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急性咽頭炎、昨年も

四国徳島からです。

抗菌薬(抗生物質)を使う使わないの判断に「白血球数とその分類」検査を推奨し実行しています。

20歳代の患者さん。
昨日、書き込みした患者さん。
昨年も「咽頭痛」での受診がありました。
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咽頭後壁に白苔。
鼻中隔彎曲。
そして、「白血球数とその分類」では、
末梢血液白血球数  6,500/μl
白血球3分類   リンパ球   600/μl L
           単核球    200/μl L
           顆粒球  5,700/μl

顆粒球も白血球数も1万以下でした。

従って、膿状の白苔が出来た場合、
これをもって、
細菌感染症と診断してはいけないのです。
白血球数とその分類」検査の上、上記の数値の場合には、
ウイルス性急性咽頭炎と診断してもらいたいのです。

耳鼻咽喉科外来での抗菌薬使用すべき患者さんは、本当に限られた方々になります。

「白血球数とその分類」検査で
①顆粒球1万以上
②リンパ球3千以下
③白血球1.3万以上
この3条件を満たす感染症は、ほんまに少ないはずです。
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by hanahanak2 | 2012-02-17 10:32 | 白血球 | Comments(0)

急性咽頭炎

四国徳島からです。

抗菌薬(抗生物質)の不適切使用に歯止めが掛からない状態を改善する一助として当ブログを発信しています。

20歳代の患者さん。
受診理由は「咽頭痛」。
発熱無し。咳少々。鼻閉はいつも。
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咽頭後壁に大量白苔
最も注目すべきは、右への鼻中隔彎曲
鼻呼吸は健康生活の基本中の基本です。
細菌感染か否かの確認を要します。
「白血球数とその分類」検査です。
末梢血液白血球数  18,200/μl H
白血球3分類  リンパ球   2,100/μl
           単核球      900/μl H
           顆粒球   15,200/μl H
   

①顆粒球1万以上
②リンパ球3千以下
③白血球数1.3万以上
咽頭での急性炎症では、上記3項目を満たせば、抗菌薬を使うようにしています。
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by hanahanak2 | 2012-02-16 09:16 | 抗菌薬(抗生物質)使用患者さん | Comments(0)

細菌性急性咽頭炎

四国徳島からです。

抗菌薬(抗生物質)を使うか否かは、問診視診では無理と思います。
白血球数とその分類」検査で高い確率で分かります。


30歳代の患者さん。
来院理由は「咽頭痛」でした。
発熱無し。咳無し。鼻汁無し。
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鼻汁増多無し。
咽頭後壁に白苔が認められました。
ファイバースコープ検査でないと分からない病変です。
診断は迷うこと無しの「急性咽頭炎」でした。
これで抗菌薬を出してはダメ。
ウイルス感染性の場合があります。
白血球数とその分類
末梢血液白血球数  15,600/μl H
白血球3分類   リンパ球  2,400/μl
           単核球   1,000/μl H
           顆粒球  12,200/μl H

①顆粒球1万以上
②リンパ球3千以下
③白血球1.5万以上
この結果で、細菌性急性咽頭炎と診断すべきです。
この手順を踏んで、抗菌薬を出すべきと思います。
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by hanahanak2 | 2012-02-15 21:41 | 抗菌薬(抗生物質)使用患者さん | Comments(0)

RSウイルス陽性急性副鼻腔炎

四国徳島からです。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎はウイルス感染症です。
患者さんの症状・局所所見の経過を観察していると「なるほど」。
「白血球数とその分類」検査で「なるほど」。
時々の、RSウイルス迅速検査で「なるほど」。


56歳の患者さん。
発熱無し、
咳、痰、鼻閉、鼻汁多く苦しいとの事で受診。
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大量膿性鼻汁を認めます。
膿性鼻汁であってもウイルス感染症なんです。

白血球数とその分類。
末梢血液白血球数  10,300/μl H
白血球3分類   リンパ球  2,200/μl
           単核球   1,100/μl H
           顆粒球   7,000/μl H

そして、
RSウイルス迅速検査、陽性

こうして、1例1例取り上げて行くと、
細菌性急性中耳炎・急性副鼻腔炎は「何処へ行ったら出会う事が出来るんでしょう」状態です。
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by hanahanak2 | 2012-02-14 12:29 | 白血球 | Comments(0)

これで?RSウイルス迅速検査陽性?

四国徳島からです。

RSウイルス感染症の診断には、迅速検査の結果が大きな比重を占めています。
保険請求出来ないので、風邪症状を呈する一日お一人限定で実施していますが、その陽性率は驚くほどの高さです。


62歳の患者さん。
発熱無し、水様性鼻汁、鼻閉ぐらいの症状でした。
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粘性鼻汁が中等度、ぐらいの状態。
これからピークへ変化するのかも分かりません。

確信を持てない状態で、RSウイルス迅速検査を実施したところ、
陽性、でした。

RSウイルス感染症の蔓延状態が想像されます。
急性副鼻腔炎に対してはやはりウイルス感染を考慮した診療が大切と思います。

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by hanahanak2 | 2012-02-13 21:38 | 急性副鼻腔炎 | Comments(0)

急性咽頭炎

四国徳島からです。

耳鼻咽喉科では、急性中耳炎・急性副鼻腔炎以外に、急性咽頭炎・扁桃炎を呈する患者さんも来られます。
これには細菌感染症とウイルス感染症が半々ぐらい、判定微妙な場合も頻回に遭遇します。


例えば、61歳の患者さん。
受診2日前に38度の発熱、インフルエンザ検査では陰性、声がれ来たし受診されました。

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①鼻腔、異常所見無し。こんなに美しい鼻腔はそんなに見られません。
②咽頭後壁に白苔が厚く。
③喉頭全体に腫れ中等度、声帯縁は不整軽度。
ここまでで、急性咽頭炎喉頭炎。

末梢血液白血球数  11,100/μl H
白血球3分類   リンパ球  3,200/μl 
           単核球   1,000/μl H
           顆粒球   6,900/μl H

ウイルス性急性咽頭炎喉頭炎、でした。

化膿巣は細菌暴動の拠点と決めつけることは不正解。
「白血球数とその分類」で判定することが重要と思います。
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by hanahanak2 | 2012-02-11 21:15 | 白血球 | Comments(0)

小児急性中耳炎診療ガイドライン その2

四国徳島からです。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎はウイルス感染症か否か、日々考えながら診療をしています。
どう考えても、私にはウイルス感染症であるとしか思えないのです。


2月8日にも書き込みしました、「小児急性中耳炎診療ガイドライン」。
ありふれた小児急性中耳炎では、重症度スコアを取るとたいがい中等度(6~12点)または重症ですよ。
急性上気道感染症である急性中耳炎に対してウイルス感染症を切り捨てた診療ガイドラインではと思います


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抗菌薬(抗生物質)が効果無しの時には、一度立ち止まって考え直してください。

繰り返す度に「繰り返し抗菌薬療法」はどう考えても、可哀想です。
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by hanahanak2 | 2012-02-10 22:20 | 記事から | Comments(0)

急性中耳炎 症例264

四国徳島からです。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は代表的な急性上気道ウイルス感染症ですと思います。
細菌検査で陽性に出るから細菌感染症と診断するのは根拠ないですよ。


3歳の子供さん。
受診前日「耳が痛い」で来院されました。
発熱は無し、鼓膜軽度の発赤・膨隆認めました。
小児急性中耳炎ガイドラインでは中等度に該当します。
抗菌薬(抗生物質)常用量経口投与から始まりです。
抗菌薬使用誘導のガイドラインですか?

末梢血液白血球数  14,900/μl H
白血球3分類   リンパ球  6,900/μl H
           単核球   2,800/μl H
           顆粒球   5,200/μl

「白血球数とその分類」検査で自信を持って、ウイルス性急性中耳炎と診断出来、抗菌薬を使わない診療を実施することが極めて容易に出来るんです。

当ブログを参考に是非、お試し下さい。
健康生活は「これでもか抗菌薬」では得られません

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by hanahanak2 | 2012-02-09 19:14 | 白血球 | Comments(0)

小児急性中耳炎診療ガイドライン

四国徳島からです。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は急性上下気道感染症の大枠内の疾患と言うことには異論は誰も唱えないはずです。
そして、ほとんどはウイルス感染症であることにも賛同されています。
所が、各論になると逆走が始まるのです。


日本耳鼻咽喉科学会でも、耐性菌を増やさないために効率的な方法として「耐性菌を考慮した」「重症度に準じた」ガイドラインを発表しています。

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例えば、3歳未満の子供さんで鼓膜発赤・膨隆を認めたら、軽度でも合計スコアは9点になります。
最初から耐性菌を考慮した抗菌薬を使って下さい、です。
改善が無ければ、細菌検査の結果を考慮して、抗菌薬療法を続けて下さい。です。
それでも改善しない場合は、高用量の抗菌薬を使って下さい。です。
それでも改善しない場合は、細菌検査の結果により抗菌薬を選択し続けて下さい。です。
それでも改善しない場合は、・・・・・・・・・
「どこまでも抗菌薬療法」いつまで続けるんですか?
治るまで?
体力が続くかぎり?
また、3歳以上でも、鼓膜発赤膨隆で急性中耳炎と判定されれば、中等度急性中耳炎になり、抗菌薬療法が推奨されています。

そのほとんどの起炎微生物がウイルスである急性中耳炎・急性副鼻腔炎に対して、
ウイルス感染を考慮せず、
年齢が低いほど抗菌薬、診断に迷わない程度の急性中耳炎には抗菌薬を推奨。

患者さんが可哀想です。
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by hanahanak2 | 2012-02-08 13:01 | 記事から | Comments(0)

急性咽頭炎での咽頭痛ですが、その他にも色々。

四国徳島からです。

急性咽頭炎も注意しないとウイルス感染症の場合が多いと思います。
白血球数とその分類」で細菌性かウイルス性かを可能な限り区別する必要があります。
溶連菌迅速検査では、常在溶連菌を拾って来る可能性があるそうです。


23歳の患者さん。
咽頭痛と痰の訴えで来院されました。
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可哀想なほどに、多種の不具合を認めました。
①受診目的のノドは、咽頭後壁に白苔がびっしりと認めました。咽頭痛・痰の原因です。これだけで細菌感染症と断定するのは止めて下さい。
②鼻中隔が右へ鋭角的に突出していました。強い鼻閉が想像出来ます。
③上から目線の口蓋扁桃は突出強く、高度な扁桃肥大が伺われます。
④鼓膜には乳幼児期の急性中耳炎との戦いの痕跡、ポケットが見られます。

将来を見越したアドバイス、
①鼻中隔矯正術
②口蓋扁桃摘出術。
高度なイビキ・睡眠時無呼吸を解決しないと快適健康生活は得られないと思います

そして、白血球数とその分類、
末梢血液白血球数 8,200/μl
咽頭後壁にハッキリと白苔が有るに関わらす白血球数が正常、
ウイルス性急性咽頭炎、です。
つまり、
抗菌薬(抗生物質)は不必要なんです。
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by hanahanak2 | 2012-02-07 17:06 | 白血球 | Comments(0)