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急性中耳炎 症例263

四国徳島からです。

鼓膜膨隆、つまり急性中耳炎だから抗菌薬(抗生物質)投与、
膿性鼻汁を認めた、だから急性副鼻腔炎だから抗菌薬投与、
乱暴極まりない診療と思いますが如何でしょうか。


37歳の患者さん。
受診日早朝数時間左耳の痛みが続き、その後耳閉感が治りません、との訴えで来院されました。

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左鼓膜軽度膨隆、診断は急性中耳炎
左鼻腔に粘膿性鼻汁、診断は急性副鼻腔炎
左鼻腔、右に比べて非常に狭い、診断は鼻中隔弯曲症
当患者さんの最大の問題点は、鼻中隔弯曲症と思います。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は代表的なウイルス感染症です。
学会の皆さんが、抗菌薬が効かない効かないとおっしゃるはずです。
ウイルスに抗菌薬は効きません

白血球数とその分類」検査が重要です。
すると、
末梢血液白血球数 8,300/μl
白血球3分類   リンパ球  4,200/μl H
           単核球   1,000/μl H
           顆粒球   3,100/μl

この数値を見て、
通常、
抗菌薬を出される先生方は皆無

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by hanahanak2 | 2012-01-31 09:36 | 白血球 | Comments(0)

急性中耳炎 症例262

四国徳島からです。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は代表的なウイルス感染症であり、
抗菌薬(抗生物質)は必要ないことを訴え続けています。


6歳の患者さん。
受診1週間前にインフルエンザの診断あり療養していました。
受診当日、右耳痛来たしました。

末梢血液白血球数  12,700/μl H
白血球3分類   リンパ球  4,500/μl H
           単核球   1,300/μl H
           顆粒球   6,900/μl H

そして、RSウイルス迅速検査、陽性でした。

白血球数とその分類から細菌感染症は否定できます。
インフルエンザウイルスとRSウイルスの両者合併ウイルス感染症と診断するのが自然です。


局所所見、
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急性中耳炎・急性副鼻腔炎でした。
耐性菌を考慮した診療は止めて、ウイルス感染を考慮した診療を致しましょう。
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by hanahanak2 | 2012-01-30 12:49 | 白血球 | Comments(0)

急性中耳炎 症例261

四国徳島からです。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎、そして咳痰。
風邪症状は、ウイルス感染症でのスタートをお勧めします。
これでもか・どこまでも抗菌薬(抗生物質)療法は止めましょう。
患者さんが可哀想です。


14歳の患者さん。

RSウイルス迅速検査、陽性でした。

末梢血液白血球数  13,700/μl H
リンパ球   3,500/μl H
単核球   1,200/μl H
顆粒球   9,000/μl H

この数値はウイルス感染症のパターンです。
顆粒球(ほぼ好中球)、1万以下です。

ですから、
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この画像、この急性中耳炎・急性副鼻腔炎は、
RSウイルス性急性中耳炎・急性副鼻腔炎、です。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎には抗菌薬は使わないのが正解です。
耳鼻咽喉科関連の講演会で質問してみましても、細菌感染、抗菌薬療法です。
あぁ-あ
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by hanahanak2 | 2012-01-29 16:28 | 白血球 | Comments(0)

鼻中隔矯正術を勧めました。

四国徳島からです。

鼻腔・副鼻腔症状で悩んでいる方、あきらめている方、本当に多いです。
きちんとコントロール出来ない場合には手術を選択した場合が賢明と思います


例えば、
39歳の患者さん。
長年、左右交代性の鼻閉で悩んでいるとの事で来院されました。
治療はやっても効果が無いので現在は通院していないと申していました。

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右への山脈状の高度突出、右への中等度彎曲、左への部分的突出が分かるでしょう。
この部位を是正してあげると劇的改善が予想出来ます。

外来日帰り局所麻酔下に行っています。
最も身体に負担を掛けない方法と思います。
術後抗菌薬は1回の内服のみです。

治らなくて悩んでいる鼻腔副鼻腔症状をお持ちの方、
是非、ご相談下さい。

長い人生、快適な生活を送って欲しいものです。
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by hanahanak2 | 2012-01-28 21:41 | 鼻中隔弯曲症 | Comments(0)

小児急性中耳炎診療ガイドライン

四国徳島からです。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎、そのほとんどはウイルス感染で発症します。
経過の途中で原因ウイルスは体外に出ていきます。
炎症産物である膿を自分の力で処理をして終息すると思います。
膿には大量の細菌が検出されますが暴動を起こしているとは思いません。
「白血球数とその分類」検査で、そんな風に思います。


日本耳鼻咽喉科学会会報2008
「小児急性中耳炎診療ガイドライン」から抜粋。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ガイドライン作成の背景

①急性中耳炎は、高頻度に小児が罹患する代表的な上気道炎で、生後1歳までに
62%、生後3歳までに83%が少なくとも1回は罹患する。
②1方、近年の薬剤耐性菌の増加は顕著なものがあり、最近のわが国の調査では、急性中耳炎の起炎菌である肺炎球菌やインフルエンザ菌の約60-80%が耐性を獲得している。
③このように小児急性中耳炎は頻度が高く、しかも重症化しやすくなってきている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
こんな文言で始まり、重症度に応じた抗菌薬療法を推奨しております。

何か変でしょう。
①急性上気道炎は、世界の誰もがウイルス感染症と思っているはずです。
②代表的なウイルス感染性上気道炎である急性中耳炎の起炎微生物がどこで起炎菌という細菌になったのか、私には理解出来ません。
そして、ウイルス感染症に「これでもか」「どこまでも」と抗菌薬を使うと、当然、細菌は耐性化します。抗菌薬が必要な急性呼吸器感染症、それは想像を絶する程に少ないと思います。
③昔(私の記憶している30年前)には慢性化した急性中耳炎で毎月の如く基幹病院へ手術をお願いしていましたが、この20年は年に1~2人と思います。子どもさんの人口減もあるかと思いますが、重症でも反復しても急性中耳炎はなんとなく治っていっていると私は思います。

肩の力を抜いて、リラックスして対応してはどうでしょう。
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by hanahanak2 | 2012-01-27 14:50 | 記事から | Comments(0)

急性扁桃炎

四国徳島からです。

急性扁桃炎もありふれた疾患ですが、
急性扁桃炎、即、細菌性とは言いかねます。
抗菌薬(抗生物質)使う前には「白血球数とその分類」を是非。


33歳の患者さん。
受診理由は咽頭痛・38度の発熱。
額帯鏡下で急性扁桃炎。

白血球数とその分類、
末梢血液白血球数  17,500/μl H
白血球3分類   リンパ球   2,300/μl
           単核球    1,200/μl
           顆粒球   14,000/μl H

①顆粒球(ほぼ好中球)、1万以上、
②リンパ球、3千以下、2千以下ではないですが、
③白血球数、1.3万以上、

抗菌薬を使う症例でした。
そして、次回受診時に、経過を確認する(48時間での非常な改善)とより確定度が高くなります。

急性扁桃炎にもウイルス性感染症の場合が多いので、即、抗菌薬投与には慎重を要します。
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by hanahanak2 | 2012-01-26 16:51 | 抗菌薬(抗生物質)使用患者さん | Comments(0)

鼻閉が無くなりました。

四国徳島からです。

鼻中隔彎曲の高度な方は、鼻中隔矯正術をやりますと、驚きの鼻閉改善を獲得出来ます。
生涯の医療費も格段に少なくなると思います。
もちろん、日常生活の快適さも、実感していただけます。


56歳の患者さん。
来院理由:いつも鼻閉、いつも痰(後鼻漏)、いつも咳払い。
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①鼻中隔は特に後方で左へ鋭く突出。通行止めに近い状態。
②後鼻漏中等度。
③外耳道鼓膜に細かい傷が沢山。
今月上旬に、鼻中隔矯正術+両下鼻甲介超音波凝固術
摘出した突出部の骨、
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お分かりと思います。
巧く外せますと、
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後方の交通の要所は広くなり渋滞解消いたします。
術後3週間の状態です。
後鼻漏の増悪が認められますが、症状は一気に激減し喜びの言葉が受診の度に自然に出るようです。

鼻呼吸は日常生活の基本中の基本です。
生涯、鼻詰まりの人生は止めにしましょう。

局所麻酔下日帰り手術が可能です。
術後止血タンポンは翌日抜きますので非常に楽です。
術後抗菌薬(抗生物質)の使用は1回内服のみです。

ご相談下さい。
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by hanahanak2 | 2012-01-25 17:37 | 鼻中隔弯曲症 | Comments(0)

これからが問題なんですが。

四国徳島からです。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎では、鼻汁・耳漏から肺炎球菌等の細菌が検出されます。
それを根拠に細菌感染症と診断し抗菌薬(抗生物質)を投与しています。
将来のある子ども達に、元気でいて欲しい高齢者の方々に、こんなんで良いんでしょうか。


37歳の患者さん。
「鼻閉は年中、しかし最近はそれがひどくなって声も嗄れてきました」との事で受診されました。
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左大量膿性後鼻漏を認めました。
下鼻甲介・中鼻甲介は中等度肥大を認めました。
急性副鼻腔炎ですので、ウイルス感染が原因ですよ。
細菌検査で細菌が検出されてもそれは常在菌ですよ。
節目節目の「白血球数とその分類」検査でほぼ明らかです。
抗菌薬不使用で3週間後、
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左右とも下鼻甲介・中鼻甲介の肥大は中等度~高度でしたが、
膿性後鼻漏はきれいに消失していました。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎は抗菌薬を使わずとも治癒改善するのは抗菌薬は要らないんです。
使っても使わなくても繰り返すのはウイルス感染症の特徴と思います。


当患者さんの最大の問題点は、日常的な鼻閉をどうするかなんです。
すごい鼻声でした。
大きい「いびき」もあると思いますよ
睡眠時無呼吸」もあるとおもいますよ。

快適な生活を獲得する手段はそこに転がっています。

耳鼻咽喉科でご相談下さい。
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by hanahanak2 | 2012-01-24 21:57 | 急性副鼻腔炎 | Comments(0)

風邪症状で受診すると抗生物質をくれる

四国徳島からです。

急性中耳炎・急性副鼻腔炎を含めて、風邪症状に極めて安易に抗菌薬(抗生物質)が使用されています。
この宇宙を飛ぶ時代に、何故、ウイルス感染症か細菌感染症かの区別をした診療が提供できないのか不思議でなりません。


3ヶ月の赤ちゃん。
「風邪症状で近所の医療機関を受診すると何故か抗生物質が何回も出されるんですがそれで良いんでしょうか」と言う事で当院受診されました。
お薬手帳
2011年12月
クラリシッド 3日分+3日分
アシクロビル製剤 3日分 水痘罹患中
アシクロビル製剤 2日分 水痘罹患中
2012年1月
クラリシッド 5日分
メイアクト 3日分
当院受診前夜にも38度発熱あり、咳痰鼻閉鼻汁目やに等増減しながら続いていますとの事でした。

末梢血液白血球数  12,100/μl H
白血球3分類   リンパ球  5,600/μl H
           単核球   1,800/μl H
           顆粒球   4,700/μl

当院受診での診断は、急性中耳炎も認めましたので、ウイルス性急性中耳炎・急性副鼻腔炎となります。
この数値から判断するのですが、全然難しいことはないと思います。
この私が出来ることです。

そして、現在流行中のSRウイルス、陽性でした。
RSウイルス陽性急性中耳炎・急性副鼻腔炎と最終診断されました。

RSウイルスの抗体は母胎からもらっていないので、繰り返し感染し発症し抗体を全速力で製造していると思います。
抗菌薬投与で懸命な作業を妨害しないようにしたいものです。

私はこんな診療をここ10年余り続けています。
自分の風邪症状にも同じ対処をしています。
20年以上抗菌薬のお世話になっておりませんが、ちゃんと生きて仕事をしています。
抗菌薬を服用しなくなって体調が良くなった感じがしています。

是非お試し下さい。
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by hanahanak2 | 2012-01-23 22:02 | 白血球 | Comments(0)

鼓膜炎 症例2 その4

四国徳島からです。

鼓膜のビラン・肉芽といった耳鼻咽喉科では、マイナーな疾患にも力点を置いて診療をしています。

1月8日、書き込みした鼓膜炎再発の患者さん。
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今度は治るまで来て、点検もきちんと来て下さいと確認し治療開始しました。
最近の私の治療方法、フェノール塗布、次いでパルデスローション塗布、最後に創傷被覆材アルゴダーム小片をビラン面に密着留置しました。
出来る限り毎日の来院を指示いたしましたが、最近まで合計3回の来院でした。
しかし、色々起こるもので初診から約10日後、
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驚異の快速改善が起こっていました。
抗真菌剤を中止したのが良かったか?
アルゴダームが適切だったか?
良かった良かった。
患者さんより、私の方の喜びが大きい症例経験でした。
これからの点検作業も重要なんですよ。

耳がかゆい、綿棒をいれて湿る時には、耳鼻咽喉科で診察を受けて下さい。
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by hanahanak2 | 2012-01-22 19:51 | 鼓膜炎 | Comments(0)