国徳島からです。

鼻中隔彎曲の高度な患者さんには、鼻中隔矯正術
満足いただけると思います。


2010年8月22日に書き込みした20歳代の患者さん。
次第に鼻閉が強くなり、SOS発信。

本年4月下旬、鼻中隔矯正術。
過換気症候群」の軽い発作を耐えていただき、鼻中隔矯正術だけ。
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最も強く突出していた骨です。

そして2ヶ月後、
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「今日が一番通っています」という状態です。

確かに。

完成間近です。

中鼻甲介切除と下鼻甲介後端凝固切除で完成する予定です。

鼻中隔矯正術をやり遂げられますと、鼻甲介の手術のストレスは格段に小さいです。

「鼻閉」でお悩みの方は、鼻中隔の観察をお願いしてみて下さい。
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by hanahanak2 | 2012-06-22 15:36 | 鼻中隔弯曲症 | Comments(0)

スッキリしました

四国徳島からです。

鼻腔・副鼻腔手術を行っておりますが、やれば治るという分けにはならないのが辛いところです。
イメージ通りに上手に出来ないと成果が上がらないんです。
耳鼻科の手術は1回で治らんと批判を受けますが、解剖学的な特徴が影響もしていますのでご了承下さい。
2回3回と出来ますので、やればキレイになるはずです。


4月19日書き込みした60歳代の患者さん。

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右上顎洞からの大量膿性鼻汁を、数回/年、繰り返していました。

6月中旬、内視鏡下副鼻腔手術(右上顎洞・篩骨胞・前頭洞)。
上顎洞内には泥状固形物があり除去できました。真菌かもとは思いましたが病理検査は止めました。

術後1週間、
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術後のポリープ状変化もなく最速の治癒状況でした。

手術翌日には、ブツブツ不満を述べられておられましたが、

今日は、快適です、とのお言葉をいただきました。

当患者さんは、20年前当院初診でした。

その前より、繰り返す急性副鼻腔炎でした。

手術が上手く行くと、これにて耳鼻咽喉科とはオサラバです。
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by hanahanak2 | 2012-06-21 11:59 | 内視鏡下副鼻腔手術 | Comments(0)

イビキ、まだちょっとしているみたい。

四国徳島からです。

「m3」というサイトの医師専用掲示板に、医師自身、その家族の鼻腔・副鼻腔症状が長期に治らないのはどうして?良い治療はないかと悲痛な叫びを寄せております。
鼻中隔矯正術・内視鏡下副鼻腔手術をやったのにと、ひどい症状を訴えておられます。

60歳代の患者さん。
4月7日に書き込みした患者さん。
2010年8月、右内視鏡下副鼻腔手術(上顎洞)
今年3月鼻中隔矯正術、やりました。

患者さんから「OK」との返事をいただきましたが、

「先生、まだおかしい」とのコメント。

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上顎洞開窓部
気にはなっていました部位、
上顎洞から膿性鼻汁が湧き出ておりました。
上顎洞内に病的な粘膜が残っています。

6月上旬再度右内視鏡下副鼻腔手術(上顎洞・篩骨胞・前頭洞)。
2週間後、
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上顎洞とその他の洞からの鼻汁涌出は認められません。

治療しても思うような成果を得られない場合には手術を考えましょう。

手術を受けてもイマイチな場合には、明らかな不具合な点が残っていることが多いです。

繰り返し、修正を加えれば正常に近づくと思います。

やらないと、そのままです。

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by hanahanak2 | 2012-06-20 18:36 | 内視鏡下副鼻腔手術 | Comments(0)

肺炎

四国徳島からです。

耳鼻咽喉科領域の感染症では、日常で診断治療そして経過観察し、抗菌薬使用の適否を判断出来ますが、専門外ではどんなんかなと興味があり、感染症の症例提示に注目しています。

医師会雑誌より、
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1週間続く高熱。

白血球数10,900/μl H
好中球80%→好中球8,700/μl
CRP2.3mg/dl H

いつもの私の調子で、好中球1万以下は抗菌薬不要疾患、だよ。
CRP高値を重要視すると、抗菌薬使用を増やしてしまいます。

肺炎像を認めたので、抗菌薬投与。
肺炎なら許される?
急性中耳炎・急性副鼻腔炎なら抗菌薬投与と同じ診断治療じゃない?

効果が無かった。

氏田先生は、診断に立ち返り体制を整えました。

肺結核の最終診断にたどり着きました。

耳鼻咽喉科では、耐性肺炎球菌・インフルエンザ菌を考慮した抗菌薬療のをステップアップを推奨しています。

予想した抗菌薬療法の効果が無い時点では、起炎微生物の洗い直しが必要と思います。

どちらの診療科でも同じと思います。
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by hanahanak2 | 2012-06-19 21:59 | 抗菌薬使用訓練 | Comments(0)